日本では、スポーツ選手のセカンドキャリア問題が浮上しています。プロ野球などで契約するもうまくいかずポイ。当然球団はその後は面倒を見ません。あとは自力。ですが高校も勉強そんなにせず、大学進学もしてないので、ビジネス人脈はないわけで、セカンドキャリア形成は非常に苦しいわけです。
さてアメリカでの事例ですが、NFLのあと、WWEやプロレスラーとして活躍した選手が結構いるので、ご紹介します。NFLの話題と違っていて恐縮ですが、どうかお許し下さい。
ではどうぞ。NFLが日本でもっと浸透しますように。
- 1. ザ・ロック(The Rock)デュウェイン・ジョンソン
- 2. ブロック・レスナー(Block Lesnar)
- 3. キング・コビン(King Corbin)
- 4. ローマン・レイン(Roman Reigns)
- 5. スティーブ・マクマイケル ”モンゴ”(Steve McMichael)
- 6. ディーン・ムータディ(Dean Muhtadi)
- 7. ビル・ゴールドバーグ(Goldberg)
- NFL選手じゃないけどシリーズ
- こんな人も出てます。
1. ザ・ロック(The Rock)デュウェイン・ジョンソン
ドウェイン・ジョンソンはハリウッド映画のスター。あえて若い時代の写真にしてみました。NFLでは大成しませんでしたが、引退後はプロレスラー、その後は俳優としてスターに。2022年には300億円を稼ぎ、世界で一番稼いだ俳優として天下を取りました。
こちらはマイアミ・ハリケーンズ時代の写真ですね。体のサイズも大きいし、良いD#の選手だったようです。
2. ブロック・レスナー(Block Lesnar)
彼のキャリアは逆で、『WWE▶NFLでバイキングスでプレイした後、▶WWE』って動きです。ドイツ系の彼は、色弱で陸軍には入隊できず。その後建設会社で勤務するが、アマチュアレスリング時代の腕を振るうべく、WWEの門をたたき、デビュー後3年、2002年の8月に最年少チャンピオンに。あっという間にスターになりました。
2002年に王者になったレスナーは、かねてよりの夢だったNFLへ挑戦します。2004年にバイキングスのトライアウトを受けて、プラクティスで入団しましたが、開幕前の8月にバイキングスは彼を解雇します。やはりWWEとは違いますね。それでもジャージをもらえるってのはマジ怪物です。
その後、WWEに戻りまたスターへ。MMAで世界ヘビー級王者に。圧倒的な圧力で敵を倒しました。
3. キング・コビン(King Corbin)
リングネームはバロン・コービンで活躍。2019年に開催されたキング・オブ・ザ・リングで優勝してから、リングネームがキングに変わった。本名はトーマス・ペストック。
高校時代からフットボールだけじゃなく、ボクシングとブラジリアン柔術で格闘技経験をつみます。大学ではオフェンスガードとしてプレイ。2009年ドラフトでは名前を呼ばれず、ドラフト外でコルツと契約。同年2009年にカーディルズと契約。
4. ローマン・レイン(Roman Reigns)
本名はジョー・アノアイ。WWEユニバーサルとWWE両方のチャンピオン。見た目もタフでカッコよく、Tatooが自身のルーツのサモアを表し、それもまたフォトジェニック。お父さんはワイルド・サモアンズ(兄弟)で活躍した南海の獣人シカ・アノアイ。レスリングとしても名門の一家。
カレッジではジョージア工科大学で、カルヴィン・ジョンソンとチームメイト。2007年にドラフト外でバイキングスと契約するが、白血病と診断されて契約は解除。その後、ジャガーズでも放出。カナディアンフットボールにいくも、そこでも1シーズンのみだった。今ではWWEの大スターのレインも畑が違うと咲かないものです。
5. スティーブ・マクマイケル ”モンゴ”(Steve McMichael)
モンゴ、もしくはミンゴ、というニックネームで知られたプロレスラー。テキサス大学でアメフト選手としてプレイ。NFLではペイトリオッツ、ベアーズ、パッカーズでDTとしてプレイ。第20回スーパーボウルで優勝経験あり。1980年から1994年までの15年間をNFLプレイヤーとして活躍。ベアーズのレジェンドプレイヤーの一人。
