さて、オフシーズンの人事異動はまだまだ続きますが、ひとまず落ち着いたのはヘッドコーチの布陣です。今回の記事ではNFL初心者のために、どんな人が監督なのか?について、まとめてみます。
今回はNFC,次回はAFCという具合で発表しますね。それではどうぞ!
NFLが日本でもっと浸透しますように。
- (東地区)ダラス・カウボーイズ
- (東地区)フィラデルフィア・イーグルス
- (東地区)NYジャイアンツ
- (東地区)ワシントン・フットボールチーム
- (北地区)シカゴ・ベアーズ
- (北地区)デトロイト・ライオンズ
- (北地区)グリーンベイ・パッカーズ
- (北地区)ミネソタ・バイキングス
- まとめ
(東地区)ダラス・カウボーイズ
こちらのHCは、マイク・マッカーシー(Mike McCarthy)ですね。2020年から着任されて今年で2年目になります。ゲーム運びはあまり勝負かけるタイプではなくて、コンサバなイメージがあります。2020年の成績は6勝10敗の負け越しでしたね。
かれはかつてグリーンベイ・パッカーズのHCとして13年間という長い期間勤めてきてます。なので手腕については間違いがなかろうという評判です。しかしながら、パッカーズ時代に、「あのロジャーズを使っておきながら、スーパーボウル1回しか勝てないとか、指導者として足らない所あるよね」という評価もあり。
(東地区)フィラデルフィア・イーグルス
こちらは新顔。ニック・シリアニさんが今季から着任。なんと39歳という若さですね。
以前はコルツのオフェンシブ・コーディネータを3年(2018〜2020)してきた人です。ヘッドコーチをするのは初めて、ということですので、ちょっと心配もあります。
イーグルスのヘッドコーチといえば、スーパーボウルを制覇したダグ・ピーターソンが印象深いですね。トリッキーな技も使い、またガンガン4thダウンギャンブルを行使してきた攻めの印象が強いひとでした。
さてシリアニはどんなチームをつくるのでしょうか。非常に楽しみですね、
(東地区)NYジャイアンツ
ジャイアンツは、2年目のジョー・ジャッジ。昨年の戦績はマッカーシー(カウボーイズ)と同じく6勝10敗でしたね。いまいちだなぁと一見感じますが、2019年シーズンと比較すると、少しマシになったという感じもあります。
ジョー・ジャッジさんは、ニューイングランド・ペイトリオッツのスペシャルチームをタンツしてきた人です。2012年から2019年までの8年間を過ごしてきて、ビリチック監督の教えを直接もらってきたので、攻める・守るの基本構想は完成しているはず。
ジャッジは今期で2年目。手強いチームをつくるのじゃないかなぁと予想します。
(東地区)ワシントン・フットボールチーム
さてこちらも2年目となる親分ロン・リベラ。彼は2年目とはいえ、もうNFLでは随分顔が広い(でかい)人ですよね。彼が着任する前のワシントンは、3勝13敗のひどい状態でした。
そこから彼は着任1年目で、7勝9敗のところまでチーム改革に成功。しかもQBは怪我から復帰したアレックス・スミスなどを使ってです。あまり良い状態ではなかったですがね。これはやっぱりドラフト2位のチェイス・ヤングを獲得したのが、もとドラフト2巡のLBだったリベラHC的にも良かったんじゃないかなと思います。
彼はカロライナ・パンサーズ時代に9年間HCを担当してきた人物です。DCとしての経験はベアーズ時代から数えると17年になります。彼ほどディフェンス改革に力強い指導者はいないでしょう。さてさて、ワシントンがこれからどう変わるのか楽しみです。
(北地区)シカゴ・ベアーズ
ベアーズHCは、マット・ナギーですね。ファンからは「こいつをまず首にしろ!」と言われてるくらい、ちょっと酷評が集まってる状態です。しかしまぁ、戦績は8勝8敗(2019年)2020年も8勝8敗と、マジでどっちつかずな感じの状態なんですね。
この人は2018年から着任してて、今期で4年目。まぁ今年が勝負でしょうね。これで結果が出せなかったら、おそらくファイア(Fire)されるでしょうね。ファンにも顔が立たんという面目もあるし。
ナギーは顔はディフェンスっぽいんですが、OCをしてきたオフェンス畑の人です。でも、なんでベアーズがQBアンディ・ダルトンをトレードしてきたのか、意図がわかんない。どうするんだろうな。
(北地区)デトロイト・ライオンズ
HCダン・キャンベル。この人、今年からの新任コーチです。この人HC歴も0年で、まだまだどんな指導をするのか不明なところが多いです。
ライオンズといえば、かつてからずっと低迷状態です。32チームある中でもかなり古い歴史をもつチームなんですが、それでも1度もスーパーボウルに出場したことないという不名誉な歴史ももっています。
2019年も3勝、20年も5勝しかあげられず。ライオンズは過去10年振り返っても勝率44%と負け越しなんですね。そこにHC経験の無い人を招聘するってのも、ちょっとどうかなぁ~というような人事案件です。さてライオンズはどうなることやら。
(北地区)グリーンベイ・パッカーズ
これは安定してきましたね。マット・ラフルーアHCも3年目。初年度から13勝をあげて地区優勝、2年目なんかはスーパーボウル最有力候補と言われてきたほど。
さきほどカウボーイズで紹介したけど、ラフルーアの前はマッカーシーでしたね。ラフルーアに乗り換えてから、チームがゴロっとかわりましたよね。正直、超超強くなりました。本来の力が発揮されただけってことだけかも知れないですけどね。
今年もアーロン・ロジャーズを軸に進めるでしょうけど、彼の神通力も無限ではありません。やっぱり時間というのは、全ての人間に平等にあるリソースなんですよね。将来のチームのために、新しいグランドデザインをつくっていかないとってところですね。
(北地区)ミネソタ・バイキングス
ここはずっと、マイク・ジマーさんですね。2014年からだから、今年の2021年で8年目となりますね。結構HCとしては長期政権って言えるレベルでしょう。7年間の戦績では、64勝47敗で、勝率57.6%で勝ち越ししてます。この事実はでかいよね。
ジマーさん、どんな人かっていうと1994年にカウボーイズから、プロコーチのキャリアをスタートしているんですね。ダラス時代は結構ながくて、1994-2006年の13年を過ごしてて、いわゆる黄金時代を経験してきた人です。
HCとして最初についたのが、このバイキングス。なかなか安定した成績を残してる人なんですが、もっと目立った成績が欲しいところです。
まとめ
なんだかとっても記事が長くなってしまいました。NFCを1記事にまとめようかと思ったんですが、2つにわけます。長すぎてこっちがしんどいwww。
今年もパッカーズは強そうなんだけど、ロン・リベラ改革が進むだろうワシントンにも注目したいですね。北地区が熱いように思います。