カレー・キャンベルがレイブンズに!これは大駒が動いた結構なNEWSですね。
ちょっと状況まとめてみたいです。
日本でもっとNFLが浸透しますように。
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キャンベルはドラフト5巡でトレードされました
NFLで移籍というと、FAになって新契約を締結するチームに動くパターンがひとつ。もう一つは、契約期間中の移籍です。この場合は、お金のやり取りではなく、指名権と引き換え、もしくは選手と引き換え、もしくは両方ですね。
キャンベルは2017年3月9日、4年間の契約をジャガーズと結んでいました。その金額は$60Mで保証額は半分の$30Mです。ジャガーズでは2017-2019の3年間を過ごし、最後の4年目を移籍したという形です。
レイブンズからすると、「スター選手だけど1年だけだし」という理由でしょうか。5巡目指名権というのは、なかなかいいラインなのかも知れないですね。
5巡ドラフトで活躍している選手たち
キャンベルは今回5巡指名権とトレードされたのですが、さてこの「5巡目指名というのは価値が高いのか?」について検証してみたいと思います。
レッドスキンズのCBだったジョシュ・ノーマンは、CB業界では最も給料が高かった選手でもあります。これからどこに移籍するのかまだ未確定のようですが、彼も5巡目の選手で、プロ入り後に素晴らしく成長しました。
また現在バイキングスのセカンドエースレシーバーのステフォン・ディグスも5巡目選手でした。当時の1巡で指名されたWRは、アマリ・クーパーや、デバンテ・パーカー。現在彼らに少しも引けを取ることない選手に成長しています。
最後に5巡目で活躍している選手を一人紹介します。ぼくの大好きな選手。CBリチャード・シャーマン。スタンフォード大学出身で5巡目指名。この年の全体1位指名はキャム・ニュートンでした。
他に6巡で指名されて活躍している選手も紹介します。
チーフスのOLのデュバレイ・ターディフも6巡指名です。彼はカナダの名門医大出身で、プロ入り後に医師免許を取り、そしてスーパーボウルリングまでも獲得した無敵超人ですね。
そしてジェイソン・ケルシー。2017年スーパーボウルを優勝したイーグルスのセンター。弟のTEトラビス・ケルシーは今年のスーパーボウルを優勝。兄弟で優勝は誉れ。彼も6巡です。
グレッグ・ズーライン。ラムズのキッカーで有名な人です。キッカーよりもパンターのほうが市場価値が高いのですが、FGはなにせ得点に直結しますから、めちゃくちゃ重要なプレイです。それを任せる人財を獲得できるチャンスだと捉えると、6巡指名であっても貴重な権利なのです。
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まとめ
ということで、5巡目指名権を放出した(もしくは獲得した)ことが吉とでるかについては、以後にならんとわかりません。それでもこの権利が安いかというとそうではないということです。
レイブンズが未来の種である5巡目指名権を放棄し、カレー・キャンベルを獲得した。これは「2020年は絶対にスーパーボウル勝負にでる」という確たる意思表示だと思います。ひょっとしたら、2021年のプランBは捨てて2020年にオールインなのかも知れないですね。
最後まで読んでくれてありがとうございました(^o^)