パターソンがランクインしましたね。身体が大きく足が速く、リターナーとしてボールをもって走るときは、進撃の巨人のように威圧感があります。あだ名は「フラッシュ」。いろんなチームに在席しており、ニューイングランド・ペイトリオッツ時代には、スーパーボウルにも出場した選手です。
さてどんな人物でしょうか。
大学時代
サウス・カロライナ州のロックヒル出身。地元の高校を出て進んだ大学はカンザス州のコミュニティ・カレッジでした。(Hutchinson CC)。ここで彼は大学の記録を全て塗り替えます。
ちなみに、ここ出身のNFL選手は結構多いです。アルビン・カマーラもここの同窓生です。100mでは10.33s、200mでは21.19s、走り幅跳びは6.85mとこちらも大学記録をバンバン塗り替え、あろうことか1600m走にも出場してます。もうとにかく運動無双状態。
あまりにスゴイ才能に注目を浴び、ジョージア・ミシシッピ大学、オーバーン、LSUなどからオファーがあります。そしてテネシー大学を選び2012年に転校が決定。
彼はこの1年間だけDiv1のリーグでプレイをします。WRであり、リターナーであり、RBとしても出場します。かれは、そのたった1年だけの活躍でプロのスカウトマンたちの耳目を集め、ドラフトに登場してきたわけです。
プロでのキャリア
彼はなんと1巡29位にてミネソタ・バイキングスから指名をうけます。この29位の指名権は、ドラフト当日に、ペイトリオッツとトレードされたものでした。
パターソンは早速デビュー。見事に成果を残し、初年度からプロボウルに選ばれ、またオールプロにも選択されます。パターソンのプロライフは順風満帆に思えました。
しかし2年目、全体32位で獲得したQBテディ・ブリッジウォーターとの相性が悪くWRとしては400ydsも成果を残せませんでした。リターナーとしても凡庸でレギュラー争いに敗北。チームの4番手に降格することになります。
3年目もWRとしてチョイチョイ起用されますが、結果は1年間で2キャッチのみ。これではどうしようもありません。しかし彼はリターナーとして2回もキックリターン・タッチダウンを奪います。これで2回目のプロボウルとオールプロに選ばれます。しかしKRとしてです。
2017年にレイダースと2年契約($8.5M)を締結。アマリ・クーパーや、クラブツリーらのWRユニットに仲間入りします。それでも彼はあまり大成することができなかったです。
2018年、レイダースは彼をペイトリオッツとトレードすることに合意。6巡指名権と交換されました。ここからどうも彼のプロ生活が上向いてきた様子。21回キャッチ、247ydsゲイン、3本タッチダウン、23回キックリターン、663ydsゲイン、1本タッチダウンと大きく活躍します。
そしてこの年、ペイトリオッツはラムズとスーパーボウル53を戦います。パターソンはスーパーボウルに登場してリターナーとして、またRBとしての活躍を見せて、優勝に大きく貢献をします。
2019年には、ベアーズと2年契約を締結($10M )。この年は825ydsをリターナーとして稼ぎ、リーグリーダーになります。またベアーズの歴史上、ゲイル・セイヤーズに続く、二番目に走った選手として名を刻みました。
2021年からはファルコンズです。こんなに頑張ってるのに、契約は1年$3Mのみ。せめて1年$10M いってあげてよーと思うのだけど、世の中は世知辛い。NFLは厳しいですね。
2022年に、ようやっと契約更新。それでも2年だけで$10Mと厳しい内容。彼には代理人がいないのかと思うほどです。
私生活
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私服はこんな感じ。結構タイト目を好むようです。奥様は二人目を妊娠をしてるようです。