①まず給料が高いポジションはどれか?
これは各選手の契約金額を、上位20位まで抽出して、平均値を出して並び替えたものです。まぁ、いわばポジションごとのトップ選手の契約相場という感じです。
QBの給料がダントツ
やはり圧倒的にQBに支払う額が大きいですね。これはまぁ当然と言えます。QBが勝利に対して最も影響力が大きいからです。
それに比例して、LTの金額が大きいです。大事なQBを守る、つまりQBが本来の能力を発揮できるようにする上で大事なポジションだからです。
めっちゃ安いポジション3つ
働きの割に安いのがTE,RB,SSです。特にフルバックは特別に安いです。でもこれはちょっと特別すぎますし、フルバックを専属で置かないことの方がNFLでは多いので、分析から外しましょう。
②どのポジションの選手が一番多いの?
Sportracさんのデータをソースにしてます。情報を見ることができる選手は全部で1775名。この4月ドラフトで各チームごと7巡目まで指名権がありますので、32チーム☓7人で224名が増加します。合計すると1999人です。ロースター登録できるのが53名で、合計1696名。各チームごとに10名くらいは選別から外れることになります。
WRとCBが多い
最も多いのはWRですね。これは1ゲームに3人セットすることもありますし、怪我が多いポジションでもありますから、人数が必要なんですね。271名を32チームで割ると人チームあたり8.5名です。これくらいは必要人数なのでしょう。同じ理由でCBも多いですね。ダブルでセットすることと、サブ的メンバーが必要だと言うことでしょうね。
QBはバックアップを含め3人セットが通常
QBも95名です。ドラフトも入れると各チームに3名~4名の配属となります。QBそれぞれの競争環境をつくるということと、16ゲームとプレイオフのシーズンを戦い抜くには、有能なバックアップQBの存在が重要だということですね。
③全員の平均とるとLTが超高い
全選手の平均をとると、QBよりもLTの方が給料が高いことになっています。LTに配属される選手は全員で40名ほどです。OLの選手はガードが多くて、RT,LTはバックアップがいません。もし怪我したらガードがタックルにコンバートします。つまり、LTやRTで登録されるということは、もう既に1流の選手だということです。だから平均額は高くなる。
WRの平均はかなり安い
下から4番目に位置しています。トップ選手はかなりの高額ですが、ほとんどが安い選手だということですね。言うなればWRは出世したら大化けできるポジションだっていうことですね。
④一番損してるポジションはタイトエンド
ポジション | 最高 | 契約 |
QB | マット・ライアン | $150M |
OLB | カリル・マック | $141M |
DT | アーロン・ドナルド | $135M |
DE | デマーカス・ローレンス | $105M |
LT | タイロン・スミス | $98M |
WR | オデル・ベッカムJr | $90M |
ILB | C.J.モズリー | $85M |
G | ザック・マーティン | $84M |
FS | ランドン・コリンズ | $84M |
CB | ジョシュ・ノーマン | $75M |
SS | レシャッド・ジョーンズ | $60M |
RB | トッド・ガーリー | $58M |
C | トラヴィス・フレデリック | $56M |
RT | レーン・ジョンソン | $56M |
TE | トラヴィス・ケルシー | $47M |
FB | カイル・ユーズチェック | $21M |
総人口が137名、平均額は$6M、最高額のトラヴィス・ケルシーでさえ、ビリから2番目。あんだけ活躍していて、なんでこんなに少ないのかね?ランニングバックの契約改善が騒がれてるんですが、TEも同じようにベースアップしてあげてほしいですね。