新型コロナウイルスは、アメリカ大陸を襲った。2020年3月27日現在で、アメリカ国民の感染者数は世界最大の85,377人を数えた。
これはGoogleで発表されているコロナウイルスの感染拡大マップ(ポイントすると人数もわかる)。地球全体に広まっているという印象でよいだろう。まさにパンデミックである。
今度のドラフトは4月23日から開催予定だった。NFLはこんな状況下であっても、予定通り開催することを決定した。「NFLは動き続ける」、このど根性ある決断には心の底から尊敬する。さすがコミッショナーである。
今回の記事で、その詳細について調べてみました。
日本でもっとNFLが浸透しますように。
コミッショナーが送ったメモはこちら
これがコミッショナーのロジャー・グッデルが送ったメモと言われてます。32チームのオーナー、GM、HCらに送ったと言われてます。長く色々書いていますが、肝心なところはまず赤線のところ。
「The Draft should go forward as scheduled on April 23-25, 2020.」
ですね。
「ドラフトは当初予定どおり2020年4月23日~25日で行います」と書いてます。
おお、このコロナショックで大変な時期にも関わらず、予定通り決行するとはかなりの決断だと思いました。
しかし、予防策も対処されてます
昨年2019年にナッシュビルで開催されたNFLドラフトには、50万を超える観客が押し寄せました。お祭り大好きなアメリカ人の皆さんは、たくさんのイベントを催し、みなでNFLドラフトを楽しんだわけです。
しかし、今回の状況を鑑みますと、感染の拡大につながるような事は禁止すべきです。NFLは諸々の公開イベントをすべて中止することを決断しました。
ラスベガスでのドラフト開催は、今後しばらくないと思います。あの町がどう変わるのか。それはオフシーズンの一番の楽しみでもあったのですが、人類の生存をかけた戦いには替えられません。苦渋の決断ですが、英断かと思います。
グッデルのメモでは「コロナウイルスの状況はいつ好転するのか約束もできません。ですからドラフトの日時を延期することが有効と保証できないのです。」と書いていました。
ラスベガスでの会場設置はなし
ですので、「ラスベガスに集まる。」という事自体がなくなります。今年ロジャーグッデルはラスベガスでなく、テレビ局のスタジオにいき、そこでドラフト生中継を行うようです。そして、各チームのWar Roomがオンラインで繋がり、それぞれが放映されるという形。
さてこうなると、急遽プログラムを組み換える必要がでてきたTV屋さんはテンテコマイ。寝ずの番で企画を組み上げて実行するわけですね。ああ、大変そうだなぁ。
まとめ
コロナショックで株価瀑下げ。というよりも世界恐慌レベルの不況がやってくるのでないかという不安のほうがでかい。それでもNFLは進んでいく。それでも人間の営みは変わらない。
このホメオスタシスも人間ならではですよね。