2013/ Round2 / Pick48 /ミシガン州立大学
スティーラーズのエースRBであり、NFLで1番の名高いRB。NFLには、ルショーン・マッコイ、マショーン・リンチ、エゼキエル・エリオット、デボンタ・フリーマンという有名RBが他にもいます。彼らはまるで忍者のように超人的なカットバック技術を駆使して、敵を置き去りにしていくんですが、ベルの走り方は本当に独特です。
彼のプレイスタイルは、「日本人なら絶対に真似できない」と言われております。ハンドオフを受けて、相手D#の穴を見つけるように、一度速度が遅くなる。その後、ヌルヌルとした動きで前に前に進んでいく。NFLにRBはたくさんいますが、彼と同じような走り方をするRBは一人もいません。
キャリア5年通じて、通算5,336ydsを走り、TDは35本。3シーズンは1,300ydsをボーダーに走っています。一試合あたり平均で20回、レベオン・ベルのプレイコールがなされており、一回あたり平均で4ydsゲインしています。
この1試合あたり20回のプレイコールというのが、実に多いんですね。ビルズのマッコイは17回、レイダースのリンチは14回、ジェイ・アジャイーで14回、デボンタ・フリーマンで14回というのが普通。20回もベルを使うというのは、やっぱり彼の能力が平均して高いからです。
それに加えて、レシーバーとしても有能。2016-2017の2シーズンだけ振り返っても、600ydsを超える記録。1試合あたり6回レシーバーになってます。ランプレイと合わせると、ベルを使ったプレイコールは26回/Gにもなるわけですね。こうやって見ると、彼の貢献度の高さと信頼度の高さが伺いしれますね。
大学時代
彼が在籍してたミシガン州立大学は、通称「スパルタンズ」と言われる強豪チームです。2010-2012の3年間プレイしており、通算3,346ydsを走っています。1年生のときにBig10でチャンピオンを獲得。
3年生のときには、2012所属カンファレンス(Big-10)と、オールアメリカンのオールスターに選ばれています。
今ではスーパースターのベルも、ドラフトでは2巡目でした。2013年ドラフトで、ベルより先に指名を受けたRBは二人います。二人とも特別有名じゃない選手です。一人はタボン・オースティン(Pick8 | Rams)ウェスト・バージニア大学の選手です。一人はジョバンニ・ベルナルド(Pick 37 | ベンガルズ)ノース・カロライナ大学でした。
契約状態
ベルは現在、RB業界の基礎給料の底上げを図るため、チーム側と徹底抗戦しています。NFLではベルが一番の実績をもっています。そのため、ベルが契約した金額が業界の天井となり、彼がプライスリーダーになります。RB業界はチームへの貢献度の割に給料が他のポジションに比べ破格に安い。ベルはそれに改革を起こすため、チームと戦っています。
そんな彼が現在もっているのが、なんと1年契約。$14.544mのみです。すごい結果を出してくれる選手ですから、スティーラーズとすると長期契約を結びたい。しかし、それには、大きく契約金額を変更させるしかない。そうすると、NFLの他の31チーム、全てのRBに影響が起こる。こんなジレンマを抱えてます。
レベオン・ベルの活躍を喜びながら、かたや神妙な気持ちでみてるんでしょう。1ファンとすると、RBさんたちには、もっと給料アップしてほしいですね。
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