さぁ後半戦の始まりです。細かすぎて長いのですが、ごめんなさい。
- 3Q 後半開始 グロンコウスキTDで7点返す 22-19
- イーグルス あっという間にタッチダウンを返す 29-19
- 3Q WRクリス・ホーガンのTDでまた3点差に詰め寄る 29-26
- イーグルスの攻撃 アグホローが好プレイ連続!するもFG3点 32-26
- 逆転のシリーズ!最終QのペイトリオッツO#
- ペイトリオッツ、逆転のタッチダウンパス! 32-33
- HCダグ・ピーダーソン、緊張の4thダウンギャンブル!魅せてくれた!
- もう一度!残り2分のペイトリオッツ!
- K ジェイク・エリオット FG3点をしっかり決め 41-33
- ラストチャンス!ヘイルメリーの祈りを込めて
- 歓喜の緑の紙吹雪
- 負けたものには厳しい緑の紙吹雪
- まとめ
3Q 後半開始 グロンコウスキTDで7点返す 22-19
後半戦はNEペイトリオッツの攻撃から開始。このシリーズのコードネーム、作戦名は「グロンコウスキ」だった。
とにもかくにも、20yds地点から、グロンコウスキ、グロンコウスキ、グロンコウスキ、間がなくて、グロンコウスキでタッチダウン!なんだったんだ前半は!?と目を疑いたくなるほどの活躍ぶりに、イーグルスファンも慄いたのでなかろうか。
イーグルス あっという間にタッチダウンを返す 29-19
イーグルス、次のシリーズ。WRアグホローへパスが通ります。次にRBブラントの中央突破で1stダウン。お次はアジャイーに渡して9ydsゲイン。もうランプレイが全く止められません。どうしたのでしょうかペイトリオッツD#は。いつになったら本調子になってくれるのか。この後、TEザック・アーツを使い、敵陣30yds付近まで歩を進めました。
そして最後は、なんとルーキーRBコレー・クレメンツをレシーバーに使い、エンドゾーンへのタッチダウンパス!この密集地帯にも関わらず、ルーキーのクレメンツ、しっかりと仕事を完遂!「ブレイディとは違うのだよブレイディとは!」と聞こえてきそう!
NEのD#、フラワーズ、マコーティ、ハモンを嘲笑うかのようなナイスプレイでした。マット・パトリシアDCが頭を抱えてるのが見えるようです。
3Q WRクリス・ホーガンのTDでまた3点差に詰め寄る 29-26
WRホーガンがナイスキャッチで1stダウン。ディオンルイスが根性でなぎ倒し8ydsゲイン、WRアメンドーラに20ydsのロングパスを通して、敵陣25ydsまで攻め込みます。すごいゲーム展開。O#の打ち合い!
そしてWRクリス・ホーガンが見事タッチダウン!行き着く暇も与えない。ゲームモメンタムが両陣営を行ったり来たり。離したと思ったら喰らいついてくる。追われるイーグルスは溜まった者でないでしょう。
もう典型的なポストプレイですね。Sマクリードは完全に裏をかかれてしまいました。このプレイは画面の反対側にいるTEグロンコウスキが上手いことデコイとして走り込んでる。これにFSのデヴィン・マコーティが釣られてしまって、マークがつけなかったことにあるんですね。ブレイディもホーガンに投げる瞬間まで、TEの方に視線を向けたままでした。美しい洗練されたプレイでしたね。
イーグルスの攻撃 アグホローが好プレイ連続!するもFG3点 32-26
アグホローにロングパスが成功します。マッチアップしたのはFSパトリック・チャン。これも素晴らしい選手ですが、マルコム・バトラー不在が痛い上に、今日のアグホローの調子が良い。
WRアルション・ジェフリーには、NED#№1のCBステフォン・ギルモアがついていってますが、WRアグホローにはついてない。本来であれば、CBマルコム・バトラーがマッチアップしているはずですが、今試合は意味不明の出場停止。おかげでアグホローにパスが通ります。もし仮にCBバトラーが出場していれば、このパスも通らなかったのでは?と勘ぐりますね。
そしてまたもアグホロー。ジェットスイープで左サイドを攻め込み、敵陣23ydsの位置にボールをキャリーします。またもレッドゾーンに攻め寄るわけですが、このシリーズはFGの3点で終わりました。
逆転のシリーズ!最終QのペイトリオッツO#
さぁいよいよ最終の4Q突入!ペイトリオッツはTD一本返せば逆転出来る局面です。こんな場面、今年のレギュラーシーズンで何度も見てきました。そしてブレイディは、涼しい顔をして、しっかり逆転をし相手を粉砕してきました。今年もやっぱりペイトリオッツなのか?と思いたくなる展開です。
バークヘッド#34を2回使い、1stダウンを獲得し着々と前に進みます。
そして安定のWRアメンドーラがイーグルスレッドゾーンに攻め込み、残り6yds!うおお、いよいよ逆転か!次にWRジェームズ・ホワイトのランプレイであわやタッチダウンかと思いきや、中央D#が水際で止めて、残り2yds。
ペイトリオッツ、逆転のタッチダウンパス! 32-33
そして最後はやっぱりグロンコウスキ!がギリギリのところに来たブレイディのパスを見事にキャッチ!これはグロンコウスキでないと捕れなかったでしょう!見事逆転に成功します!
