信じられません!暴挙?
NY JETSのレシーバー、テレル・プライヤーがカットされちゃった!
今年のJETSでのテレル・プライヤーの実績は開幕戦から6ゲーム出場。パスターゲットになったのは22回で、レシーブ回数14回。成功率63.6%。獲得ヤード数は235ydsで、39yds/ Game 。タッチダウンは2本と、それほど悪くないという感触です。JETSの勝利にそれなりに十分貢献してると思いますが、なぜでしょうかね。
だれかロースターに入れたい人物がいるんでしょうか?サム・ダーノルドとの相性が悪いのか?
彼もなかなか同じチームに定着できないなぁ。これからの彼を応援します。
『さすらい人』テレル・プライヤーの歴史
NFLは一つのチームで長い契約を結べる選手が少ないんです。サラリーキャップのこともあるけど、やっぱり競争が激しいこともあるんですね。大学卒業の選手がどんどん入ってきて、肉体的にはやはり25歳くらいがピーク。技術的な熟練度よりも肉体的なパフォーマンスの落ち込みの方が大きいのもあり、チームを転々とする人もいます。プライヤーはその中でも、様々なチームを渡り歩いている人です。
最初は2011年 オークランド・レイダース
デビューは2011年。オークランド・レイダース。実は彼は、QBとしてNFLにデビューするんです。ドラフトもサプリメンタルドラフトというちょっと変な感じです。しかし、2013年には契約を切られます。ここから糸の切れた凧のように、様々なチームを渡り歩く生活が始まりました。
2015年にブラウンズ移籍
オークランド・レイダースから解雇された後は、シーホークス、チーフス、gベンガルズの練習生(プラクティス・スクウァッド)として転々とします。
しかし、自分のQBとしての才能や能力はNFLでは埋もれるレベルだと見切りをつけ、QBからWRに鞍替えすることを決意。そしてWRとして2015年にブラウンズと契約しました。持ち前の長身と運動神経。実はなんでも出来る人だったんです。
2016年には年間1,007ydsをレシーブし、WRとしてもそこそこのレベルの仕事をしてくれます。ブラウンズ自体がもう一つ弱かったので、実のところの実力は判断難しいところ。パスターゲットには140回なっていて、成功率は半分です。
トップWRであるアントニオ・ブラウンは成功率70%を超えますので、50%の成功率はもうひとつ。と言いたくなるのでしょう。2016年を境にブラウンズから解雇されます。
2017年レッドスキンズへ移籍
ブラウンズの次はワシントン・レッドスキンズ。9試合出場して、獲得ヤードはたったの240yds。パス成功率は相も変わらず50%程度です。WRとしてもなかなか大成はしないようで、ここも1年で解雇されました。
2018年JETSに移籍
次に手をあげたのがJETSでした。JETSはWR不足もあり、テレル・プライヤーのような安い金額でそこそこしっかり成果を出してくれる選手は、お買い得案件だったのでしょう。首都ワシントンDCから、大都会NYへお引越しが決定しました。
JETSでもそこそこ、狙い通りの活躍をみせてくれました。てっきりようやく安寧の地を見つけたんだ!と見ているこっちも安堵していたのに、今回の解雇通知。悪夢再来です。
頑張れ!テレル・プライヤー!負けるな!テレル・プライヤー!
オハイオ州立大学で流した涙(TдT)を忘れるな!