いやーペイトリオッツvsチャージャーズのゲームとは違い、こっちは本当に手に汗握る名勝負でした。最終的には、リーグ最多勝利を実現したセインツが「やっぱり勝利」した形なんですが、なかなかドラマチックな展開でした。QBブリーズであっても、綱渡りのような中戦ってるんだなと伝わってくるゲームでした。
最初にゲームの流れを持ってきたのはイーグルス!1Qで2本のタッチダウンを決めた!
立ち上がりの調子が良かったのは挑戦者のイーグルス。テレビの解説でIBMビッグブルーのWR栗原さんが言ってましたが「ドームの中だと本当に何も聞こえない」。そうです。イーグルスは敵地のメルセデス・ベンツ・スーパードームでのゲームで、よくぞ2本もタッチダウンをもぎ取った。QBニック・フォールズは本当にいいQBだと思います。
3本目のタッチダウンを奪われそうなところを、2年目のCBラティモアがインターセプト!チームを救う名プレイ!
イーグルスの勢いはまだ止まらない。三本目のタッチダウンをQBフォールズは奪いにいきます。自陣45yds地点から、敵陣20yds付近に走るTEザック・アーツに向けて、ロングパス!それをCBマショーン・ラティモアが見事にインターセプト!!!このプレイは本当に大きかった!ここでパスが通っていれば、セインツの反撃の刃は届かなったと思います。
2Qでブリーズがタッチダウンを奪い、FG1本を重ねて、14−10と差を詰める
ターンオーバーしたいい流れ。いままでイマイチだったセインツO#が、ラティモアのプレイ以降、息を吹き返したようにノリノリ!QBブリーズは見事TDにつなげます。またその後もFG1本を返します。
3Q、ブリーズのロングドライブ!WRマイケル・トーマスが逆転TDで14−17
セインツO#はいくつかの反則を繰り返し、ロングシチュエーションが重なりました。しかし、その状況でもQBブリーズとWRマイケル・トーマスが、ガンガン1stダウンを奪っていきます。イーグルスD#はDEマイケル・ベネット、DTフレッチャー・コックス、CBマドックスら主要選手らの怪我により、セインツに残り2ydsまで押されます。そこでブリーズはこれでもかという弾丸バレットパスをWRトーマスにネジ込み、セインツが逆転に成功します。
4Q残り2:58。イーグルスが逆転チャンスのラストドライブを開始
その後セインツがFGを追加し14−20の展開。最後残された時間は3分弱。QBニック・フォールズが張り切りました!TEザック・アーツ、WRアルション・ジェフリーらへのパスを通し、敵陣30ydsまで攻め込みます!もうタッチダウン目前です!
4Q残り2:01 WRアルション・ジェフリーが痛恨のキャッチミス!またもCBラティモアが勝負を決するインターセプト!
エンドゾーンまで30yds、エースレシーバーのアルション・ジェフリーが左側でノーマーク。いつものようなパスを投げたところ、、、、まさかのキャッチミス!!
弾道の後ろにいたのは、またもCBマショーン・ラティモア!!落ち着いてインターセプトし、勝負が決定的になりました。
茫然自失のWRアルション・ジェフリー
最後の最後でミスをしてしまったジェフリー。今まで彼は数々のチームの危機を救ってきました。今回も・・・と思ってましたが、神様のいたずらでしょうか。まさかの展開でした。がっくりと力を落としている彼、チームメイトもHCも彼を慰めていました。勝負は時の運です。ギリギリの名ゲームをした彼らに敬意の念を感じます。
NFCチャンピオンシップは、若手QBと若手HCコンビのLAラムズ!
劇的な結末で終わったディビジョナル・ラウンド。次はラムズとの対戦です。QBゴフとQBブリーズ、AFCでもNFCでも同じく、ベテランQBと若手QBの対決となりました。日本でいうと「昭和世代 vs 平成世代」です。実に楽しみですね!次はまた1週間後!スーパーボウルまであと少し!頑張れ〜〜