アメフトは総合力のチームスポーツです。しかし、とはいえ、やはり花形のポジションであるQBの能力が全体に大きく作用するのは否めません。
そこで今回の記事では、
「QBランク、どの選手が最強?2022年度」を考察してみたいと思います。
ではどうぞ。
1位 トム・ブレイディ / バッカニアーズ
パス成功率 67.5% 5,316yds , 43TD , 12int , 平均7.39ydsゲイン
別名勝利の人。NBAのレブロン・ジェームズが彼を「史上最高の人(Greatest of all time)」と評価したことから、GOATと呼ばれていたりします。
やっぱり22シーズンを現役トップ選手として過ごし、かつスーパーボウルを7勝もしているというのは、英雄の中でもトップクラスでしょう。ブルース・アリアンスからトッド・ボウルズへとHCが変わりましたが、ブレイディがいるうちは、強いままだろうなと思います。
2位 アーロン・ロジャーズ / パッカーズ
パス成功率 68.9% 4,115yds , 37TD , 4int , 平均7.75ydsゲイン
別名「A Rod」は、年齢こそベテランですが、プレイは若い時と変わらず衰えていません。ブレイディ同様彼がボールを手にすると、観客は釘付けになります。彼の右腕からどんな魔法が飛び出すのか。興味津津。
しかし今期は、相棒のWRダバンテ・アダムスを失っています。さてさてロジャーズの2番目のスーパーボウル優勝はいつになるでしょうかね。
3位 マシュー・スタフォード / ラムズ
パス成功率 67.2% 4,886yds , 41TD , 17int , 平均8.13ydsゲイン
昨年スーパーボウルを優勝し、ようやく紙吹雪を浴びることができました。彼がライオンズで過ごした12年間は、まさに地味な時期だったのでないでしょうか。マクベイ、ラムジー、Aドナルドがいる、現在のラムズはスタフォードにとって最高の環境でしょう。
本来持っている肩のロケットを存分に使える相手もそろっています。2022年もラムズは強いでしょうね。
4位 ダック・プレスコット / カウボーイズ
パス成功率 68.8% 4,449yds , 37TD , 10int , 平均7.46ydsゲイン
プレスコットを評価するのは少々難しいのですが、「すごく良い、とても良いが、エリート級じゃない」という感じでしょうかね。初年度はOROYオフェンシブ・ルーキー・オブザイヤーに輝いた2016年シーズンに、スターダムに登ったのですが、そこから怪我もありで、ポストシーズンでは負けてきてます。
今期こそ、プレイオフを勝ち抜いてスーパーボウルでカウボーイズの姿がみたいですね。
5位 カイラー・マレー / カーディナルズ
パス成功率 69.2% 3,789yds , 24TD , 10int , 平均7.87ydsゲイン
ちょっと評価が高すぎるかもしれないですが、5位。QBとしての才能ももちろんありますが、ボールキャリアとしてランの武器を持ってるのは驚異ですね。レイブンズのラマー・ジャクソンのように、12人目の選手になれる仮面をもってますから、相手D#はやりづらいはず。
しかし、どうでしょうか。怪我がつきものというスタイルですからね。ブレイディやロジャーズのようには成れない。シーズン最後まで、ポストシーズンまで戦いぬくには、まだまだ調整・鍛錬が必要でしょう。
6位 カーク・カズンズ / バイキングズ
パス成功率 66.3% 4221yds , 33TD 7Int 平均7.52ydsゲイン
カズンズは、デレック・カーに似ているなと思います。どちらもベテランの年齢に来ており、プレーオフ進出にかかる存在で、目が離せない存在ですよね。スター級の凄さはないものの、効率的な組み立てをして、ゲームを壊したりしない傾向があるかなと。
あとは、やっぱり攻撃のスタッフ次第かな。ランニングバックの強烈なパンチがあれば、、、、。
7位 ジャレン・ハーツ / イーグルス
