リーグ最強のガードは誰か。と聞かれると、ノートルダム大出身のザック・マーティンを思い浮かべる。彼のポジションは、ガードですけど、最近は「Road Block」などとあだ名が付きました。
ロードブロック、画像検索してもらうとわかりますが、日本語にすると「障害物」という意味です。通行止めを意図する道路上の障害物ですね。マーティンがいると、そこは誰も通れない。そんな意味でしょうか。
5回オールプロの1st、2ndに2回、プロボウルに7回選ばれてる名選手。さて、どんな人物でしょうか。
大学時代
出身は、コルツの街、インディアナ。地元のビショップチャタード高校に進学(Bishop Chtard High School)。本名はザッカリー・エドワード・マーティン。カトリック系の家で育ちました。
ケンタッキーとミシガン、インディアナ大学などから奨学金を提示されましたが、彼は名門のノートルダム大学を選びます。
2年生となる2010年にLTとして先発出場。そこから怒涛の快進撃です。最後の年には、彼はチームのキャプテンとしてっ皆を引っ張ってきました。2回もチームキャプテンをしたのは、ノートルダム大学の長い歴史で18人目だとのことで、ザック・マーティンの真摯さと、真面目さ、リーダーシップの強さが伺い知れますね。
プロでのキャリア
2014年ドラフトです。カウボーイズは最初LBのライアン・シェイジアーを狙っていました。しかし、ピッツバーグ・スティーラーズに先を越されたため、断念。そして2ndターゲットだったザック・マーティンを16位で指名します。
これは大成功でした。実は同時にジョニー・マンジールを狙っていたらしいのですが、マーティンにして本当に良かったなと思います。(マンジールは全体22位で指名され、その後のプロ生活は自滅します)
マーティンは早速スターターとして出場し、初年度でオールプロの1stに選ばれるなど、大注目を浴びます。
2015年も2016年も素晴らしく、TOP100の58位に選ばれます。2017年あたりの、カウボーイズのOLユニットは、おそらく最強じゃないでしょうか。タイロン・スミス、トラビス・フレデリック、ザック・マーティン。マーティンは4年連続プロボウルに選ばれてます。
2018年に6年$84Mという巨額の延長契約をダラスと結びます。それもそのはずですがね。さすがだと思います。2019年にもプロボウルに選ばれます。デビュー以来6年連続で選ばれたOLの選手は、NFLの歴史で5人だけだそうです。
2020年には、ガードからライトタックルにポジションが変わったりもしますが、マーティンの仕事はやはりランブロッカーです。壁を壊す、壁を作る。恐怖の巨人ですね。
私生活
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マーティン家は1男1女。
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社会奉仕を積極的に活動をしています。アフリカではまだキレイな水を得られる地域が少ない。ワールド・ウォーターデイにちなんで、多額の寄付をしていること、人的援助をしているようです。