さて、選手振り返り企画の最後になります。ディフェンスのセカンダリー、CBとFS、SSなどを紹介したいと思います。
今回の記事では、
①インターセプト回数
②パスディフェンス回数
の2点で検討してみました。それではどうぞ。
日本でもっとNFLが浸透しますように。
- 1位 CBステフォン・ギルモア(Stephon Gilmore)/ 29y・NE
- 2位 CBローガン・ライアン(Logan Ryan)/ 28y・TEN
- 3位 CBトレデビアス・ホワイト(Tre'Davious White)/ 24y・BUF
- 4位 CBジョー・ヘイデン(Joe Haden)/ 30y・PIT
- 5位 CBジャノリス・ジェンキンス(Janoris Jenkins)/ 31y・NO
- 6位 CBカールトン・デイビス(Carlton Davis)/ 23y・TB
- 7位 Sジャスティン・シモンズ(Justin Simmons)/ 26y・DEN
- 8位 CBジェイル・アレキサンダー(Jaire Alexander)/22y・GB
- 9位 CBケヴィン・キング(Kevin King)/ 24y・GB
- 10位 CBマーロン・ハンフリー(Marlon Humphrey)/23y・BAL
- まとめ
1位 CBステフォン・ギルモア(Stephon Gilmore)/ 29y・NE
パスディフェンス20回
インターセプト6回 2TD
タックル53回
今年の活躍をみると、やっぱりギルモアを1位にあげざるを得ません。常にエースレシーバーに張り付き、ディフェンスチーム全体の能力を引き上げていました。ペイトリオッツのパスディフェンスはリーグ1位の実力で、プレーオフ進出への最大の武器だったと言えます。その大黒柱となったのが、ギルモアの存在でした。今年もプロボウルとオールプロに選ばれ見事なシーズンでした。
こんな顔。ちょっとラクダ顔だよね。
2位 CBローガン・ライアン(Logan Ryan)/ 28y・TEN
パスディフェンス18回
インターセプト4回
ファンブルフォース4回
タックル113回
テネシーのローガン・ライアンは今年オールプロにもプロボウルにも選ばれませんでしたが、スタッツを見ると見事な活躍です。パスディフェンスでの貢献もそうですが、4.5回サックと113回タックルと、まるでILBのようなハードな活躍をしてくれています。こういう存在がいるとディフェンスのマネジメントが大きく変わります。
3位 CBトレデビアス・ホワイト(Tre'Davious White)/ 24y・BUF
パスディフェンス17回
インターセプト6回
タックル58回
猫のような敏捷性をもった選手です。インターセプト6回のうち2回はベンガルズ戦でした。特に4Qのラストドライブを彼のインターセプトにより、息の根をとめたプレイは見事でした。タックルでも見事な貢献をしており、サードダウンでの水際で勝利する姿が印象的です。プロボウル&オールプロW受賞の素晴らしいシーズンになりました。
4位 CBジョー・ヘイデン(Joe Haden)/ 30y・PIT
パスディフェンス17回
インターセプト5回
タックル65回
ブラウンズ出身のベテランCB、今年は久々に16試合フル出場でした。2014年シーズン以来久々の20回に迫る記録で、3度目のプロボウルに選ばれました。10年目のシーズンが終わり、いつ引退されるかわかりませんが、本当素晴らしい選手ですね。
「笑顔が素敵な選手ランキング」をつけるならトップ10に入る人。人柄がとても良さそう。
5位 CBジャノリス・ジェンキンス(Janoris Jenkins)/ 31y・NO
パスディフェンス15回
インターセプト5回
タックル61回
ジェンキンスもシーズン9年目を終わったベテラン選手です。STLラムズで4年、ジャイアンツで4年目を終えようというシーズンでしたが、ウィーク14を終えたところでTwitterでの中傷発言が問題になり、チームから謝罪を要求されましたが、それを拒否したことで解雇されました。その後セインツと契約しました。セインツからするとありがたい話でしたね。
