おつぎはタックラーを紹介したいと思います。おそらく中央にセットするILBがランクインするとは思いますが、どうなるでしょうか。
さて、それではどうぞ。日本でもっとNFLが浸透しますように。
- 10位 ジョー・ショバート(Joe Schobert)/CLE 133
- 同8位 コリー・リトルトン(Cory Littleton)/LAR 134回
- 同8位 トッド・デイビス (Todd Davis)/DEN 134
- 7位 ザック・カニンガム(Zach Cunningham)/HIU 137
- 6位 ジェイロン・スミス(Jaylon Smith)/DAL 142
- 5位 ルーク・キークリー(Luke Kuechly)/CAR 144
- 4位 ブッダ・ベイカー(Budda Baker)/ARI 147
- 3位 ジョーダン・ヒックス(Jordan Hicks)/ARI 150
- 2位 ブレイク・マルティネス(Blake Martinez)/GB 155
- 1位 ボビー・ワグナー(Bobby Wagner)/SEA 159
- まとめ
10位 ジョー・ショバート(Joe Schobert)/CLE 133
ブラウンズ4年目の選手。タックルランキングで名前が上がってくるってのは、ある意味チームのD#が弱いってこともある。なので単純にその選手が優秀だという証拠にはならんのですが、ショーバートはいい選手です。
彼がキャリア2年目の2017年シーズンではタックルで144回あげてリーグリーダーになってます。今回はその時に次ぐ133回タックル、インターセプトも4回と実に良い。ブラウンズはいい選手がいるんだけど、本当に勝てないシーズンが続くなあ。
2018年の7月に結婚したんだけど、プロポーズした場所はエッフェル塔の前っていうロマンチックなやつなのです。
同8位 コリー・リトルトン(Cory Littleton)/LAR 134回
ラムズでドラフト外で契約して、今年で4年が終わりました。今年の134回タックルは彼のキャリアハイ、昨年の125回から伸びましたね。脚の速い高速ラインバッカーで、パスディフェンスにも大活躍しています。今年はプロボウルには選ばれなかったねぇ。
同8位 トッド・デイビス (Todd Davis)/DEN 134
彼もドラフト外の契約でNFLにデビューした人。6年目のシーズンが終わってタックル134回はキャリアハイ。本当努力の人だよね。毎年成績あげてるんだから。
インスタのアカウントは「bambamdavis51」。なんと右脚にBambamって入れ墨いれてますね。かっこいいなぁー。
7位 ザック・カニンガム(Zach Cunningham)/HIU 137
カニンガムは今年で3年目。こっちは2巡目の選手。QBデショーン・ワトソンの次にチームから指名された人。テキサンズではILBにセットして、ボールを常にスパイしています。JJ.Wattがグワーっと攻めて、出てきたボールキャリアをガブーっと倒す。
自分から前に突っ込むことはなく、受けてるプレイなんですが、見事にミスがないですね。判断が速いし、素晴らしい。いいラインバッカーだなぁ。
6位 ジェイロン・スミス(Jaylon Smith)/DAL 142
ジェイロン・スミスはノートルダム大学出身の2巡選手。今年で4年目が終わりました。レイトン・バンダーアッシュとのコンビで、ランプレイを見事に止めます。昨年も121タックル、今年は20以上増やして142タックル。パスディフェンス9回と脚の速さでパスプレーにも貢献しています。ドラフト前の怪我から復帰して、もうすっかりカウボーイズの顔になりましたね。
5位 ルーク・キークリー(Luke Kuechly)/CAR 144
今年で引退してしまった名選手。ルーク・キークリーのキャリアは合計8年ということになりました。なんとキャリア全てで100以上のタックルを上げた稀有な人。ILBとしてはおそらくNFLで一番の人だったと思います。
最後のシーズンとなった2019年もプロボウルに選ばれ、7年連続プロボウル、オールプロ5回選出と史上最高のLBなのかも知れないです。
4位 ブッダ・ベイカー(Budda Baker)/ARI 147
ブッダ・ベイカーは、顔が仏陀に似てるから、母親が名付けたそうです。彼だけポジションがラインバッカーではなくFSです。3年目のキャリアが終わり2度のプロボウルに選ばれました。
カーディナルズの2019年シーズンの成績は、ディフェンスランキング32位(Loss Yards)でビリッケツでした。セーフティのベイカーがこんなにタックルしているっていうのは、D#チームの成績が悪いとも言えますね。
3位 ジョーダン・ヒックス(Jordan Hicks)/ARI 150
ヒックスはイーグルスから移籍してきた選手です。2019は5年目になるシーズンでしたが、キャリアハイの150回タックル。それまでの4年平均で45回ですから、随分大幅に更新された感じです。
しかし何度もいいますが、D#チーム全体が弱かったため、一部の選手にタックルが集中したとも言えます。カーディナルズが強くなるのが早く見たいですね。
2位 ブレイク・マルティネス(Blake Martinez)/GB 155
ブレイク・マルティネスはパッカーズの4巡指名選手。19シーズンで4年経過でオールプロにもプロボウルにも選ばれてないから目立たないんだけど、実は毎年140以上のタックルを決めてる名選手なのです。この3年間での年間平均が148回タックルと、かなりの異常値です。お顔つきがベビーフェイスなのがチャームポイント。
1位 ボビー・ワグナー(Bobby Wagner)/SEA 159
はい、今年もこの人、ボビー・ワグナーです。シーホークスD#の超重要人物ですね。2012年ドラフトで2巡指名を受けてますから、引退したCARのルーク・キークリーと同じドラフト組になります。ワグナーも同じく、毎年100本以上のタックルを上げてきた稀有な人。タックルでリーダーになったのは、2016年以来2回目となりました。
ワグナー | キークリー | |
2012年 | 140 | 164 |
2013年 | 120 | 156 |
2014年 | 104 | 153 |
2015年 | 114 | 113 |
2016年 | 167 | 102 |
2017年 | 133 | 125 |
2018年 | 138 | 130 |
2019年 | 159 | 144 |
合計 | 1,075 | 1,087 |
平均 | 134.4 | 135.9 |
ボビー・ワグナーと、ルーク・キークリーを比較してみると、こんな感じ。どっちも同じくらいスゴイ。現役ラインバッカーでは間違いなくトップの一人ですね。
まとめ
昨年のランキングに引き続き、今年も入ったのは3人だけ。CARルーク・キークリー、GBブレイク・マルティネス、LARコリー・リトルトンでした。
キークリーとワグナーがリーグの頂点でしたが、これからはパッカーズのマルティネスが出てきそうですね。これからが楽しみです。