今年も俺たちが勝つんだ。と信じて疑わないリア充TE進撃の巨人グロンコウスキらしい、クネクネTDセレブレーション。
HCダグ・ピーダーソン、緊張の4thダウンギャンブル!魅せてくれた!
やられたら、やり返せとイーグルスO#が奮い立ちます。まずTEザックアーツにボールが渡り1stダウン獲得。次にこのゲーム調子の良いRBクレメンツのランプレイ。これが1stダウンラインぎりぎりで止められてしまいます。
3rdダウン、ココに来て、ペイトリオッツD#が集中力を発揮します。左のWRスミスにボールが渡りましたが、FSのマコーティが見事にタックル!値千金のディフェンスでした。4thダウン1yds。緊張の瞬間です。
ゲームをずっと見ている人にはわかりますが、「ここで1stダウンが取れなければ、ペイトリオッツが流れを持っていく」という危機感がありました。「ここはギャンブルだ!」
会場中に緊張が走ります。QBニック・フォールズの胸中や如何に。
TEザック・アーツがパスルートを走ります。1stダウンギリギリのラインを横にスライドするように。
そしてこれを見事にキャッチ!Sパトリック・チャンも気付いてチェックに行きましたが間に合わず。タックルして押し返そうとするも、レシーブした時点で足をしっかりつけて1stダウン成立!ギャンブルに成功しました!
HCダグ・ピーダーソン、歓喜の声をあげていたでしょう。
再逆転へ!イーグルスO#が噛み付く
2ndダウン9、自陣52yds。アグホローがパスを受け、1stダウン獲得。次にもエースWRジェフリーをデコイに使って、アグホローがターゲットに。FSデヴィン・マコーティがしっかりとマークしていますが、その隙間を狙う正確なバレットパスが突き刺さります。アグホローの調子が良い!さらにQBフォールズのパスも素晴らしい!一気に敵陣12ydsまで攻め込み、タッチダウンのチャンスです。
このチャンスを見事TEザック・アーツがタッチダウンレシーブ!「グロンコウスキよりもザック・アーツの方が上だ!」と言わんばかりの素晴らしいパフォーマンス!これでまた39-33と逆転をしました!このプレイ、タッチダウンの瞬間。スローモーションで何度も見たいくらい、感動の瞬間ですよね。はー、ザックアーツかっこいい。
マークについていたFSマコーティは間に合わず、コケてしまいました。先ほどは素晴らしいタックルだったのですが、良いプレイが続くか途切れるか。これがゲームの勢いなのでしょうね。
もう一度!残り2分のペイトリオッツ!
