トップ100で、エヴァンスを抜きには出来ないでしょう。190cmのビッグボディのWRというだけでなく、恐ろしい結果を出し続ける名選手です。
プロ入りしてから8シーズン、1,000ydsを切る年は一つもありません。現在合計で9,301yds。トム・ブレイディが誰を頼りにしているか。数字を見れば明らかです。
さて。どうでしょか。
大学時代
テキサス州ガルベストン出身の28歳。地元のGalveston Ball高校に進学してますが、アメフトをしたのは、実は3年生のときの1年だけ。しっかりしてたのはバスケ、陸上の方でした。
特に陸上では、高跳び、三段跳び、幅跳び、100mリレー、200mリレーに出場しています。
彼の運動能力に目をつけたのが、テキサスA&M大学です。彼は2011年からの3年間在席することに。2年生の2012年に出場することができ、1,105ydsを叩き出し、チームのエースレシーバーとして活躍しています。
当時チームメイトだったのが、悪童QBジョニー・マンジール。1巡指名でブラウンズからデビューしましたが、期待を裏切り短いプロ人生となりました。
プロでのキャリア
2014年ドラフトで、バッカニアーズは1巡7位で指名します。テキサスAMが7位以内に二人の選手を輩出したのは、初めての出来事でした。(6位にチームメイトのOLジェイク・マシューズが指名されてます。)
そっからの快進撃は言わずもがな。見てください。1,000ydsを切るシーズンが一つもない。驚異的な数字だと思います。
2020年シーズンは、いよいよスーパーボウルです。チーフスと対戦してスーパーボウル優勝を果たしました。このゲームではなんとターゲットになったのは1回だけでした。ここまでの選手を一度しか使えなかったのは、敵も見事。
超一流のレシーバー、エバンスをスーパーボウル優勝まで導いたのは、言うまでもなく神QBトム・ブレイディでしたね。彼と出会って才能を開花させた選手は数多くいます。
私生活
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念願だったスーパーボウル優勝を子どもたちと喜ぶ姿
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嫁さん、めっっちゃ可愛い。
いまではアメフト界のスターとして安泰な生活をすごしていますが、子供時代は荒れていました。お母さん(ヘザー・キルゴア)は、なんと14歳のころにエヴァンスを産んでいます。
キルゴアさんは、夫のミッキーから暴力を受ける毎日。なんと辛い日々でしょうか。それにヘザーさんの実兄のサムが関わってきます。14歳で出産した当時、サムは強盗で10年服役中でした。彼もまた札付きのワルだったのです。出所後、それなりに安定した生活を過ごしていたものの、DVの現場を確認したサムは、ミッキーをナイフで追いかけ殺害。なんとエヴァンスが9歳のころの話です。相当にストレスの強い環境で育ったのです。
そんな幼少期を過ごしてる彼です。プロになり、奥様と2017年12月に財団を作って、そうした家庭内の問題の解決に務めているようです。