NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFL TOP100 2022】#57 QBカイラー・マレー

「山椒は小粒でもぴりりと辛い」という諺のように、マレーは背は低いが大きな才能をもってます。特に敵のDCにとっては、どう対応しても後手になる厄介な相手です。

キャリアを重ねるに連れ、パスの精度も向上。現状のところ、カーディナルズのフランチャイズの位置は安泰ですね。

 

 

 

大学時代

テキサス州ベッドフォードの出身。同州のアレン高校(Allen High school)に進学。「Mr.テキサス フットボール」を2回受賞しています。彼のチームは3年連続チャンピオン。スターターとして出場したゲームでは、42戦無敗です。

テキサスA&Mに進学後、フットボーラーとして本格的な修行を始めます。

 

また同時に野球人としてのキャリアもスタート。後にMLBからオファーがクルほどの実力でした。

 

しかし2年目の2015年の12月24日、クリスマスイブにマレーのオクラホマ大学転校の報道が流れました。NCAAルールにより、マレーは2016年シーズンの出場機会を失います。

2017年、ベイカー・メイフィールドのバックアップQBとしてマレーが登場します。オクラホマではUTEP戦がデビューで56-7で勝利します。メインQBはメイフィールドで、RBの位置にマレーがセットする。相手D#は、どちらがパサーになるか絞れない。これは無敵の布陣です。

 

2018年、メイフィールドが引退。繰り上がりでマレーがスターターになります。この年がキャリアハイで4,361ydsを獲得、パス成功率も69%と素晴らしかったですね。

 

さて野球の方ですが。オクラホマ大学に行ってからも続けています。ポジションは外野手でした。盗塁が上手で足で稼ぐタイプのベースボールを得意としていたようです。

 

2018年にはオークランド・アスレチックスがマレーを全体9位で指名しています。これはかなりの高順位です。野球界からも多くの注目を集めていました。

プロでのキャリア

マレーは2019年ドラフトにエントリー。メジャーリーグに行った方がいい!という意見が多数でした。なぜなら彼は背が低いので、NFLでは通用しないと思われたからです。

しかし懸念事項は、全体1位でカーディナルズが指名したことで払拭。1巡指名のQBとして歴代最低の身長。コミッショナーのロジャー・グッデルより低いQBは見たことがない。

またMLBとNFLの両方から1巡指名を受けた。これも歴史上初めての事。カイラー・マレーのアスリートとしての才能の高さを示す一つの事実でしょうね。

 

1年目(2019年)はあまり活躍ができませんでした。しかし、カーディナルズの新HCキングズバレーは少しも焦らず、マレーを軸に攻撃のパターンを作り上げていきました。マレーの人気も落ちることない。大きな男たちに立ち向かう姿に勇気づけられるファンも多く、プロボウルにも当然選ばれます。

 

3年目の2021年に、初めてのプレイオフに登場します。ワイルドカードで出場し、ロサンゼルス・ラムズと対戦。残念ながら34-11で敗北します。マレーは137yds、2インターセプト、プロでの最低の記録を出すことになりました。完全に封じ込められました。

 

 

私生活

 
 
 
 
 
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マレーもおしゃれさんです。

 

 
 
 
 
 
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素晴らしい肉体美。まるでRBですね。