グリーンベイ・パッカーズのLBクレイ・マシューズが今シーズン既に3回もの「ラフィング・ザ・パサー(Roughing the passer)」の反則を受けている。
しかも、ゲームの流れを変える決定的な場面での反則、結果チームが負けてしまう展開に。ベテランLBの苦悩が伺いしれる。
この判定にフットボールクラスタ猛抗議!
グリーンベイファンのみならず、多くのフットボールファンがTwitter上で大炎上してます。
問題になったプレイはこちら
This is a foul for roughing the passer - the defender lands “with all or most of the defender’s weight” on the passer. Rule 12, Section 2, Article 9(b): https://t.co/s9YKN8NLuT #GBvsWAS pic.twitter.com/ei2QZkvvzx
— NFL Football Operations (@NFLFootballOps) 2018年9月23日
うん???どこが反則なんですか???
って皆が思うプレイですよね。でもこれ新ルールだとアウトなんです。
ラフィング・ザ・パサーのルールとは
そもそも、このルールは「明らかにプレイが終わったQBに対して、後からタックルをする行為を禁ずる」ものです。
rough : 手荒く扱う
passer : パスする人
上の動画で、シラキュース大学のQBが受けた、こんなプレイに対して反則を取るんです。ボールを投げたQBは無防備ですし、非常に卑怯でスポーツマンシップにかけた行為だと断じてるんですね。
しかし2018年からNFLではルールが改正
今シーズンから、このルールが変わっている。QBサックは反則ではないが、「全体重を載せて」のサックは反則ということ、2018年シーズンから変更になった。
結果こんなプレイが反則扱いに
Week3の疑惑のQBサック。どうみても美しいQBサックでしょう?
Here's the injury that happened to William Hayes.
— Dov Kleiman (@NFL_DovKleiman) 2018年9月24日
He's out for the season because he tried to obey a ridiculous rule. pic.twitter.com/jomoaGI8MP
ドルフィンズのDE、ウィリアム・ヘイン(William Haye)は反則を恐れて、不自然なサックをしたせいでACL断裂。シーズンアウトに。
まとめ
#Packers HC Mike McCarthy almost went after the ref. He's pissed after Clay Matthews was called for roughing the passer (again).pic.twitter.com/jJygSJFuJR
— NFL Update (@MySportsUpdate) 2018年9月23日
HCマイク・マッカーシーは、審判をしばき倒す寸前。どうもこのルールは改悪だったようです。
NFLを健康的にかつエキサイティングにするためには、ルールの微調整は重要な仕事だと思います。ルールが緩いと皆怪我して人生を棒に振るし、厳しくするとソフトになりすぎて、エキサイティングさがなくなる。
この安全かつエキサイティングというパラドックスのバランスを上手くとって、NFLを運営することがコミッショナーの仕事ですよね。グッデルさん頑張ってください。