「NFLで最強のセーフティは誰か?」という質問に、この選手はいつも候補にあがるでしょう。デビュー以来ずっとハイパフォーマンスを維持し続けていて、プロボウルにもオールプロにも複数回選出されている名選手です。
2022年のブッダ・ベイカー
タックルが111回、インターセプトが2回、パスD#が7回、ファンブルフォースが1回と、素晴らしい活躍でしたね。
2021年のワイルドカード。ラムズと対戦したベイカーは、キャム・エイカーへのタックルで首をやってしまうという、酷い事故が発生してました。ブッダ・ベイカーの選手生命も終わってしまうのか。
後遺症が残ってしまうのか、というほどの大きな心配がありました。しかし彼はこの怪我からも回復して復帰。素晴らしい肉体です。
2022年も足首の怪我など、彼のプレイスタイルから生まれる諸々の怪我で悩まされるシーズンを過ごしてきました。それでも彼が変わらずこの成績を残していくのは、恐怖に打ち勝つ強い心と、厳しい練習に耐えぬく忍耐力。そしてフットボールについて勉強し続ける探究心をもっている証拠です。
結局かれは4年連続でプロボウルにえらばれました。まさしくアリゾナD#の心臓部として機能しています。
しかし、そんな彼ですが、アリゾナからトレードしてほしいと方々にリクエストを出しているそうです。新しい土地で生活がしたいのか。それとも勝利できるQBがいるチームへ移籍し、スーパーボウルの感動を味わいたいのか。それは彼のみぞ知ります。
ワシントン州ベルビュー出身 ワシントン大学卒業
彼の地元はシーホークスが本拠地としているワシントン州です。シアトルではありませんが、ワシントン湖を挟んだ対岸に位置する街で、シーホークスファンしかいないところですね。
大学も地元の名門ワシントン大学を卒業。フレッシュマン(1年生)のころからスターターを勝ち取り、ソフモア(2年生)、ジュニア(3年)と変わらず活躍を続けました。
そして2017年ドラフトにエントリー。彼は2巡36位という好順位にてカーディナルズから指名をうけました。当時はタイラン・マシューというLSU出身の強烈なセーフティーと共存しており、彼からはアグレッシブさを学んでいたことと思います。
ブッダ・ベイカーのSNS
ベイカーは、アメリカ黒人にしては、珍しく和風というか、醤油顔です。生まれたときに、母親が赤ちゃんの顔をみて、
「仏教のお釈迦さまにみえるわーーー。この子の名前は”ブッダ”にしうよう」と名付けたそうです。