「もう~い~くつ寝ると~、コーンーバーイーンー♪」
でお馴染みの、NFLドラフトコンバインが間もなくスタートします。アメリカ時間で3月1日より4日間開催されます。「コンバイン」というのは、ドラフト候補生の品評会のような位置づけで、具体的には俗にいう体力測定をやっています。
スカウティングコンバインの種目
①40ヤード走(10yds20yds地点でのタイムも測定)
Stephen Paea Breaks Bench Press Record with 49 Reps! | 2011 NFL Combine
③バーチカルジャンプ(垂直飛び)
www.youtube.com
④ブロードジャンプ(立ち幅跳び)
www.youtube.com
⑤20ヤードシャトルラン(GoBackGo)
⑥60ヤードシャトルラン
⑦3コーンドリル
NFL 101: The 3 Cone Drill | NFL Combine
⑧その他
各ポジションごとの個別テスト、面接、身体測定、薬物検査、怪我の有無、関節の柔軟性を測定、ワンダリックテスト(知能テスト)
と、いうように、身体能力テストでいうと7項目がメインです。これが主に比較対象となり選手の評価に直結しています。スカウティングはこれらを見て、選手の能力を探る手がかりとするんですね。
各項目のレコードホルダー達を紹介
40yds走4.22秒 WRジョン・ロス
シンシナティ・ベンガルズのWRのジョン・ロスが2008年クリス・ジョンソンの記録を抜きました。でも、足が速いだけでは意味がないです。5位タイのCBジャレン・マイリックは2017年コンバインで4.28秒とロスと0.06秒しか変わらない記録を出しました。しかし指名順は7巡。今はバイキングスにいますが名前は聞きません。
ベンチプレス 49回 DTステファン・パエア
2017年に引退してます。102kgを49回も挙げてます。恐ろしい。3位タイにDTドンタリ・ポーがいます。
バーチカル・ジャンプ 114.3cm WRクリス・コーンリー
この写真みたことありますね!2015年のコンバインで記録をだしてます。ただしタイ1位。45インチ飛んだのは2009年のドナルド・ワシントンも。また2015年にバイロン・ジョーンズが44.5飛んでいてほぼ変わりません。
ブロードジャンプ 373.38cm CBバイロン・ジョーンズ
バーチカルジャンプでも44.5インチ飛んでいて歴代3位の記録。そんな彼は立ち幅跳びでレコードホルダーです。またクリス・コーンリーはこっちでは歴代3位。どちらもすごいですね。
20yardシャトル 3.81秒 WRブランディン・クックス
ラムズのWRですね。タイ記録CBジェイソン・アレン。NYジャイアンツのCBウェッブは歴代4位で3.84sです。ほぼ一緒。
60ヤードシャトル 10.71秒 WRシェルトン・ギブソン
2017年のコンバインで記録してます。5巡でイーグルスからデビューしましたが、現在まだ3キャッチのみ。なかなか試合に出れません。タイ2位が先程のWRブランディン・クックス。しかし彼は40ydsでは名前が上がってませんね。
3コーンドリル 6.28秒 CBジョーダン・トーマス
2018年での記録です。オクラホマ大学のCBとして情報があがってきますが、彼はNFLには名前がありません。僕の調査不足でしょうか?
まとめ
さてさて、いよいよ新しいNFL選手たちの顔ぶれが3月からお目見えです。4月にはドラフトがあります!アメリカでは高視聴率を出している番組です。全米の注目の的!いままで小遣い10万くらいでやってきた彼らが、いきなり10億円を手にするわけです。4月から彼らの人生は変わります!楽しみですね!
しかしです。コンバインは実際の成績とはまるで違います。トム・ブレイディをみれば明らかでしょう。大事なのは人材をどう育てるかに付きます。衆知を集めシナジーを生み、目的とゴールを共有し努力を積む。才能も大事ですが、こういう人格も大事です。素晴らしいスターがまた現れるのを期待しています。