いよいよ次の週、7月12日だったっけ。Netflixで、QBに焦点をあてたドラマ「The QuaterBuck」が日本でもリリースされます。
パトリック・マホームズ、カーク・カズンズ、マーカス・マリオタという三人に密着したドキュメンタリードラマ。QBというポジションでも、スーパーボウル優勝できた選手と、ジャーニーマンになる人。面白い事に松竹梅の三者三様の生き方がフォーカスされることになったので、見ごたえありそうで楽しみです。
さてさて、そしてですね。なんと、それに引き続きまして、今度はオーナーに密着したドラマが作られるそうです。
Netflixの次は、ジェリー・ジョーンズで全12話
ジェリー・ジョーンズといえばNFLの大長老。ダラスカウボーイズを「ザ・アメリカズ・チーム」とまで成長させた立身出世の人物として知られています。当然ですが、彼の権力や発言力の大きさはそれはスゴイものがあります。
さて、そんな彼の半生。特にカウボーイズのオーナーになるあたりから、現在に至るまでの、カウボーイズの隆盛について焦点を当てたドラマシリーズが作成されるらしいです。
Netflixの落札価格は?
このドラマの作成権利はAmazonとESPNとNetflixが入札に応じたそうです。そしてNetflixが約5,000万ドル(≒70億円)で落札したと報道されました。なんっていう金額なんでしょうか。70億円なんて回収できるのでしょうか。一見信じられないですが、ちょっと計算したら余裕でした。
アメリカ全1億世帯がNetflixのライトユーザー(月額$8)だとしたら、月収入が8億ドル。年収入で96億ドル。顧客は世界中に飛んでいます。収支報告書を見ると、四半期決算で40億ドルの売上ですので、ざっくり4倍だとして1600億ドル(23兆円)が年間売り上げになります。70億円ってのは、コンテンツ代としては過不足がないように思います。
正直面白いのか?期待してよい?
さて、カウボーイズの隆盛。1989年にジェリー・ジョーンズがダラスを買収してから、名将トム・ランドリー、RBウォーカー解雇の大改革。そこからの大快進撃というストーリー。間違いなくジョーンズ礼讃のプロパガンダドラマになります。ダラスの神話みたいになるだろうけど、それでも超絶楽しみです。
こちらのチーム紹介にも、簡単にストーリーはまとまってますが、まぁ見事な采配ぶり。NFLのチーム運営の手本となるようなドラマチックな展開でした。これはビジネスマンとして憧れないものはいないでしょう。NFLがなぜダイナミズムを保っているのか。知恵と勇気と決断と行動、それらすべてがチームに影響するってことがよくわかります。
Netflixがどのように料理するのか。これはもうめちゃくちゃ楽しみなのです。