パス成功率 61.3% 3,144yds , 16TD , 9int , 平均7.28ydsゲイン
2年目を終えたばかりの新人QBですね。ですけど、まるでベテランのようなリーダーシップがあり、チームメイトを引っ張ってきている印象があります。カーディナルズのカイラー・マレーのように、ランという武器ももってます。マレーと違うのは、ハーツのほうが落ち着きがあるというところでしょうか。観察する力が強いように思います。
8位 カーソン・ウェンツ / コマンダーズ
パス成功率 62.4% 3,563yds , 27TD , 7int , 平均6.91ydsゲイン
イーグルスから全体2位、そしてコルツへ移籍し、2022年はコマンダーズへ移籍と、スーパーボウル優勝の可能性がある選手でしたが、いつの間にかジャーニーマンの道をたどるようになりました。それもやっぱり怪我による戦線離脱が多いに影響しています。
ランプレイは多少できますが、それよりもパスが魅力でしょう。練習会場にも相当朝早くから参加すると聞いていて、行動する姿勢でもってチームを牽引するリーダーシップをもった選手です。
9位 ジェイミス・ウィンストン / セインツ
パス成功率 59.0% 1170yds , 14TD , 3int , 平均7.27ydsゲイン
彼もまた全体1位指名からジャーニーマンへと評価が落ちてきた選手です。ウィンストンはあくまでもバックアップQBとしての使い方をされてきてます。そのため、獲得ydsも少ない。セインツのスターターQBとしてまで評価はされていない。それでもQBとしての素質は一級品。ロングパスもあるしスクランブルのランプレイもある。
ゲームを大崩しするところさえ無ければ、、、いい選手だと思うんですがね。インターセプトが多い印象なんです。
10位 トレイ・ランス / 49ers
パス成功率 57.7% 603yds , 5TD , 2int , 平均8.49ydsゲイン
まだまだ未知の要素ばかりですが、49ersには無かったQBランを持ち込んでくれる選手です。ジミー・ガロポロはこれからどうなるのでしょうか。正直「イマイチ勝てないQB」という印象が拭えません。ランスを正QBに?いやいや、そこまで評価しきれない、ちょっと博打だな。そんな印象。
プレイを観るかぎりでは、パッサーというより、ランナーの印象が強い。カイラー・マレーのような使い方をすることになるのか。そうなると、ランスが怪我したらプレイブック全入れ替えになる。怖い怖い。
11位 ジャスティン・フィールズ / ベアーズ
パス成功率 58.9% 1,870yds , 7TD , 10int , 平均6.93ydsゲイン
そろそろベアーズもフィールズで全シーズン戦うでしょう。インターセプトも多いし、ちょっと危ないところもありますが、荒削りながらも、強いパス、ロングパスもあり、ランもある。プレスコットのような存在ではないだろうかと思います。
12位 ジャレッド・ゴフ / ライオンズ
パス成功率 67.2% 3,245yds , 19TD , 8int , 平均6.57ydsゲイン
うーん、いまいちの印象になってしまいました。スーパーボウルに出場し、ブレイディと投げあったこともありましたが、あのときも全く歯が立たない試合でした。ライオンズに来てから、タッチダウン、獲得ydsも少ないですね。ゴフ一人の責任では勿論ないですが、スタッツが落ち込むのはやはり気になります。
13位 ダニエル・ジョーンズ / ジャイアンツ
パス成功率 64.3% 2,428yds , 10TD , 7int , 平均6.73ydsゲイン
さぁどうでしょう2022年シーズン。新HCのブライアン・ダボールの元でどんな変化と成長を遂げるのでしょうか。正直彼はまだまだ未開拓のダイヤモンドのような気がします。強いNYジャイアンツになるには、ダニジョンが生まれ変わってくれないとなりません。
14位 マリオタ、ジーノ・スミス、サム・ダーノルド
このあたりは割愛しましょう。