NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFL ドラフト】2020年NFLドラフト 1巡指名(1〜16位)をまとめました。

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NFLの歴史上初の「バーチャルドラフト」となった今回の2020年ドラフト。コロナウイルスのために、考えられた対策は「集まることを完全にやめる」というものでした。

 

大したものだなと思ったのは、やはりスケジュールを守ったことです。当初計画どおり4月23日に決行する方針を決定したコミッショナーはすごい。各チームのHCやGMも、スカウトチームとの議論が十分にできないので、延期してほしいという声もありましたが、グッデルはGOサインをだしました。この判断を正解にできたテクノロジーチームは、見事な仕事をしたと感じましたね。

 

さて、前置きが長くなりました。NFLドラフトのテーマはいつだって「THE FUTURE IS NOW」未来を変えた一日がドラフトの日です。涙にむせぶ大学生たち。各チームはどんな選手を選択したのでしょうか。

 

今回の記事では、全米が注目するドラフト1巡、未来のNFLスター選手たちをご紹介したいと思います。日本でもっとNFLが浸透しますように。

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1位 CIN QB ジョー・バロウ(LSU)

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もう完全に下馬評どおりの全体1位指名を獲得でしたね。ベンガルズのHCザック・テイラーもご満悦のご様子でした。これでベンガルズはQB問題解決に向けて大きな一歩を踏み出したように思います。

「パスの精度、機動力とか、一部分だけ切り取ると負けてる部分もあるけど、フリーになるレシーバーを見つけるのが上手。NFLではその能力はかなり大事ですね」

と、解説の村田さんや森さんが言ってました。オハイオ州立大学のバックアップQBを3年つとめ、一念発起して南部の田舎町ルイジアナの大学に転向。そして見事全試合勝利のパーフェクトシーズンを成し遂げ、全米制覇した大役者です。NFLの大舞台でも見事大輪の花を咲かせてほしい!

2位 WAS DE チェイス・ヤング(OSU)

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自邸で連絡をまつ様子が、全然大学生ぽくない感じだったのが印象的。チェイス・ヤングも変わったメガネしてたなぁ。亡くなったお父さん?なのかな。写真をおいて一緒に参加してるのが映ってて、いや家族思いで良いことだなと感じました。

エッジラッシャーのランキングでも1位のOSUのエッジラッシャーは、ワシントン・レッドスキンズが獲得しました。WASにはOSUの1年先輩にあたるQBドウェイン・ハスキンスが、ドラフト1巡で指名されてます。NFLでもチームメイトになれるとは楽しい話です。

シーホークスのDEクローニーと似てると言われますが、彼よりもどちらかいうとアスレチック。パワーでものを言わすというより、技術の面でも十分練度が高いという印象。早くプロの舞台でみたいですね。

3位 DET CB ジェフ・オクダ(OSU)

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CBランキング1位のオクダ。彼もまたOSUです。ジョー・バロウがもとOSUだったことを考えると、OSUがすべてTOP3を占めたと言えます。さてこのひと、コンバインでも異常なほどの体のキレを見せていました。

なんというか身体の動きがめちゃ滑らかで、まるで野生動物のように無駄がないというか。めちゃくちゃすごいアスリートです。

昨年のライオンズはパスで、1試合平均で284ydsをロスしてましたから、CB ニーズは非常に高かったです。実によい選手を獲得できました。

4位 NYG OT アンドリュー・トーマス(ジョージア)

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ジャイアンツも予想通りタックルを指名しましたね。OLでは、ペイトリオッツから移籍して2年経過するネイト・ソルダーがいますが、2年間まるまるLTを担当してます。逆サイドのRTマイク・レマーはチーフスに行っちゃった。QBダニエル・ジョーンズを守る意味でも、スターRBバークリーを活躍させるにも、スクリメージライン強化は最重要課題でしたね。

トーマスはとにかくまぁサイズがでかい。手が長いのもいいところで、エッジラッシャーへの対応範囲が広いですよね。でもOTだと他にも選手いただろうけど、なんでジョージアのトーマスにしたのかが謎。

5位 MIA QB トゥア・タゴバイロア(アラバマ)

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きました!これも下馬評どおり。ドルフィンズの最大ニーズのQBを、タゴバイロア獲得できたのはでかい。彼はQBランク2位ですが、LSUのQBジョー・バロウは昨シーズンだけしかデータがないからね。逆にタゴバイロアは出場したゲーム数も多いし、アスリートとしての評価はむしろこっちのが上かも知れない。

