この間のディビジョナルラウンドでラムズとバッカニアーズが戦いました。試合の結果ラムズの勝利、ギリギリで勝ったわけなんですけども、どうも第一Qで、バッカニアーズのDTエンダマカン・スーとQBマシュー・スタフォードの間で諍いがあったように報道されました。
ちょっと紹介してみたいと思います。
NFLが日本でもっと浸透しますように。
問題のシーンはこちら
DTのエンダマカン・スーが、スクリメージをスルッと抜けてきて、スタフォードにプレッシャーをかけてきます。そして、2人とも倒れるわけなんですけど、立ち上がるときにスーが、QBにF**k you的なこと言ってますね。
NFLではこういう種類は、「タウンティング(Taunting)」と言うファウルがあります。要は挑発するとか、プロに相応しくない無礼な発言、などに対する罰則です。過去のスーパーボウルでも、バッカニアーズのSSアントニオ・ウィンフィールドが反則取られましたね。
「NFL選手は 全アメリカ人の模範となる」というのが不文律です。安全面のルールではないんですけど、倫理面違反と言うことで15ヤードのペナルティが課せられ、このルールは重要なものとして扱われます。
Ndamukong Suh called for taunting in the playoffs.
— Dov Kleiman (@NFL_DovKleiman) January 23, 2022
He then told the official: "You see him kick me?"pic.twitter.com/sIWiBUIudi
審判からファールを告げられるときに、エンダマカン・スーは審判に対して、なにか文句を言ってますね。「Did you see him kick me?? (俺が足で蹴られたの見てなかったのか。)」そんなふうに審判に詰め寄っています
問題の箇所、もう一度見てみましょう。
Matthew Stafford should have been ejected immediately after this kick. Instead, Ndamukong Suh was flagged for Unsportsmanlike Conduct. pic.twitter.com/adARgzBL6f
— Steven Cheah (@StevenCheah) January 23, 2022
どうも軽く蹴っているようにも見えますね。うーん、でもこんなにキレる話なのかなとも思います。
昔からエンダマカン・スーはカッとなりやすく、少々ダーティーなプレイもするところもある選手です。過去にもこんな記事を書いたことがありますが、最近丸くなって、大人しかったですけどね。
Some beef between Ndamukong Suh and Matthew Stafford? 👀 pic.twitter.com/HY90XBQKfN
— Sports Illustrated (@SInow) January 26, 2022
奥さんのケリー・スタッフォードは、テレビレポーターに対して、「うーん、まじでうちの旦那のことが嫌いなんでしょうね」というようなコメントをしたとか。
同時にこうも言うてました。「なんで、こんな暴言を吐かれなんのか分からん。」
もともと二人はライオンズ時代からのチームメイト。スタフォードは全体1位指名で、スーは翌年の全体2位指名。どちらもスター選手だった。そんな2人がなぜこんな喧嘩をする。到底理解できないわー。ってかまじで嫌いなんだろうな、ってな感じでした。
ツイッターではこんな反応もあります。
#LARvsTB Stafford can kick Suh …. But Brady gets the penalty?!? It is looking a referee’s game ! What is going on ….#Buccaneers #nfl
— Monika Lucas (@MonLucas) January 23, 2022
確かにスタフォードはスーを蹴ってる。しかし、ペナルティはスーにいって、スタフォードはお咎めなし。ブレイディへのヘルメットアタックも、本来バッカニアーズがもらうファウルのはずだけど。これはレフェリー次第ってことか。どうなってんのよ。
まとめ
まぁ、誤審ってのはいつのときもありますよね。世紀の大誤審は、2018年シーズンのNFCチャンピオンシップゲーム、セインツのWRへのパスを、ラムズのCBがディフェンスしたやつ。明らかなパスインターフェアでしたが、審判はこれをパス失敗と判定。これにはかなりの不平不満が募りましたね。
ニューオーリンズでは、ジャッジをしたヴィノヴィッヂに対して抗議活動まで起こる始末でした。