今期ドラフトで、ある意味大注目を浴びているのが、オクラホマ大スーナーズのQBであるカイラー・マレーです。身長178cmという低身長ながらNCAA FBSでチャンピオンシップを争う名門オクラホマ大学のスターターQB。のみならず、大学最優秀選手賞のハイズマン賞をも獲得したアスリートです。
注目を浴びているのは、そんな彼がMLBのオークランド・アスレチックスから1位指名の確約を持っているからです。野球とアメフトの2足のわらじを履く大学生は数あれど、2つでトップクラスの実力を示したのはなかなかいません。
そんな彼がMLBには行かず!NFLに行って、スーパーボウルを優勝するQBになることを決意しました。
— Kyler Murray (@TheKylerMurray) 2019年2月11日
ここに英語で自身のコメントが書いてますが、簡単に意訳すると、
「フットボールに愛情と情熱を感じている。僕は人生の全てを賭けて、スーパーボウルを優勝するQBになる。」と書いてます。素晴らしい決断です。彼の決断に心からの敬意を捧げます。
正直NFLとMLB(アメフトと野球)どっちがいいの?
獲得賞金とか、選手寿命とかでいうと、正直MLBのほうが上だと思います。アメフトはハードコンタクトスポーツ、怪我の危険性がものすごく高い。NFLは「Not For Long」(長くはない)と冗談が言われるほどです。
しかーし、、、、ワシントン・ポストの 全米スポーツ調査では、
Q. 観戦するのが最も好きなスポーツは何ですか?
■全世代
37% アメフト
11% バスケ
10% 野球
■18~29歳
34% アメフト
15% サッカー
12% バスケ
*8% 野球
とこんな感じ。カイラー・マレーの世代から言うと、MLBってそれほど人気がないんでしょうね。2位にサッカーが来ちゃうほど、MLBっていま人気が無いんですよね。
MLBはナショナル・パスタイム(国民的暇つぶし)
熱狂的なNFLに比べると、試合数の多いMLBは空席の多い状態が目立ちます。年間試合数は1チーム140試合ほど、これは感覚的にはほぼ毎日ある感じ。NFLは完全に満席になることに比べるとね、やっぱり野球離れが顕著なんですね。
まとめ
そんなこんなで、カイラー・マレーが人生を捧げるのはNFLということになりました。日本にいると、野球のほうが国民的スポーツって感じですが、それは30年も前の話なのですね。日本ではずっと野球が人気なのにな。不思議なことです。