ロン・リベラHCが、パンサーズの重責から降りるとのニュースがSNSで流れてきた。本当かな?と思い、様々なサイトをスクリーニングしてみたところ、どうも事実のようだ。
彼が率いてきたパンサーズの戦績を少し振り返ろう。日本でもっとNFLが浸透しますように。
- 2011年からパンサーズのHCについて9年目。
- 2013年、3年目に地区優勝を果たす
- 2015年、悲願のスーパーボウル出場を実現
- 2016年以降の戦績は、4位・2位・3位
- 2019年シーズンもニュートンは途中から出場できず
- 2019年12月4日 ロン・リベラHCが解雇通達
- まとめ
2011年からパンサーズのHCについて9年目。
リベラHCが、パンサーズにきたのは今から9年前。彼はもともとはドラフト2巡目の指名をうけるほどの名選手でした。LB出身の彼はコーチ職についてから、D#畑を邁進しており、シカゴ・フィラデルフィア・サンディエゴのD#を指導を経て、パンサーズにやってきました。
2010年のパンサーズは、2勝14敗のリーグ最下位。その再建請負人として、ロン・リベラが抜擢され、そして今のエースQBキャム・ニュートンを2011年4月のドラフトにて全体1位指名したのです。現在のパンサーズが生まれた1年目ですね。
2013年、3年目に地区優勝を果たす
リベラHC就任し、1年目は3位に終わった。しかし2年目の2012年ドラフトで、スターLBルーク・キークリーをボストン大学から指名。チームのD#はリベラが描く以上のものに成長。戦績は2位と着実にチームは改善していき、3年目には念願の地区優勝を果たす。ディビジョナルラウンドで敗北する。チームに勢いがついてきて翌年も地区優勝を果たす。
2015年、悲願のスーパーボウル出場を実現
パンサーズ設立からの悲願がリベラHCのもと達成された。しかしスーパーボウルに出場するも、スターQBキャム・ニュートンの調子に少し依存するチーム状態。ゲームが厳しくなってくると、立て直すのに大変な感じがあった。
対するブロンコスは、百戦錬磨のレジェンドQBペイトン・マニング。ピークはかなり過ぎたとはいえ、チームメンバーを掌握する力はすごい。O#もD#も一丸となって戦い、LBボン・ミラーの恐ろしい活躍によって、優勝はブロンコスに輝いた。
2016年以降の戦績は、4位・2位・3位
スーパーボウル以後は、3年間で地区優勝が一度もない。QBニュートンはいる。LBキークリーもいる。しかし、地区優勝できない。6勝、11勝、7勝。3年間の戦績は24勝24敗。まさに勝ったり負けたりの一般的なチームになっていた。
その不調の原因の最も大きいのはQBキャム・ニュートンの肩の不調。2017年の3月に肩の手術をしました。17シーズンは無事に復活しましたが、18シーズンにまた再発。19シーズンもそれが尾を引いています。彼の好不調によってチームが大きく変わる。良くも悪くもパンサーズはニュートンのチームなのです。
2019年シーズンもニュートンは途中から出場できず
今シーズンは5勝7敗。肩の不調が治らないキャムは2戦2敗。IRリストに入り、バックアップQBのカイル・アレンで戦っている。残りの4試合を全て勝利したとしても、プレイオフにあがることはなかなか厳しいと言わざるを得ない。
2019年12月4日 ロン・リベラHCが解雇通達
この4年間の不調、つまりキャム・ニュートン依存型のチームであることは、ロン・リベラHCの責任であるのでしょう。悲しいことですが、こうして結論を出し続けることがチームを強くする何よりの近道です。
まとめ
さぁ、これでポストが空きました。パンサーズに新しい風を吹き込んでくれる人材は誰なんでしょうか。期待しましょう。