NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

アメリカで最強の人気を誇るNFL。人間を超越したNFLの名選手や、試合結果・移籍情報などのニュースを熱くレポートします!

【NFL 2023】ディビジョナルラウンド 結果速報①

ディビジョナルラウンドとは、カンファレンスの準決勝のことですね。これで勝利したら、決勝戦のカンファレンスチャンピオンシップに出場が決まる。その後、AFCとNFCの両方のチャンピオンが戦う、スーパーボウルにと進むわけです。

 

あと2回勝てばスーパーボウル出場だ!ディビジョナルラウンドはそんな試合ですね。

 

さて、今回の記事ではまず、2試合を簡単に振り返りましょう。

 

 

AFC Div テキサンズvsレイブンズ

【結果】レイブンズの勝利!

内容はこんな形になりました。前半はテキサンズもレイブンズも鍔迫り合いという印象で全く点が入らない展開。お互いのディフェンスが見どころでしたね。

 

CJストラウドのパス攻撃がテキサンズの長所であり武器だったんですが、レイブンズD#はさすがに強すぎる。CBのハンフリーは欠場しているものの、LBはみなスター揃いで、スピードが段違い。

 

テキサンズはFG3点しか奪えなかったのですが、スペシャルチームがやってくれました。パントリターンでタッチダウンを奪い、前半戦を同点で巻き返しました。

 

しかし、後半が始まってからはレイブンズがしっかり調整してきました。彼らの長所の一つ、ラマー・ジャクソンのQBランをバシバシ決めてきて、テキサンズD#を翻弄。結果、第4Qには17得点を奪い、トリプルスコアの大量リードで、ゲームを決着しました。

 

数字だけみると、レイブンズが圧勝したようですが、特筆したいのはテキサンズのQBストラウドです。彼は素晴らしいと思います。ルーキーで1年目。再建期に入ってるチーム。HCも初年度。という環境の中で地区優勝し、ワイルドカードで勝利。これだけでも十分スター。きっとこれから、次の時代をつくる選手になっていくでしょう。

 

 

NFC Div パッカーズ vs 49ers

【結果】49ersの勝利!

こちら、本当名勝負でしたね。テキサンズvsレイブンズ戦のように、息を呑む展開で、どちらも点が入らない。少しのミスでモメンタムが一気に変わってしまう、そんな緊張感のある空気で、両チーム互いにジリジリした内容でした。

 

前半はパッカーズのラン攻撃がバンバン決まるものの、パスが通らない。レッドゾーンに入るとうまくいかん。FGで6点のみ。

 

ナイナースは雨のせいか、パーディーのパスが溢れる。精細を欠く内容だったと思います。しかも1stQで、WRディーボ・サミュエルがハードヒットを受けてゲームアウト。ディーボとLTウィリアムスのコンビが使えなくなり、攻撃力が落ちます。

 

後半に入ってから。パッカーズが覚醒したかのように15点を得点。これで49ersをリードします。ブロック・パーディはリードしてるゲームだと勝利してますが、されてる展開だと弱い傾向がありました。さぁこのまま決まってしまうか。

 

しかし、ナイナースにはまだまだ武器があります。WRアイユーク、TEキトル、RBマキャフリーなどスター揃い。数々のウエポンを持つナイナースが選んだのは、なんとクリスチャン・コンリー。前回のラムズ戦で6回中3回成功。レギュラーシーズンでターゲットになったのは0回という選手です。

 

この超大事な局面で、まさかのクリスチャン・コンリー。まったくノーマークだったのじゃないでしょうか。そしてそれをしっかりキャッチし17ydsゲインのファーストダウン。これは印象的でしたし、シャナハンらしさがでたプレイコールでした。

 

最後タッチダウンで3点リードで勝利したのですが、途中パッカーズのルーキーキッカーの41ydsキックが外れたことも印象的でした。ほんの少しの風。普段と違う緊張感とアドレナリン。経験値の少ないルーキー。いろんな条件が重なって、50cm左に外れたフィールドゴール。あれが決まっていれば、まだ同点でオーバータイムだったはず。

 

素晴らしいゲーム展開に感動。ドラマチックすぎて感動。パッカーズのQBジョーダン・ラブをバカにしてた自分を反省。すごく良いゲームでした。

パッカーズのRBアーロン・ジョーンズは間違いなくスター選手だし、49ersはすごいオフェンス選手たちだけでなく、D#のフレッド・ワーナーがめちゃくちゃいい仕事してた。とにかくどこをとってもハイレベルでワンスナップ毎に名勝負でした。