能力も人格も素晴らしい選手なのに、スターダムから一段落ちてしまう人もいる。その一人が元全体2位指名のカーソン・ウェンツです。
彼が今後どうなるのか、その可能性について調べてみます。
元ドラフト2位、スーパーボウル候補者の彼は現在FA選手に
彼は2016年ドラフト2位で田舎町の大学からプロの舞台に登場しました。そしてドラフト2位だとか関係なく、イーグルスでは謙虚に練習に励み、チームからの信頼も高かった。2年目に大車輪の活躍をみせ、チームは快進撃。
しかしケガをしたため、彼はプレイオフには出れず。最大の貢献者でしたが、シーズンの行く末は、バックアップのニック・フォールズへ。
アンダードッグと揶揄されながら、見事スーパーボウルを優勝しました。その時、Tシャツだけでゲームをみていた彼は歯がゆさもあったでしょう。
その後、彼はスターターの座に戻りますが、2017年シーズンの勢いは陰りを見せました。カーソン・ウェンツへの評価も等しく下降していきます。そしてチームは、2020年ドラフトで獲得した53位のジェイレン・ハーツへと移行していきます。
2021年にインディアナポリス・コルツへ。9-8という戦績でしたが、1年間で放出が決定。
2022年にワシントン・コマンダースへ移籍。スターターとなったのは7試合のみで、2勝5敗でした。
FAになって3ヶ月、未だオファーはかからないが、ウェンツはロサンゼルスでトレーニングに奮闘。花を咲かせる努力を続ける男ウェンツは、諦めが悪いところが最大の魅力。
彼が着地するチームの可能性は？
コマンダースは、サム・ハウエルvsジャコビー・ブリセット体制。ここにもう一度戻る可能性は低い。ドラフト6巡指名だったハウエルはチームからの評価がかなり高い。
ファルコンズは、デズモンド・リッダーvsテイラー・ハイニケで、二人を競わせようとしている。ここはラマー・ジャクソンを狙っていたチーム。ドラフトでRBビジャン・ロビンソンを獲得した。攻撃パターンは、ウェンツのそれとは違う。
さてウェンツ再浮上の可能性があるのは、レイダースじゃないかな。ジミー・ガロポロはケガの心配が拭えない。シーズンの中盤・終盤から怪我の危険性が高くなってくる。
もう一つは、ジョーダン・ラブのバックアップとしてパッカーズに行くこと。ラブもスターター経験は浅い。偉大なQBの指導を受けていたので、十分なトレーニングは終わっているが、いざ本番になるまでは怖い。
まとめ
ウェンツ家にはまだまだ小さいかわいい女の子がいます。ぜひとももう一花咲かせてほしい。彼の人格、プレイ、とても大好きです。きっともう一度。