ここから逆転するのがブレイディ、ペイトリオッツです。まだ残り時間は2分。点差はわずか5点。時間は十分にあります。あとはO#の仕事だ。と言わんばかりに遙々とブレイディが登場します。おそらくラストシリーズになるでしょう。
しかしなんということでしょう!イーグルスDEブランドン・グラハム#55が、このゲーム最初のQBサック!この局面で!この大舞台で!なんということだ!誰もが目を疑うような決定的な瞬間でした。
このファンブルボールを、#96デレック・バーネットがラッキーにキャッチ。いい場所にいましたねぇってやつです。
これでターンオーバー!残り2ミニッツ・ウォーニングを切って、相手に攻撃権を渡すという、ゲームの大勢を決定づける瞬間でした。
ブレイディもその場に座り込んでしまい、何が起こったのか信じられない様子でした。4時間の長い間、緊張の糸がプツンとはち切れた。そんな瞬間だったのでないでしょうか。
自分では立ち上がることができず、センターのジョー・サニーに手を引いてもらい、ようやくベンチに帰ることが出来ました。イーグルスは優勝の二文字を強烈に意識したでしょう。
K ジェイク・エリオット FG3点をしっかり決め 41-33
フィールドポジションが敵陣30ydsということもあり、ランプレイで時計を十分に使い、最後は予定調和のFGでダメ押しの3点をもぎ取りました。このルーキーのキッカーのジェイク・エリオットは素晴らしいですね。ゴストウスキの次を担うリーグでも有数なキッカーになりそうな予感がしています。
ラストチャンス!ヘイルメリーの祈りを込めて
自陣11ydsから最後の攻撃が開始します。NEペイトリオッツはTDをとって、2Pointを成功させてようやくオーバータイムに突入 。昨年のファルコンズとのSBを思い起こすような展開です。ここまで来ても「どうせダメでしょう」って思えないのがブレイディなんですよ。本当に同点まで持っていくかも!とどこかで期待してしまいます。
最初はWRクリス・ホーガンになげた20ydsのミドルパス。残念ながら通りませんでした。
2ndダウンも3rdダウンも失敗。もちろん4thダウンギャンブルです。ここから、WRアメンドーラに通し1stダウン。続いてグロンコウスキに2回続けてパスを通し、時間を削りながらですが、センターライン付近まで歩を進めました。
イーグルスD#は6人が1stダウンラインよりも後ろを守ってます。絶対に防ぐべきはTDだけです。でも油断はできません。ディビジョナルプレイオフ、セインツvsバイキングスの大逆転がありました。これくらいの1stダウンはやってもいいのでしょう。
いよいよ正真正銘の最後のプレイが始まります。プレイコールは言うまでもなくヘイルメリーでしょう。パスターゲットはグロンコウスキに決まってます。この段階で1ゲームあたりの獲得ydsが1,152。これは今年のレギュラーシーズン、ポストシーズンの全てのゲームの中でもっとも多い記録になりました。それくらいO#の打ち合いだったということです。
祈りを込めたヘイルメリーは・・・
残念ながら失敗!
これでイーグルスの優勝が決定しました!!!
歓喜の緑の紙吹雪
負けたものには厳しい緑の紙吹雪
まとめ
第52回スーパーボウルは、イーグルスの勝利で幕を閉じました。まさしく一進一退の攻防で、どちらが勝利してもおかしくないゲーム展開でした。
全ての選手が自分が為すべきミッションをしっかりと理解していて、それをしっかりと遂行していました。ファールがほぼ無く、インターセプトやQBサックが実に少ない。こんなゲームはあまり見たことがありません。スポーツマンシップを感じる、まさにアスリート同士が切磋琢磨した技術と業が魅せる、最高のエンターテイメントでした。
感動をありがとう。としか言いようがありません。SBのMVPを受賞されたPHIイーグルスのQBニック・フォールズには心からのおめでとうを日本から伝えたいと思います。本当に素晴らしいプレイでした。バックアップQBだとは到底思えません。来季、どちらのQBをスターターで使ってくるか。PHI首脳陣は今から頭を悩ましているでしょう。
本当に素晴らしいゲームでした。NFLさんありがとうございます。
ただ・・・・一言いいたい。
ペイトリオッツのLS(ロングスナッパー)はカットだろ!大舞台でミスしたね!ゴストウスキ、失敗しちゃったやん。
というわけで、わたしのブログもこれからは、オフの補強人事の話題ばかりとりあげて行きたいと思います。このオフシーズンも楽しみですよね。