彼はプライベートで色々ありました。2018年の6月に自宅で殺人事件があり、同居してた兄ウィリアムスが殺人容疑で逮捕されました。現在お兄さんはニューヨークの刑務所にいるそうですが、心労は大変なものがあったでしょう。新天地での生活が彼にゆとりを与えることを祈ります。
6位 CBカールトン・デイビス(Carlton Davis)/ 23y・TB
パスディフェンス19回
インターセプト1回
タックル59回
バッカニアーズの若手CBのカールトン・デイビスは、パスディフェンス回数ではリーグ2位の記録をだしました。昨シーズンがたったの4回だったので、大変な成長をみせてくれました。来年のシーズンはどうなるのでしょう?楽しみに注目してみたい選手です。
7位 Sジャスティン・シモンズ(Justin Simmons)/ 26y・DEN
パスディフェンス15回
インターセプト4回
タックル93回
16年ドラフト3巡の選手。彼もデイビス同様昨年とは打って変わって、素晴らしい活躍をみせましたね。シーズン4年目でパスディフェンス15回はキャリアハイ。いままで4回5回程度でしたから。来年はまたいい記録出してほしい。
8位 CBジェイル・アレキサンダー(Jaire Alexander)/22y・GB
パスディフェンス17回
インターセプト2回
タックル58回
2018年ドラフト1巡の期待の星。パッカーズD#では重要な人物で、チーム勝利に大きく影響してくる選手です。期待通りパスディフェンスでリーグ10位以内にはいってくれて万々歳。来年再来年の活躍を期待。
こういう人。たぶんめっちゃノリがいいやつ。
9位 CBケヴィン・キング(Kevin King)/ 24y・GB
パスディフェンス15回
インターセプト5回
タックル66回
彼もパッカーズ。アレキサンダーの1年先輩です。指名巡も33位とほぼ1巡とみてよし。ルーキー年は大学の関係であまりチームに参加できませんでした。肩を脱臼する癖がぬけず手術などしてて、2年目もあまりゲームに参加していません。今年で3年目、10ゲーム以上出場できたのが今年初めてで、ようやく活躍できるようになりました。
プレイと関係ないけど、顔や風貌が漢方薬売ってる中国人みたいで、あまりジャージは売れなそう。肩良くなるといいねぇ。
10位 CBマーロン・ハンフリー(Marlon Humphrey)/23y・BAL
パスディフェンス14回
インターセプト3回
タックル65回
ボルチモア・レイブンズの1巡16位の人気選手。今年で4年目のシーズンを終えました。オールプロ&プロボウルのW受賞となり、素晴らしいシーズンです。ファンブルリカバーから2回のタッチダウンなど勲章も残しましたね。
ケビン・キングよりもイケメンでスター性が高い気がしますね。
まとめ
以上です、他にもたくさんいい選手ばかり。例えばレイブンズのマーカス・ピータスはインターセプト5回で210yds、3TDを記録してオールプロに選ばれてます。またバッカニアーズのジャメル・ディーンも、13試合しか出てないのに、パスディフェンス17回と素晴らしい記録を残しています。
そもそも、DBの実力をスタッツで比較するのは乱暴とも言えます。レシーバーにピッタリくっついて、パスを出させないCBはシャットダウン・コーナーと言われますが、彼らの実力はスタッツには表現されません。そもそもパスが飛んでこないのですから、インターセプトもパスディフェンスも存在しないのです。そういう意味では、49ersのリチャード・シャーマンやカーディナルズのパトリック・ピーターソンなどは超優秀です。
またDBにいるのに、タックルで大きく貢献したARIのブッダ・ベイカー(PD6, Tackle147回)、CARのエリック・リード(PD6,Tackle129回)などの選手も無視できません。
というわけでCB・Sのランキングというのは、なかなか難しいものですね。彼ら一人ひとりの特性がチームにフィットしたかどうか。それによってスタッツも大きく変わりますからね。すべてはチーム次第とも言えます。
と、最後に言い訳をして終わります。最後まで読んでくださってありがとうございました。