パスはもちろんだけど、アジリティの高さもよい、機動力もあってスクランブルでランプレイもできる。さらに面白いのが左利きってところ。ブラインドサイトが逆になるから、RTが重要になるね。

心配なのは怪我の既往歴。特に股関節まわりの怪我は大変ハードな感じがしたので心配だなと思う。NFLで長く活躍できると良いのだけど。

 

6位 LAC QB ジャスティン・ハーバート(オレゴン)

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3人目のQBが指名されました。ジャスティン・ハーバートはサイズ感もあり、ロングパスもできるマルチなQB かと思います。チャージャーズは長年つきあってきたQBリバースを放出し新時代をつくろうとしてます。

ジャスティン・ハーバートがなんだかとてもチャージャーズに似合います。CGで加工した写真みましたけど、なんの違和感もなくて、まるで今までもずっとチャージャーズにいたんじゃないかと思うほどです。

また、チームとしても、一番金のかかるQB 予算を新人で賄えるなら、この4年間はスター選手獲得に動けます。チャージャーズも、ドルフィンズも強くなりそうですね。

7位 CAR DTデリック・ブラウン(オーバーン)

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ILBのルーク・キークリーが引退したから、ランストッパーがほしいところ。DTのデリック・ブラウンはDTランクでも1位の選手です。

昨年のパンサーズはランプレイで過去最悪の喪失ヤードを記録してしまいました。確かフランチャイズレコードだったと思います。ジェラルド・マッコイ、ドンタリ・ポー、バーノン・バトラーも去ってしまい、頼みの綱だったカワン・ショートも14ゲーム出場できず。さらにスター選手のILBルーク・キークリーも引退でしたからね。

デリック・ブラウンはDTですが、クイックネスもあり、トップスピードはLBばりとも言われます。3メンでのエンドにもつけるし、4メンでの中央でもいける。D#をリストラしたいパンサーズとして、キーになりそうな予感です。

8位 ARI OLB アイザイア・シモンズ(クレムソン)

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こりゃまたいい選手をとりました!シモンズはOLBというポジションで登録されてますが、スナップカウントだけみると、スロットCBをしていることが最も多いんです。SもやってたしDTもやってたし、ILBもやってた。めちゃくちゃユーティリティな選手なんですね。

基本LBとしてカーディナルズに貢献するはずですが、ひょっとするとSSのようにCBでもあり、エッジラッシャーでもある、そんな働き方をするのでないか。チーフスのSタイラン・マシューみたいな感じかなと思います。

余談ですが、ウェブで接続されたHCの家が写ってました。大豪邸すぎて視聴者だけでなくNFL選手らも、みんな軽く批判してたらしいです。

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9位 JAC CB C.J.ヘンダーソン(フロリダ)

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CBランクで2位のヘンダーソン。どこが取るかと期待してたけど、ジャガーズになりましたね。6フィート1インチ(183cmくらい)で理想的な体格で、足も早く手も長い。リアクションが上手でマンツーマンD#で最高。めちゃくちゃなスピードでプレイしてるのに、まるで普通の感じに見えるのがすごい。

ジャクソンビルは、A.J.ブイエ、ジャレン・ラムジーの強烈なツインCBユニットがいたんですが、ふたりとも違うチームに行っちゃいました。シャットダウンコーナーになりうるヘンダーソン加入は最高ですね。

しかし、なんだろう。ドラフトで指名されたとき、あまり喜んでいる様子がなかったというか、薄かったというか・・・・。やっぱり強いチーム行きたいよねぇ。

10位 CLE OT ジャドリック・ウィルス(アラバマ)

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一番注目されてたOTです。ランクでも1位。とにかくパワフルで、ランプレイをガンガンだしてくれる頼りになるOL。パスプロテクションも1流です。QBメイフィールドを活かす上でも超重要な仕事を担当させられそうです。

10位指名しかなかったブラウンズに、ウィルスが残ってたことは青天の霹靂だったんのじゃないかなと思います。ただ彼がどこでプレイするかが今後の注目の的。アラバマではRTをしてたそうですが、ブラウンズには、ジャック・コンクリンがいます。LTだったグレッグ・ロビンソンは大麻問題で契約してませんからね。どっちが左側にチェンジするのかね。

11位 NYJ OT メッキー・ベクトン(ルイビル)

