NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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Week4ハイライト 今季は強いぞ!プレーオフまで突っ走れ。ロサンゼルス・ラムズ

弱小ラムズからの華麗なる変身

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 昨季、散々な結果を出したロサンゼルス・ラムズ。本拠地を長年頑張ったセントルイスからロサンゼルスに移した為、選手もみな大きな引越しを余儀なくされ、パフォーマンスはさすがに落ちるだろうと予想されていた。結果は予想をはるかに上回る連敗に次ぐ連敗。最終的にはHCのジェフ・フィッシャーをシーズン途中で解雇処分。スペシャルチームのコーチが臨時のHCとなるミラクル人事を経て、4勝12敗という残念な結果となった2016年シーズン。

 それに比べて今年のラムズは違う。違いすぎる。今年のラムズのユニフォームを見ると、なんだか強そうに見えるくらい、脳の錯覚が起こってしまっている。新しいHCに就任になった新HCのショーン・マクベイは若干31歳のNFLリーグ史上最年少。彼が就任してから、チームの中のコーチ陣もすべてすげ替えた。(ただ唯一、スペシャルチームのコーチだけは残っている。)レッドスキンズのQBカーク・カズンズをコーチし、次いでカイル・シャナハンOCのもとでファルコンズのQBマット・ライアンをコーチしてきた経歴があり、QBを育てることに抜群の定評があるショーン・マクベイ。彼のもとでジャレッド・ゴフが大きく花開いてきた。

 

QBジャレッド・ゴフ(#16)の大開花

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 ジャレッド・ゴフは昨年は全然出番がなかった。しかし、今年は開幕戦どころかプレシーズンからガンガン出番が回ってくる。現在レギューラーシーズンでは全ての試合、スターターとして活躍している。彼のクイックリリースもいいし、冷静な試合運びもいい。もうNFL2年目という印象は受けない。この調子のままいけば、イーグルスのQBカーソン・ウェンツと並び、「次代のトム・ブレイディやドリュー・ブリーズ」に成長するのではないだろうか、そんな期待をしてしまうのである。

 数字で読むと、4試合を終えてパッシングydsが1,072、QBレイティングは112.2と好成績。インターセプト回数が1回と少ないのも、ゴフがいいQBだと言える部分だ。

 

RBトッド・ガーリー(#30)の大活躍

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 RBのトッド・ガーリーの大活躍振りも素晴らしい。トッド・ガーリーは昨年シーズンではチームの不振が原因で余り目立った印象がなかったが、今季はリーグでも指折りのRBとして大きく存在感を発揮している。4試合でのラッシングydsは362yds。現在スタッツランキングでは、リーグ2位の記録を出している。1試合で148yds、172ydsを出したカリーム・ハントは流石にトップだが、彼との差はたったの40yds。強烈なRBをラムズは持っています。

  Kareem Hunt Todd Gurley
アタック回数 47 86
Rushing Yds 401yds

362yds

レシーブ 9 15
Receiving yds 137yds 178yds

レシーブではガーリーの方が成績上位。ハントもレシーブ上手なプレイヤーです。それにしても、ラムズにおけるガーリーの役割の多さ、また貢献度の高さが伺いしれます。逆をいうと、もしガーリーを怪我で失ったり、相手Dがガーリー封事に成功すれば、ラムズの攻撃力はガタ落ちになる危険もあるということです。

 

強敵ダラスを敵地で倒す。今年のラムズは一味違う

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 Week4でのダラス・カウボーイズ戦での勝利も大きい。スコアは35-30と少しの差だけども勝ち方がいい。相手のミスをチームのチャンスに変え、そのチャンスをしっかり得点していったラムズの集中力の高さに僕は注目する。

 ゲームスタートからWRデズ・ブライアント、RBエリオットの猛攻に押され気味のラムズ。ダラスディフェンスも強くFGしか決められない。相手はこっちの隙をつき、ガンガン攻める。2Qの中盤、2本目のTDを決められてしまう。

 しかし次のキックリターンでダラスのリターナーがボールをファンブル。これをしっかり抑え、敵陣15ydsからのターンオーバー。このチャンスをしっかりとものにできるのが、強いQBの証拠だ。前半はまだ終わらず、ダラスの猛攻は続く。3本目のTDを決められ、返す刀のラムズはFGで終わる。前半は16-24で8点の差がついた。

 

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 後半はRBのトッド・ガーリーが火を吹いた。フィールドゴールレンジまでしっかりボールを運び、先制点はラムズ。ダラスの反撃をアーロン・ドナルドがしっかりと止めて、次もトッド・ガーリー。今度はWRのような使い方で、自陣40yds地点から20ydsほどのミドルパスをキャッチ。それを抜群のスピードでエンドゾーンまで運びTD。脅威のプレイヤーだ。このTDでラムズは逆転、ゲームをリードする形になった。

 この後も、互いに攻撃しラムズがFGを決め32-24の8点差。そしてダラスのTDが一本入ります。ラムズはまたダメ押しのFGでゲームを終えました。

 

 これはプレーオフ行けるかも!?ラムズを応援します!

 

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