史上最高のキッカーです。全体の成功率の高さ、難度の高いキックの得点率ともに、歴代最強。
彼の累計成功率は91.1%でして、これは1938年から記録を取り出したリーグの歴史上最高の数字。10年のベテラン選手で、プロボウルに5回、オールプロの1stに5回選ばれてます。
大学時代
テキサスの州都オースティンの出身。高校はウェストレイク高校に進学。
この当時のチームメイトがQBニック・フォールズ(写真#7)だというから運命は面白い。タッカーはWR、DB、キッカーの三足のわらじだけでなく、サッカーもしていたそうな。
そして地元の名門、テキサス大学ロングホーンズに進学。
タッカーのハイライトといえば、これでしょう。テキサスA&Mと100年を超える因縁の対決が2011年に開催。タッカーは残り1秒で逆転のフィールドゴールを決め、27-25で勝利。
見事なブザービーターです。「Justin Tucker Texas」で画像検索すると、このときの写真ばっかりでてきます。一度検索してください。
プロでのキャリア
今では超すごいキッカーのタッカーですが、ドラフトで名前を呼ばれることはありませんでした。2012年、レイブンズはワークアウトキャンプにてタッカーと出会い契約。当時のKビリー・キャンディフ(Billy Cundiff)がリリースされ、スターターに着任します。
彼のデビュー戦はニューイングランド・ペイトリオッツでした。ここでも残り2秒で逆転のフィールドゴールを決め31-30で勝利。ハートの強さを見せつけます。
そして1年目の彼は、レイブンズの好調子を支え、スーパーボウル出場を果たします。スーパーボウルの歴史上初となる、フィールドゴールフェイクのプレイをしますが、ファーストダウンまで1yds届かず。
しかし第4Qで見事にFGをばっちり決め、人生初のスーパーボウルを優勝を果たします。これでレイブンズのキッカーは、ジャスティン・タッカー以外にありえない!という認知を強く得ました。
ボルチモアのファンは最高の瞬間でしたね。あれから10年、まだまだチャンスしかありません。今年こそ今年こそ!それがNFLの面白いところですね。
2016年には、FG39本中38回と成功率94.7%と過去最高。また2021年の成功率は94.6%で驚異。同時に66ydsを決めNFLレコードを更新。タッカーはチームを勝利に導く魔法の右足を持ってる。
私生活
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ジャスティン・タッカーは、妻アマンダさんと結婚。息子をひとり授かったようで、とても幸せそうな日常を過ごしています。
息子さんには、自分の出身大学のテキサス大学ロングホーンズのTシャツを着させていますね。きっといつか、テキサス州に帰るんでしょうかね。どちらにしてもタッカー大好き!