NFLを引退後の1995年、WWFのレッスルマニア11で、ローレンス・テイラーのリングサイドに登場。その後はレスラーとしてバリバリ活躍、US王者を獲得する。狂乱の貴公子、リック・フレアー率いるフォー・フォースメンの一員としてリングで暴れまくる。54歳のころにはイリノイ州ロメオビル市長選挙に立候補。走りまくった人。
6. ディーン・ムータディ(Dean Muhtadi)
本名は、モジョ・ローリー(Mojo Rawley)。ドラフト外で2009年にパッカーズと契約。その後アリゾナ・カーディナルズと契約。時折神がかった強さを発揮するので、D#のキーマンになる可能性があるといわれていた。トレキャンで故障してプロ生活は2年だけだったけど、それでも持ってる素質は怪物級。2012年にWWEと契約して、リングネーム、モジョ・ローリーでデビュー。得意技はシットアウト・アラバマ・スラム
7. ビル・ゴールドバーグ(Goldberg)
アラウンド2000年のあたりの一斉を風靡したスターレスラー。通称「超人類」WCWの世界ヘビー級チャンピオン。1990年にはラムズにドラフト指名されるけど、ケガのために本契約にまで至らず。
その後マイナーリーグで雌伏。ファルコンズで3年間プレーしたのち、パンサーズと契約し、NFLは引退。1997年にはレスラーとしてデビューし、アメフト選手らしい突進力を生かした「スピアー」という技で一躍スターに。
NFL選手じゃないけどシリーズ
タイタス・オニール(Titus O'Neil)
本名はザダデウス・バラード。1977年生まれの現在46歳。フロリダ大学出身でポジションはDE。案ドラフトでNFLでプラクティスに入るけど、開幕前に放出。その後2004年からアリーナ・フットボールに。WWEにデビューしたのは2009年から。
ファルーク(Faarooq)
本名ロン・シモンズ(Ron Simmons)。1981年にクリーブランド・ブラウンズからドラフト6巡で指名っされてる。そこで1982年シーズンまでプレイ。その後は別リーグに。1986年からレスリングの道を歩み始めてます。出身はジョージア州。大学はフロリダ州立大学。
ジョン・ブラッドショー・レイフィールド(JBL)
証券マンレスラーという不思議な役回りの設定だったけど、実際に証券取引が副業でかなりの投資家としても知られていた。テレビで投資番組にアナリストとして出演するほどなので、その腕前は玄人裸足だったよう。NFLでは1990年にレイダースからドラフト外で契約するも開幕前に解除。その後NFLヨーロッパで10ゲーム出場し、フットボーラーとしての生活は終えた。1992年にレスラーに転向。
ブライアン・ピルマン(Brian Pillman)
1984年にベンガルズのトライアウトを受けて、ラインバッカーとして契約。しかしその後違法薬物ステロイドの使用発覚で解雇。その後はカナディアン・フットボールリーグに移籍。1986年からカナダからアメリカに戻って、WCW(現WWE)でプロレスラーとしてセカンドキャリアをスタート。
フリッツ・ヴォン・エリック(Fritsz Von Erich)
鉄の爪、アイアンクローで有名な歴史的なレスラーです。実はNFL選手だったのです。彼はカンザスシティ・チーフスになる前のダラス・テキサンズで契約しましたが、シーズン開幕前にカット。その後カナディアン・フットボールで頑張ったみたいです。
ビッグバン・ベイダー(Vader)
有名なレスラーですね。NFLでも優秀なセンターで、1978年ドラフトでは3巡80位で指名されてるほど。しかし翌年1979年に膝の故障によりIRリスト。契約から2年の間で5回も膝を手術してて、プレイヤーとしての回復は不可能と判断。そのままレギュラーシーズンデビューすることなく、1980年に解雇されてる。
こんな人も出てます。
レジー・ホワイト(Reggie White)
言わずと知れた名選手。プロボウル13回のDEですね。イーグルスとパッカーズ、最後はパンサーズで活躍していました。こちらは先程ご紹介したモンゴとカード。お互いNFL選手だった二人だけに、それは盛り上がったことでしょうね。
ローレンス・テイラー(Lawrence Taylor)
Mr.ジャイアンツ。スーパーボウル2回優勝のラインバッカー、ディフェンスエンド。レッスルマニア11に登場しています。対戦相手はクレイジー・バンバン・ビガロ。これも好カードですね。