ついにプレーオフも、いわゆる準決勝。ディビジョナルラウンドのゲームが開催されました。
ワイルドカードで、見事に勝利をしたミネソタ・バイキングス。それに対するは第一シード権のもつサンフランシスコ・49ers。今回のゲームは下馬評では49ersが優勢だったようですが、しかし、プレーオフというのはどのチームにも可能性が十分にあります。レギュラーシーズンでの勝利はあまり関係ないようにも思います。
今回わたくし、幸運にもアメリカ出張(しかもラスベガス!!)が重なりました。現地のテレビでの観戦ができましたのは、望外の喜びでした。アメリカの様子については、また別記事にてお伝えできればと思います。
日本でもっとNFLが浸透しますように。
まっかに染まるリーバイス・スタジアム
ゲームの開始前に登場してきたのが、レジェンドのジョー・モンタナ。現役スター達に華を添えるためにマイクをもって激励していました。会場は当然49ersのホーム、リーバイススタジアム。会場はもう燃えるような赤で包まれており、バイキングスの「パープルジャージはどこにも無い?」とまで錯覚させるほどです。
それでも、ラスベガスのスポーツブックでは、バイキングスジャージのほうが多かったですね。ミネソタファンは多いのかもです。
昔の49ersのゲームの写真です。プレーオフにも出場できない大変弱かった時代ですね。ファンも足を運ぶ人が少なく、まるでブラックアウト寸前。この状態からチームをしっかり建て直し、コツコツと経営してきたGMは大したものです。
ゲームは49ersの勝利!10-27で決着!
ゲームを先制したのは49ers。#84のWRケンドリック・ボーンへのタッチダウンパスでした。(ボーンはキャリア3年目、イースタン・ワシントン大学出身のドラフト外契約選手です。)見事なルートランが炸裂。緊張をしっかり制圧しチャンスをものにしました。
この後、バイキングスのWRステフォン・ディグスにロングパスを通され、同点にされます。バイキングスも49ersもジリジリと鍔迫り合いが続きます。しかし、徐々にチームの力の差が出てきて、第2Q残り5分あたりに、49ersが2本目のタッチダウンを重ねます。
ゲームが大きく傾いたのは、リチャード・シャーマンのインターセプトだったと思います。エースWRアダム・シーレンにしっかり張り付いたCBシャーマンは、もう教科書のようなマンツーマンD#をみせ、見事にタッチダウン。シャットダウンコーナーの力を見せつけました。
このチャンスをQBガロポロがしっかりとものにして、見事3本目のタッチダウン。これで点差が10-24と開きます。このタッチダウンが実に重要でした。
じつはシャーマンがインセプする前に、バイキングスのLBケンドリックスがインターセプトをして、ターンオーバーに成功していました。(前半終了2分前あたり)。敵陣30ydsあたりでしたが、バイキングスO#はタッチダウンできずFGで終わりました。D#チームの貢献をO#チームがしっかりと結果につなげると、チームのモチベーションは俄然あがります。
49ersはそれに成功し、バイキングスは失敗した。これでゲームの流れが決したような気がします。やはり今回のゲームの重要人物となったのは、49ersではCBリチャード・シャーマン、DEジョーイ・ボッサ、バイキングスではLBエリック・ケンドリックス、SSハリソン・スミスでしたね。
もちろんO#チームでは、やっぱりTEジョージ・キトル。彼の存在はめちゃ大きいと思います。そしてFBカイル・ユーズチェック。もうね、彼らは素晴らしいですね。二人が元気なときの49ersはまるで違うゲームをしてくれますね。今後にも期待したいです。
まとめ
ということで、バイキングスはこれで舞台から降り、49ersがカンファレンス・チャンピオンシップに進出します。2013年ぶりの大舞台です。相手はグリーンベイ・パッカーズ。かなりの強敵ですね。どちらを応援するべきか。今から大悩み中です。