以前、紹介してますが、NFL選手は一言で言うと恐ろしい身体能力をもった怪物くんです。
大学時代にバスケット、野球、陸上、アメフトのどれか2つを(人によっては3つを)掛け持ちして、どちらでもトップクラスの成績を残しちゃう。デトロイト・ライオンズのQBマシュー・スタッフォードは、野球ではキャッチャーミットを持っていました。
またドラフトでも、NFLとMLBの両方から指名がある人も。有名なのは、あのトム・ブレイディですね。MLBからの指名順位の方が高かったんですからね。
今回はその中でも、プロに入っても掛け持ちしてた(してる)人を紹介します。
ボー・ジャクソン(1987-1990)
まず一番有名な人は、ボー・ジャクソンです。もう恐ろしいほどの身体能力で、やるスポーツ全てでトップクラス。
①ドラフトでMLBとNFL両方から指名
②「アメフト痛いからヤダ」とMLBに。
③翌年、NFLのOAKレイダースからオファー来た。
④「アメフトかっこいいじゃん」でNFLにも出場。
⑤MLBとNFLの両方でオールスター選手になる
1990年にNFLでプレイ中に股関節を激しく故障。人工関節に手術しNFLは引退。数年MLBでプレイした後、現役を退いた。現在は、野球にもアメフトにも興味なく、テレビつけても、面白くなくて観てられないんだって。
山に入り込んで猟をするのが最上の喜びらしい。変わっとるなぁ。
ディオン・サンダース(1989-2004)
こっちはオールスターには出てないけど、NFLではスーパーボウル優勝、MLBではワールドシリーズ優勝した唯一の選手。
アメフトの方は半端ない天才。間違いなくNFL史に残るトッププレイヤーです。しかし野球の方は十把一絡げの凡才って感じ。もちろんMLBプロ選手だけど、プロの中では普通のレベルでした。
まぁとにかく派手なことが好きな人で、普段の服装も黄金ジャラジャラ。CD出したりド派手なアメリカ人を満喫した人です。
ティム・ティーボウ(2010-2015)
通称「神の子ティーボウ」。ブロンコスがドラフトで1巡指名で獲得したQB。ルーキー年にプレイオフ進出まで貢献してくれるなど、凄い選手でした。
でも、GMが次の年に神QBペイトン・マニングをトレードで獲得。「本物の神QB」の前に、神の子ティーボウは居場所がいなくなり、NFLで上手く生き残れなかった。
その後MLBに転向したって人です。彼は現在、NYメッツのマイナーリーグ、2Aに在籍しています。でも今年7月に手首を骨折して今季絶望らしい。
お前本当に神の子なのか?
神に見放されとるぞ(TдT)
ラッセル・ウィルソン(2012-今)
シアトル・シーホークスのフランチャイズQBとしてスーパーボウル優勝を成し遂げている。NFLでも換えの効かない名選手。そんな彼もオフシーズンはNYヤンキースのマイナーリーグの野球人。
Russell Wilson is a ballplayer, indeed. Three homers in Round 2, including that last swing. pic.twitter.com/1FYcwymIYY
— Gabe Lacques (@GabeLacques) 2018年2月26日
実は彼、高校卒業時の2007年ドラフトでオリオールズから指名も受けてます。また他の選手に違わずノースカロライナ州立大学時代は、アメフトと野球の2つをプレイしていて、2010年にはMLBのコロラド・ロッキーズからドラフトで指名されてます。それくらい、野球の素質があるんですね。
また、NYヤンキースのデレク・ジーターと、2010年に亡くなったウィルソンの父親が中の良い友達だったそうな。「絶対ラッセルをヤンキースのメンバーにしてやるから!」とジーターは約束したようですね。
ということで、【あの大谷翔平もビックリ!「そんな二刀流あり?!」】でした!
NFL選手ってすごいですね!っていうかアメリカ人って凄いですよね。
日本でNFLがもっと浸透しますように。