アメフトでは、「時間を制する」ことが重視される。アメフトのゲーム時間はたった60分しかない。そして敵・味方の両方に攻撃権が渡るルールだから、相手に攻撃時間を渡さない事は勝利への定石なのだ。
さて、そんなことで、今回ペイトリオッツが今シーズン最長の攻撃時間をマークしました。今回は、そんなWeek7で激突したペイトリオッツとJETSについて記事にしました。
日本でもっとNFLが浸透しますように。
最長の16回連続攻撃をマークしたJETS戦
Week7のマンデーナイトフットボールで開催されたJETS戦。場所はNYのメットライフスタジアム。
ペイトリオッツは相変わらず強敵なんですが、そのオープニングドライブで、シーズン最長の16回連続攻撃をマーク。
The Patriots opening TD drive had 16 plays, the longest opening drive (by plays) in the NFL this season pic.twitter.com/y1JIV2uenY
— ESPN Stats & Info (@ESPNStatsInfo) October 22, 2019
16回の攻撃は以下の通り
①スタートは自陣22yds地点。リターナーのボールデンが4ydsロス。
②RBソニー・ミッチェルが6ヤードラン。
③WRエデルマン、9ヤードラン
④WRエデルマン、6ydsパス
⑤RBソニー・ミッチェル 5ydsラン
⑥TEワトソン パス失敗
⑦WRメイヤーズ、3ydsパス
⑧WRメイヤーズ、9ydsパス
⑨RBソニー・ミッチェル、2ydsロス
⑩RBボールデン、2ydsパス
⑪WRエデルマン、14ydsパス
⑫RBミッチェル、0ydsラン
⑬RBホワイト、5ydsパス
⑭TEワトソン、10ydsパス
⑮WRエデルマン、6ydsパス
⑯RBボールデン、2ydsラン
⑰RBミッチェル、3ydsラン、タッチダウン
と、こういう流れ。
使った時間は、なんと8分43秒!!
第一Qのほとんどを使っている。
最終スコアは33-0で完封勝利
JETSはうまくいってないとは言えども、それほど弱いわけではありません。そのJETSを相手に、0点で抑えたペイトリオッツD#は驚異の成績でした。
「ベリチックは笑わない」で有名なHCビル・ベリチックですら、この結果には大満足で、思わずニヤリとした顔がでてきてしまいました。
NFL NETWORKさんでも、「こんな素晴らしいディフェンスは今まで見たこと無い。」と両手ばなしでベタ褒め。
対するJETSのほうはどうか
対するJETSのQBサム・ダーノルドの成績はこちら
インターセプト4回、
タッチダウン0回、
パス成功率34.38%、
獲得パス86yds
なんと!
QBレイティング3.6!
という最悪の結果になってしまいました。
これから、JETSはどうなるのでしょう。なぜうまく行かないのか。分析しがいがあると思います。これでJETSは1勝5敗。残り9試合すべてを勝利すれば、地区優勝の可能性は、0ではありません。
しかし、ペイトリオッツの仕上がり具合が完璧に近い。昨年スーパーボウルを優勝したチームだから、リーグのレベニューシェアが機能していれば、ちょっとレベルダウンして然るべきなんですが、去年よりも完成度が高いように思います。この地区はやはりペイトリオッツが優勝するでしょう。そしてAFCチャンピオンシップのど本命です。
やはり、この男たちには、勝てないのでしょうか。本当に強いです。
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