前半戦これほどラムズが、優勢にゲームを運ぶとは思っていなかった。
QBマシュー・スタフォードはバンバンバンバン、パスを通しバッカニアーズのディフェンスがオタオタしてる間にどんどんとタッチダウンパスを重ねていった。
それに対してバッカニアーズ、ディフェンスもオフェンスも、うまくいかず、なんと前半3点しか取れずに終わった。
以前の記事でも書いたけど、ラムズが前半でリードをした時は、ひとつも負けていない。 なんと41連勝です。この試合もなんとスリーポゼッション差をつけてのリードで前半を折り返した。これはもう間違いなくラムズがこのまま勝利していくだろうとみんな思っていました。
しかししかし!!!そこは、さすがのブレイディー様。 GOAT(史上最強の選手)と言われる男は、やはりひと味もふた味も違います。前半戦うまくいかなかったところをしっかり修復してきて、後半戦のバッカニアーズは火を吹いたようにバンバンとパスが通ります。。
あれはあれよと言う間に第3Qで10点、そして第4Qには14点を得点。なんと残り時間1分でラムズに同点のタッチダウンを決めてしまいます。
これには流石のラムズも意気消沈。かと思いきや、ここがアメリカ人のメンタルの強いところ。残り1分あるならば!!!と、攻めて攻めて攻め勝ってやろう。そんな燃えるような青い炎が、羊たちからメラメラと燃えてきました。
マシュー・スタンフォードと、ホットラインのWRの クーパーカップが見事なロングパスを大成功させます。。 さらに、もう1本ロングパスを通し、あっという間にバッカニアーズのフィールドゴールレンジまで到達いたします。
残された時間はあと3秒。スタンフォードは、直ちにスパイクし、時計をとめます。
そして登場してきた、キッカーのマット・ゲイ。喉から心臓がでるほど緊張する場面で、彼の右足は見事にボールを捉えます。そして美しく放物線を描いたボールはゴールポストに吸い込まれるように落ちていきました。
勝利を決めたマット・ゲイ。実は彼は元バッカニアーズのキッカーでした。
2019年ドラフトでバッカニアーズからデビューした彼。在籍したときは活躍できず、1年だけで放出されることが決定。奇しくも対戦した古巣の息の根を止めることになるとは、運命とは面白いものです。
敗北を認めたときのブレイディーの顔がこちらです。やり切ったようなもう勝てないのかと残念がっている顔だとも言えるでしょう。
対してマシュー・スタフォードは、プロ生活ではじめてのプレイオフ、はじめてのチャンピオンシップ進出。あと1つ勝てば、スーパーボウル。夢にまで見たスーパーボウルです。ライオンズのときは決して届かなかった夢の舞台に、あと1歩のところまで来ました。
次のゲームは、サンフランシスコです。順当にいけば、ガロポロには負けないだろうと思います。しかしディビジョナルプレーオフで敗北したパッカーズのゲームが忘れられません。
ラムズはオフェンスでもしっかりと点を取り、 ディフェンスでも49ersのランプレーを、ことごとく止めなければいけません。そしてなおかつ、怪我人は出してはいけません。かなり厳しい戦いになるかと予想していますが、私はラムズを応援したい。
いやむしろスタッフォードを応援したい。彼の素晴らしい笑顔がもう一度見たいんです!頑張れラムズ!2年連続の開催地出場目指して!GO RAMS!