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JETSもOTを指名してきましたね。昨年のJETSはなんと52もQB サックを許してきました。これはどんな優秀なQBであっても最高の仕事はできないでしょう。オフェンス力を3割下げて逃げることに頭をつかいますからね。サム・ダーノルドもこれで少し安心してプレイできるのでないかなと思います。

ベクトンはOTランクで2位の選手です。6'7"(約2m)と身体がでかい。レフトタックルでもライトタックルでもどちらでも対応できる器用さがあり、ランプレイでは、ラインバッカーにまで迫るほどの突破力、突貫力がある。サイズ・パワー・テクニック、全てでレベルの高いOLですね。

12位 LV WR ヘンリー・ラグズ3世(アラバマ)

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ラスベガスに本拠地を移したレイダース。アマリ・クーパーが去り、アントニオ・ブラウンとも揉めて、WRがあんまり安定してない状態でした。イーグルスの1巡指名のネルソン・アゴラーを獲得してたけど彼ももう一つ。昨年は50回以上キャッチした選手が一人もいないという状況でした。

そういう状況を打破してくれそうな選手が、アラバマ大学のWRラグス。正直シーディー・ラムや、ジェリー・ジューディーのがいいんちゃうかなぁと思いましたが、ルートランの巧みさはプロで指導して、素材のほうに注目したのかも知れないですね。

しかし、それより目に入ってくるのは、彼の私服。なんでバスローブきてんの?

13位 TB OT トリスタン・ワーフ(アイオワ)

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ブレイディをゲットしたバッカニアーズが狙うのは、ブレイディを軸とした盤石がO#チームづくりです。そのために必要なことは、①OTの強化、②RBの補強、③WRの補強というプライオリティになるでしょう。WRにはデショーン・ジャクソンがいますからね。最後の最後で良いでしょう。

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今季ドラフトでは4人のエリートタックルがいました。しかし、バッカニアーズがもってる指名権は14位。ひょっとしたらタックルとれないかも!とざわつき、13位指名権のSFとトレードアップして、トリスタン・ワーフを獲得しました。

 

まぁ彼のすごいところは運動能力。コンバインでは垂直跳び、立ち幅跳び、40ydsラン、すべてでオフェンスラインで1位。ツイッターにあがってるけど、プールからジャンプしてあがるのは、まるで範馬勇次郎です。

14位 SF DT ジェーボン・キンロー(サウス・カロライナ)

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バッカニアーズとトレードしたSF。指名したのはなんとDTでした。これ僕的には意外。だって49ersはトップクラスのパスラッシュを持ってると思うからです。けど、デフォレスト・バックナーがコルツに移籍したことを考えると、同じくスクリメージラインの強化に動いたのかなと思いました。CB 補強してもいいんちゃうかな思ってましたけど。

キンローは中央でパスラッシャーとしてプレイできる突貫力を持ってる選手です。反射神経がとにかく鋭く、一歩目の反応が獣並みだそうです。

15位 DEN WR ジェリー・ジューディー(アラバマ)

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WRランクでは1位といわれた選手。ルートランがめちゃ上手で、この20年で最高とも言われてます。またフリースペースをみつけるのがうまくて、スクランブルでは必ず選択肢を作ってくれる人。だからQBはいつもジューディーを見るらしいです。キャッチも柔らかく、サイドライン際もいい。非の打ち所なしという感じ。

ブロンコスはドリュー・ロックをスターターQBにすることが決まりましたので、次はレシーバー陣の強化に動いたようですね。昨年のパスO#は32チーム中28位。確かにテコ入れが必要という感じですね。

16位 ATL CB A.J.テレル(クレムソン)

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うーん・・・・AJテレル・・・・。オクダーと、ヘンダーソンはもう他のチームで取られてるからね。それでも、まだフルトンもいたし、ディグスもいたしな。

でも、ファルコンズはデズモンド・トルファンっていうCBがいたけど、キャップスペースの関係で放出したから、CBニーズはあったんだろうなぁ。

 

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まとめ

Thomas Dimitroff talks 2020 NFL Draft details

残りの16名は、また明日まとめたいと思います。。記事にすると思ったより長いですね。ドラフトは、2巡・3巡・4巡・5巡・・・・7巡まであります。どのラウンドに指名されてようが、プロの土俵にあがったら、皆がライバルです。さぁ新しいディケイド。どんなNFLが生まれるでしょうか。これからも楽しみです。