前回は、スクリメージラインを制するディフェンスラインの選手を紹介しました。
今回の記事では、D#の中盤にいるラインバッカーたち、その中でも1巡に入りそうな5名の有力選手を紹介いたします。
それにしてもどいつもこいつも化け物ばかりですね。
それではどうぞ。NFLが日本でもっと浸透しますように。
- ミカ・パーソンズ(Micah Parsons) / ペンステート
- ザヴェン・コリンズ(Zaven Collins) / タルサ大学
- ニック・ボルトン(Nick Bolton) / ミズーリ大学
- ジェレマイア・オウス-コラモウ(Jeremiah Owusu-Koramoah) / ノートルダム
- ジョセフ・オサイ(Joseph Ossai) / テキサス
- その他の期待のラインバッカー達
- まとめ
ミカ・パーソンズ(Micah Parsons) / ペンステート
全体期待度でランク5位、LBでは当然評価1位のすごい選手です。身長190cm、体重111kgの素晴らしい体格。ほぼDLといって良いでしょう。
ペンシルバニア州生まれ。高校時代はDEとRB、そしてリターナーとしても活躍。D#としては3年間で42サック65タックル、RBとして109回のキャリー、1,239yds、27TDを達成しています。アラバマ大学、クレムソン、ジョージア、その他なんと12の大学から奨学金のオファーがあった期待の星でした。しかし、家から近いという理由で、ペンシルバニア州立大学、ニッタニー・ライオンズを選択しました。
大学進学してからMLBとしてシフト。1年生のころから、82タックルの大活躍をしてます。2年時には109タックル、5サックを記録。コットンボウルでは2サック、2ファンブルフォースの大活躍。NCAAのベストラインバッカーに選ばれてます。
この投稿をInstagramで見る
じつはもう2歳になる息子さんがいます。家族のために頑張ってほしいものです。
ザヴェン・コリンズ(Zaven Collins) / タルサ大学
全体18位ランク。LBとして2番目の評価の選手です。身長193cm、体重117kgとパーソンズよりも少しだけサイズが大きいですね。彼はオクラホマ州の出身で、進学したタルサ大学は家から近いという理由で進学しています。まぁその他必要な条件はもちろんクリアしていたのでしょう。
1年時は体重増加のために、いくつか試合にでれていません。しかしその後はルーキーながら10試合に出場し、素晴らしい活躍を見せるようになります。そして2年時にはほぼ全ての試合に出場し、オールアメリカンとして選抜されるようになります。
年末には、ブロンコ・ナゴウスキ賞(最優秀D#選手賞)に選ばれるなど、トップ評価のパーソンズと全然見劣りすることのない評価の選手です。
この投稿をInstagramで見る
彼の特徴というか強みは、体の長さ、腕の長さ。それにバックペダル、ストップ&ゴーの敏捷性の高さなどがあげられます。最高速度では他に負ける部分はありますが、アジリティと視野の広さ、体格の良さなどから、プロ入り後もたくさん活躍してくれそうです。
ニック・ボルトン(Nick Bolton) / ミズーリ大学
全体ランク21位、3番手の評価の選手です。身長182cm、105kgと、他のLB選手に比べて、最もサイズが小さいですね。
ボルトンはテキサス州の出身。大学時代はALL SECに2年連続で選ばれています。1年生から全試合出場して、2年にはスターターとして定着してます。103タックル、2インターセプトをあげオールスター選手になってますね。
この投稿をInstagramで見る
これがインスタ。
ジェレマイア・オウス-コラモウ(Jeremiah Owusu-Koramoah) / ノートルダム
なんて読みにくい名前なんだ!全体ランク27位の選手。ものすごいハードヒットなタックルをする熱血タイプですね。身長185cm、体重97kgですから、プロ入り後はタイラン・マシューみたいに、SSとしてのポジもありかなと思います。
2020年に最優秀LB賞のバッカス賞を受賞しています。彼のプレイを表現するなら、「爆弾」でしょうか。砲弾から発射されたかのような爆弾です。スピードの速さとボールへの嗅覚、そして爆発力。体重が100kgない体なのに、このヒットができるのは、彼の魅力ですね。
この投稿をInstagramで見る
こちらインスタ。彼はひょっとすると10位以内の指名もあるかも知れないです。
ジョセフ・オサイ(Joseph Ossai) / テキサス
全体指名ランクが34位。テキサスではパスラッシャーとしてプレイ。彼はアフリカのナイジェリア育ちです。10歳になるまでテレビでアメフトを観たこともない、聞いたこともないという生活をしてきた人です。
高校生の時にスポーツで目立って、テキサス大学に進学。エッジラッシャーとして90タックル、5サックを記録。ブロンコ・ナゴウスキ賞、チャック・ベドナリック賞の候補者として選ばえれています。
プロ入り後はエッジというより、OLBとして活躍する感じでしょうかね。彼の魅力はスピードです。パスラッシャーとして機能することはもちろんですが、フィールドのサイドからサイドへ、動ける人物ですからね。バッカニアーズのデヴィン・ホワイトのような活躍をみせてくれるのでないかと。
この投稿をInstagramで見る
いいインスタですねー。
その他の期待のラインバッカー達
ディラン・モセス(Dylan Moses ) / アラバマ / 47位人気 / 190cm 108kg
アゼズ・オジュラリ(Azeez Ojulari) / ジョージア / 58位人気 / 2年生 / 190cm 108kg
チャズ・スラット(Chazz Surratt) / ノースカロライナ / 61位人気 / 187cm 102kg
ジョーダン・スミス(Jordan Smith) / UAB / 200cm 115kg
バロン・ブローニング(Baron Browning) / OSU / 190cm 108kg
ジャブリル・コックス(Jabril Cox) / ノースダコタ州立大学→LSU / 193cm 104kg
まとめ
それでは次回は最後、CB と Sセーフティを調べてご紹介します。4月29日のドラフトが楽しみで、しょうがないですね!