ディビジョナルラウンドのNFCのバッカニアーズvsラムズを少し分析してみます。的を得てない話なら、ご容赦ください。ではどうぞ。
NFLが日本でもっと浸透しますように。
バッカニアーズはパス&ランD#が最強
まずタンパベイバッカニアーズですがレギュラーシーズンでオフェンス力がリーグ2位。特に注目するべきはパスの攻撃の強さです。こちらはヤード数で5229ヤード、リーグ1位の実力です。
ですが、ランO#はですね、1672ydsとあまり顕著な結果は出ていません。トムブレイディの確かなパス攻撃により着々とヤード数を稼いでくる、そんな印象のチームです。
さてディフェンスのほうはロスヤード数は把握できなかったですが、 リーグで 13位。 なんとランディフェンスではリーグ3位の実力です。 ディフェンスと要となっているのが、二人のLBとセイフティーの3人です
デヴィン・ホワイトがチームのタックルリーダーで128タックルを出しています。 同時にQBヒットが18本と言うことで、かなりの存在感を示しています。サックスも3.5と言うことで、彼がバッカニアーズD#のゲームメイカーであることは明確です。
合わせて中央に位置するMLBがラボンテ・デイビット。この選手も97タックルと素晴らしい仕事をしています。 そしてセイフティーのアントニオインフィールドJr、彼が広いエリアを担当しながらも果敢に前に詰め寄りランプレーの補助をする形をとっています。そしてもう1人のホワイトヘッドにも注目です。
アウトサイドのパスラッシュは、 シャキール・バレット。 なんとQBヒットで20本を超えており、 かつQBサックは10本。 ホワイトとバレット、この2人の動きをどう制するかが、対戦相手となるラムズO#の仕事になります。
バッカニアーズはとにかくパスオフェンスが強い、そしてディフェンスではランストップ力が強い。このような印象です。
ラムズもパスが強い
ラムズを少し分析してみましょう。ラムズのオフェンス獲得yards数は、 6325ヤード。リーグ9位の実力。 こちらもパッシングゲームで4642ヤード、リーグ5位のランキングです。嵐嵐プレイでは1683ヤードと23位、 あまり強い印象はありません。
レシーブターゲットはやはりオールプロにも選ばれたクーパーカップでしょう。 レシーバーの中でもダントツの1947ydsを記録しており、 ラムズオフェンスの稼ぎ頭であることは間違いありません。
そして#12の、ジェファーソン、これがチームでは2番目となるレシーバーです。802ヤードターゲット回数も89回とクーパーカップの半分を担っています。ただし彼はキャッチングの成功率が56%、少し悪い状況にあります。
ランプレーの注目は、 かつてペイトリオッツだったソニー・ミッチェル。対戦相手トムブレイディーとは共に戦ったチームメイトでした。ラムズオフェンスのグラウンドアタック、の中心となる選手で今季845ヤードは、ラムズの合計ランヤードの半分の量になります。注目したいですね。
ランが弱いと言う事は、オフェンスラインが押せない・もしくはスピードが弱いと言うような印象もあります。強力なバッカニアーズDLたちのラッシュをどのように処理していくのか。これがかなり勝負の分かれ目になるだろうと思います。
ラムズのディフェンスのキーマンとなるのが、やはりDTのアーロンドナルド。タックル数でも84本QBヒット25本サックス12.5本圧倒的な成績を残しています。スクリメージを破壊しQBにプレッシャーを与え、ランを未然に止めてしまう。ロスタックルは84本中19本と驚異の成績です。
ドナルドが果敢に責められるのも、後に優秀なバックが控えているからです。CBジャレン・ラムジー(#5)、セーフティのジョーダン・フラー(#4)、同じくセイフティーのタイラー・ラップ(#24)。彼ら3人のタックル数を合わせると284本と相当な数になります。ラムジーの、ロスタックルはそのうち9本9日ヒッツも1本ありフィールドを支配している力は相当に高い。しかし、パスD#はリーグで27位と悪いんですよね。なんでなんだろう。
まとめ
ラムズは昨年、このディビジョナルラウンドで敗北しました。片やバッカニアーズはワイルドカードからスーパーボール優勝まで駆け上りました。さて今年はどうなるでしょう。ゲーム前の予想では、バッカニアーズが(-3)でアンダードッグ(オッズ高め)となっています。