NFLはアメリカン・フットボール選手の身体能力もすごい。コーチの戦略もすごいんで、ゲーム自体も大変おもしろい。
当ブログNFL超入門では、そんな選手やチームの諸情報をお伝えしてきました。今回はちょっと番外編。NFLの各球団がもっているスタジアム(フットボールでは「フィールド」と呼びます)のことを特集します。
32チームありますから、32施設の全て紹介したいのですが、記事が冗長になり退屈だとおもいますから、僕が調べて「おお!これは行ってみたいぜ!」とテンションがあがったものだけ紹介します!
日本でもっとNFLが浸透しますように!
それではどうぞ。
一度は行きたい!名物スタジアム編!
第1位!プールから観戦!エバーバンク・フィールド!
いやー最高ですよね!さすがフロリダ!世界のパリピが集まる場所です!水着になってプールに入りながら、クアーズ飲みながらアメフト観戦なんて!人間の3大欲求(美女・酒・アメフト)を同時に満たせる最高なスタジアムです!おそらくここはVIPルームなんでしょうが、JTBさんで企画でもしてくれたら、100万円でも払う人いそうですね。
エバーバンク・フィールドは今から約25年前の1995年にオープンしたジャクソンビル・ジャガーズの本拠地です。2018年まではエバーバンクがネーミングライツを持ってましたが、これからはニューヨークにある銀行のTIAAバンク・フィールドと名称が変わります。
第2位!世界最強ITスタジアム!リーバイス・スタジアム!
2014年に完成。サンフランシスコ・49ersが本拠地としているスタジアムです。ネーミングライツは地元のデニムメーカー、世界の誰もが知ってるリーバイスが2億2千万$で落札しました。2016年の第50回スーパーボウルを開催。Interの全面協力を得て実現したレディ・ガガのパフォーマンスは圧倒的でした。
スタジアムには、大量のデータケーブルが人間の毛細血管のように張り巡らされており、その総長は644kmにもなるそうです。各所でスマホでゲームがリプレイできる仕組みになってます。さらにビールの注文なども、ポータルサイトで行なわれ、頼んだら自動で席まで運ばれてきます。
2019年に開催される全米カレッジチャンピオンシップの会場になってます。
第3位!とにかく最新版!メルセデス・ベンツ・スタジアム!
来年に開催される第53回スーパーボウルの開催地になるスタジアムです。アトランタ・ファルコンズの本拠地で2018年に完成した最新型の建築。開閉式の屋根をもちスタジアム中央をぐるりと囲むように設置された帯状のモニターには、ゲームのプレイだけでなく、様々な情報が流れます。
総工事費は14億$(1540億円ほど)と言われ、現在最高額ではないかと評価されます。設計はヘルムース・オバサ・カッサバウム(HOK)。世界4位の規模をもつ設計事務所で当然アメリカでは最大規模です。日本ではセントレア空港の設計をしています。
第4位!飛行機以上の怒号!センチュリーリンク・フィールド!
シアトル・シーホークスの本拠地になるスタジアム。ここは収容人数最大72,000人と言われ、スタジアムの中では一般的なサイズなんですが、ファンの応援の声(クラウドノイズ)が響くように設計されてます。その怒号は143DBとも言われ、飛行機の騒音よりも大きく、プレイコールが聞こえない程と言われます。
もともとここには、MLBのマリナーズのキングドームが建ってました。2000年に爆破解体があった後に建築工事に着工、総工事費が4億3千万$(473億円)で2002年に竣工しています。竣工時はシーホークス・スタジアムという名前でしたが、通信会社のクエスト・コミュニケーションが命名権を取り、その会社がセンチュリーリンク社に買収(M&A)されて、現在の名称になってます。
第5位!BBQの香りがするぜ!アローヘッド・スタジアム!
クラウドノイズの大きさでいうとチーフスの本拠地、アローヘッドスタジアムも有名です。すり鉢状に設計されていて、音が中に籠もり、反響するようになっています。
もう一つ有名なのが、スタジアムの全方位から漂うBBQの香り!チーフスが本拠地とするここは、カンザスビーフで有名。ゲームがあるときは皆ビールとお肉を持ち込んで、山形の芋煮会さながら、各所で煙が立ち上がるそうです。音もうるさいし、香りもうるさい。そんなチーフスでした。
第6位!最大かつ伝統の歴史!ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム!
ここは現在、ロサンゼルス・ラムズとロサンゼルス・チャージャーズの2つのチームが本拠地としています。NFLのホームスタジアムとしては、最大級の92,513名の収容人数をもってます。1932年と1954年に開催されたロサンゼルス・オリンピックの開会式をした会場でもあり、アメリカを代表するシンボリックな建築です。
カレッジリーグの雄、USCトロージャンズ(南カリフォルニア大学)の本拠地でも知られてます。またロサンゼルス・ドジャーズの移転式をした際には、最大119,000人を収容したそうです。オリンピック、MLB、大学フットボール、NFLと、様々な大きな大会や試合がこの場所で開催され、感動の場面を数多く作ってきた。まさに「メモリアル」なスタジアムですね。
第7位!こりゃ金持ちだ!AT&Tスタジアム!
ご存知ダラス・カウボーイズの本拠地。ネーミングライツはアメリカ通信最大手のAT&Tが獲得。超巨大なスクリーンがドカンと中央にぶら下がっていて、どんなに離れていても、しっかりゲームが観戦できます。
2018年のNFLドラフト会場にもなったスタジアムです。
番外編
アメリカ最大のハコ!ミシガンスタジアム
収容人数109,910人!という巨大すぎるスタジアム。阪神甲子園球場の収容人数が47,508人だから、単純にその2倍以上となります。この人の多さがCGじゃなくて、一般人が撮った普通の写真だっていうから驚きです。
かつて2014年に、ここでマンチェスター・ユナイテッドvsレアル・マドリーの試合がありましたが、サッカー史上最大の109,318人の観客動員を実現。バルセロナのカンプ・ノウ・スタジアムがメジャー界では最大で99,345人収容。そこよりも1万人多いことになります。ちなみに世界一位の収容人数を誇るのは、北朝鮮のスタジアムで15万人入れます。
只今建設中。ラスベガススタジアム
こんなのできたら行ってみたいよね。楽しそう。オークランド・レイダースが2020年頃にラスベガスにフランチャイズを移転することになってます。
新スタジアムを今から建設中です。これは実に楽しみな話ですね。