ペンシルバニア州立大学のガラス研究チームが、10倍割れにくいガラスを開発したそうです。その名も・・・・
ライオンガラス!!!
さて、このガラスが社会にどんな変化を作るか。そして命名の由来についてまとめてみます。
ではどうぞ。
生成段階で二酸化炭素が少ない製法で、ゼロカーボンに近づく
いままでガラスの製法には、珪酸ソーダを使用しています。これは世界のガラス生産の大部分を占めています。これを溶かすのに必要な熱量がいることと、石灰石とソーダ灰とが酸化物に分解する際に、大きく二酸化炭素を放出します。だからガラスは結構温暖化に影響しているという仮説です。
<新ガラスを発明した教授ジョン・マウロさん>
さて、ライオンガラスは、炭酸塩バッチの使用をせず、溶融温度を下げることで、これらの二酸化炭素の排出の量を大幅にさげます。合わせて、温度が下がることでガラス炉の寿命を延ばすこともでき、一石三鳥の仕事ができたってことです。
・製造エネルギーコストの削減
・炉の寿命延長
・製品自体の寿命延長
ということで、最近いわれている持続可能な社会づくりに大きく貢献していくことでしょう。
ライオンはペンステートのマスコットです
カレッジフットボールが好きな方は、ご存知でしょうが、ペンシルバニア州立大学のフットボールチーム(アスレチックチームすべて)の名前は、「ニッタニー・ライオンズ(Nittany Lions)」と言います。
ペンシルバニア州立大学=ライオン。だから今回の製品にもその名が冠されたというわけですね。
ニッタニーってなんだ?
大学を見下ろす近隣の山こそ、ニッタニー山。山の名前なんですね。写真でいうと、こんな山です。
標高は663M。小高い丘にちかい山。それがニッタニー山。心なしか、ライオンが寝そべっているような、そんな姿を連想します。日本だと、熊本県の阿蘇金峰山くらいの大きさですね。
ペンステート大学とニッタニー山の地理的関係はこのようになっています。この地域は盆地が広がっており、開発がしやすい感じになってますね。
ペンステート出身のNFL選手は?
ペンステートはカレッジでもかなりの強豪です。シンプルな白とネイビーのジャージがそそりますね。当然、たくさんのNFL選手を輩出しています。少しだけ紹介しましょう。
やはり印象に強いのは、NYジャイアンツのRBセイクワン・バークリーですね。NFLでもトップRBの実力じゃないでしょうか。2018年ドラフトでNYGから1巡2位で指名されてます。
そしてダラスのLBマイカ・パーソンズもペンステート出身です。2021年のドラフト組。彼も1巡で、全体12位指名でプロ入りした名選手。1年目から大変な活躍を見せており、パフォーマンスが落ちることがアリません。
2022年ドラフトで1巡16位で指名された WRのジャハン・ドットソン。ワシントン・コマンダースです。
同年2022年で2巡38位でファルコンズから指名。DEのアーノルド・エヴィケティ。まだ目立った活躍は見せてないですね。
2022年は豊作。Sのジャクワン・ブリスカーは、2巡48位でベアーズから指名されています。
FSのエイドリアン・エイモス。2015年にベアーズから指名されてます。5巡142位、2019年にパッカーズに移籍しています。
他にもたくさんいますがこのあたりで。1巡2巡3巡などで名前を呼ばれる選手を定期的に輩出しており、ペンステートが名門であることがわかりますね。
ペンシルバニア州立大学ってこんなとこ
2023年度の世界大学ランキングでは151位。ちなみに同州にある私学の名門ペンシルバニア大学は14位です。ですが、過去2015年には53位をとったこともあります。また航空関係の研究ではかなりの論文がだされてるらしく、パブリック・アイビーの名門として知られています。
日本では東京大学が39位、京都大学が68位、東北大学が201-250位(同着)、大阪大学251-300位、名古屋大学301-350位がトップ5です。なので、ペンステートは東北大学と京都大学の間くらいと思って良いのでしょう。
ペンシルバニア州立大学の設立は1885年。当時は農業大学として設立されたそうです。今でも大学は農業を研究されています。ペンシルバニア州で唯一の公共大学としても有名です。学生は40000人を超え、大学生が占める街の人口バランスは90%を超えます。ほぼ学生しかいないエリアということで、若い方々のカルチャーが集積しているようですね。
もっと詳しくは、彼女のブログを。ペンステートの記念館に旅行に行かれたブログです。