彼については、デトロイト・ライオンズのチーム紹介でも少し記事にしました。弱小といって過言でないライオンズを強くした人物です。
恵まれた体躯を持った巨漢でなく、身長172センチと、アメリカ人の中でも小柄な彼は、類まれな運動センスとカットバックによって、みるみるタッチダウンを奪っていく。そんな彼に自らを重ねたアメリカ人は多数いたのでないでしょうか。
今回は、「山椒は小粒でもピリリと辛い」。そんなバリー・サンダースを紹介します。
日本でもっとNFLが浸透しますように。
バリー・サンダースの概要
身長172cmと小柄ながら、キャリア通算ラッシュ15,269yds(歴代3位)、ラッシングTD99本(歴代10位)、1Gあたりのラッシュ99.8yds(歴代2位)と、馬鹿みたいに凄いランニングバック。
1989-1998年の10シーズンプレイしていて、全てのシーズンプロボウルとオールプロに選ばれ、プレイオフには6回出場しています。しかしスーパーボウルには出場経験なし。プレイオフ準決勝までが最高の舞台でした。
引退後には、2004年にプロフットボールの殿堂入りを果たしてます。
バリー・サンダースの年表
1968年 カンザス州ウィチカ生
1985年 オクラホマ州立大学に進学
1988年 ハイズマン賞受賞
1989年 全体3位でライオンズ入団
1989年 ルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞
1997年 最優秀選手賞受賞
1998年 引退
2003年 NCAA(CFL) 殿堂入り
2004年 NFL殿堂入り
Because it's @barrysanders' birthday...
— NFL (@NFL) 2018年7月17日
Enjoy the gift of highlights from the year he hit 2,000 rushing yards! 🎁 pic.twitter.com/cfsjMIaATp
引退後のバリー・サンダース
2004年にNFLの殿堂入り(Hall of Fame)に。彼の背番号#21は、オクラホマ州立大学の永久欠番になっています。
現在50歳の彼。悠々自適な生活を送っているようです。
でも今でも、ライオンズのためにフィールドにきては激励したり
Really enjoying getting to know #CoachMatt. pic.twitter.com/hRbX2MmxrK
— Barry Sanders (@BarrySanders) 2018年8月18日
NYジャイアンツのサクオン・バークリーにちょっと指導してみたりと、
Wishing @saquon a great career. Just not against the @Lions pic.twitter.com/8oeVb2mN4l
— Barry Sanders (@BarrySanders) 2018年8月18日
変わらずフットボールを愛しているようです。
ちなみに息子さんのナイジェルは、アメフトでなく、音楽の道を選んでるんだって。うーん、走ったら速いのかな?