2016 / 2巡 /47位 / オハイオ州立大学
来ましたね。マイケル・トーマス。セインツの名レシーバー。まだキャリアは4年目の若手です。昨シーズンの81位に引き続き、トップ100にランクインしました。18シーズンの活躍めざましく、どんなパスでもキャッチする長身さから、旧約聖書に出てくる「ゴリアテ」と呼ばれていたこともあります。
18シーズンハイライト
なんといっても、オールプロ1stに選ばれたのは大きな事です。成績でいうと、125回レシーブでリーグ1位。1,405ydsゲインでリーグ6位と、素晴らしい活躍でした。足が速い、敵をかわすフェイント、ルートランの巧さ。とにかく球際に強くミスキャッチが非常に少ないですね。
キャリアを通して
デビュー年から12ゲームスタータ。1,137ydsを走ってきました。2年目から連続プロボウル選出、3年目にはオールプロ1stに。彼のキャッチ321回(3年間)はNFL記録になっています。
3年間で420近くパスターゲットになっていますが、平均キャッチ率が77.0%と異常に高い。これは本当に素晴らしいこと。落球率がめちゃくちゃ低いと言われてるアリゾナ・カーディナルズのWRラリー・フィッツジェラルドでさえ、良い時で71%です。(キャリア平均すると60%になります。)それくらいマイケル・トーマスの凄さは数字にも出てるってことですね。
オハイオ州立大学
カリフォルニア州生まれ。高校生ときにWRとして開花。3年生のときに1,656ydsのレシーブを記録。 4つ星の格付けを受けてOSUからオファーをもらい進学。その前に1年間だけミリタリーカレッジに進学していました。
OSUでは2012-2015の4年間在籍。1年生の時には出場させてもらったが、2年生の時は補欠で出場していません。3年・4年時にいっちょ前の数字が出せるようになってきたという印象。
そのままドラフトに行きますが、それほど注目されてなかったかな?2巡目って結構良い方だけどね。
史上最高でWRの契約額更新
彼は2019年7月31日に契約更新をしました。その金額はなんと「$100M!」(年俸22億円ほど)期間は5年です。しかも補償額が$61Mとかなり強烈。これはオデル・ベッカムJRのもつ契約金額を更新しました。
ABもスゴイレシーバーなのに、スティーラーズとの契約更新うまく行かなくて、所得税のかからないレイダースに移籍。十分すごい金額だったけど、それをぴょ~んと飛び越えるマネーをトーマスがゲットしちゃいました。これにはアントニオ・ブラウンさんも、悔しい気持ちが隠せません。
力の抜けた、ヌケ感のあるファッション
うーん。彼のインスタから香ってくる爽やかさ。なんだこれ。NFLのワイドレシーバーって自分の名前を刻印した純金のペンダントとか、ゴリゴリのスーパーカーみたいなイメージなのに。彼はロンハーマンカフェみたいな力の抜けた雰囲気。うーんいいないいな。ファンになりそう。