NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFL ドラフト2023】期待のRBたち

ゲームの超重要な鍵となるのが、ランニングバックです。ゲームへの貢献度に反比例して給料が安いのは、本当になんとかしてあげて欲しいところですが。希少性という意味では、あまり無いんでしょうね。

 

最も選手寿命が短く、最も入れ替わりの激しいポジションでもあるランニングバック。どんな新人が現れて来るのでしょうか。調べてみました。

 

NFLが日本でもっと浸透しますように。ではどうぞ。

 

ビジャン・ロビンソン / テキサス

サイズ:183cm 99.6kg
出身:アリゾナ州タクソン
大学:テキサス ロングホーンズ

ロングホーンズは数多くの素晴らしいRBを輩出したチームです。その歴史あるチームでロビンソンは史上4番目の記録を出した選手。オールアメリカンに選ばれ、ドークウォーカー賞を受賞。RBでありながら、あらゆるプレイができる存在ですから、フィールドに立つと、ディフェンダーは決め打ちできない。反応速度で負けてしまうと、ロングゲインを許してしまう。

ホールを見つけてカットバックにより横に動く様は、今年のドラフトの中でも格別の才能と能力でしょう。きっとジャイアンツのRBセイクワン・バークリーとも肩を並べる選手に成長すると予感します。

レシーバーとしても優秀ですから、バークリーとCMCを足して2で割ったような。全体として現代のNFLに必要なスキルを全て兼ね備えており、過去10年間を振り返っても最高のレベルの選手だと言われてます。彼一人で勝利に大きく影響できる可能性があります。

 

ジャーマイア・ギブス / アラバマ

サイズ:180cm 90kg
出身:ジョージア州ダルトン
大学:アラバマ クリムゾンタイド

五つ星評価を受けて、全米の大学のあちこちからオファーを受けた人。しかし、地元のジョージアに残ることを決断し、最初はジョージア工科大学に進学。2年が経過した後、アラバマに移籍することを決断し、最高のRBとして改めて全米に名前を轟かせました。

ランナーとしても良いし、レシーバーとしても良い。ハイブリッドRBとして高いレベルの仕事ができるアスリートだと言われています。持ち前の運動神経とアメフトのセンスに溢れ、とらえどころの無い敏捷性を発揮。それにハイモーターの下半身から生まれる爆発力。良いRBだと思います。

ザック・シャルボネ / UCLA

サイズ:185cm 99.6kg
出身:カリフォルニア州ベルフラワー
大学:ミシガン→UCLAブルーインズ

彼はミシガン大学ウルバリンズから、UCLAに転校してきた選手です。ウルバリンズ時代は一般的でしたけど、ブルーインズになってから、国内最高!とまで言われるほどに成長したようです。どうも西海岸の水が性にあったようですね。

サイズもでかいし、下半身に猛烈なエネルギーをもっています。ディフェンダーをミスさせるテクニックをもっていて、技術とパワーの両方をつかって、自らホールを作り出すセンスをもってます。

 

ロション・ジョンソン / テキサス

サイズ:184cm 102kg
出身:テキサス州ポートアーサ
大学:テキサス ロングホーンズ

大学に4年間在籍しているので、RBカテゴリでは最年長となる選手かと思います。過去3シーズン、スターターのビジャン・ロビンソンの影として隠れていましたが、素質は十分すぎるほどあります。

身長が184cmと高く体格に恵まれています。タフさとパワーではかなりトップクラスの逸材なのじゃないでしょうか。しかし槍のように直進性は強いですが、カットバックして方向性を変えていく流動性が欠けているかも知れません。そのあたり訓練ですね。

デヴォン・エイシェン / テキサスAM

サイズ:175cm 84kg
出身:テキサス州ミズーリ
大学:テキサスAM アギーズ

高校と大学の両方で、アメフト・陸上のスター選手となった人。アギーズでは1,000ydsを超える記録をだしまして、SECの3本指に入るRBとして存在感が高いです。

サイズはコンパクトですが、それを活かして、ずる賢く体を動かし、そしてホールを見つけた途端に、持ち前の爆発力を活かして突貫してくる。オンとオフの切り替えスイッチがスゴイ。まるで獣のような動きです。

NFLではスターターになるか、それともバックアップRBになるか。微妙なところです。ただ訓練次第でジョーカーになる可能性を秘めているわけですね。楽しみです。

タンク・ビグスビー / オーバーン

サイズ:183cm 97kg 
出身:ジョージア州ラグレンジ
大学:オーバーン タイガース

高校時代は五つ星評価。アメフト以外に100mと、4*100mリレー、400m、走り幅跳びなどの短距離選手として大きく活躍してきました。そしてその爆発力をフィールドで存分に発揮してきた選手です。

そしてメンタルが強い。倒れるときは常に前に前に。どんな時でも脚を止めない。絶え間なく脚が動く。ギャップを見つけてからの判断も速く、即座に穴に飛び込んでくる獰猛さもあります。

彼の魅力は100mを11.15secで走り抜ける脚の速さでしょうね。しかしパスキャッチの経験値が低いので、そのあたりは心配要素。

ザック・エヴァンス / ミシシッピ

サイズ:183cm 98kg
出身:テキサス州ヒューストン
大学:TCU→Ole Missレベルス

テキサス・クリスチャン大学ホーンドフロッグスの選手として大学生活を過ごしてましたが、2022年シーズンからレベルスでプレイ。彼は高校時代から五つ星の評価を受けてきた最高のアスリート。スピード、サイズ、パワー、全体的にバランスのとれた選手です。ミシシッピ大学ではスプレッドO#で能力を発揮。加速性能が強くリニアモーターカーのようにあっという間に最高速度に到達します。

ただし、彼のダメなところはパスプレイです。パスキャッチが下手。これはまずい点ですね。特に最近のNFLはRBにWRとしてのアサイメントも求めています。より攻撃を複雑にするためですね。この辺りは、プロ入りしてから猛特訓でしょう。

エリック・グレイ / オクラホマ

サイズ:178cm 95kg
出身:テネシー州メンフィス
大学:テネシー→オクラホマ スーナーズ

2021年にオクラホマに転校するまでは、テネシー大学ボランティアーズでプレイしてきた。バックアップから成長し、2022年にはスーナーズのスターターとして活躍。捉えにくいスリッピーランナー。動きと動きのつなぎ目がなく、ダンスか忍者がのような動き。かつてピッツバーグで活躍したリビオン・ベルのような感じ。

ただ、パワーと接触時は心配が残る。優れたアスリートですが、ホームランが打てるほどのパワフルさは無い感じ。なので、パスプロ、ランブロックではあまり目立てないのかもと思う。

タイジー・スピアーズ / トゥレーン

サイズ:180cm 88kg
出身:ルイジアナ州ポンチャトラ
大学:トゥレーン グリーンウェイブ

2020年始めのACL断裂しましたが、そこから全快。復活し1キャリーあたり6yds以上を稼ぐ活躍を見せて、グリーンウェイブを勝利に導きました。爆発的なランナーで加速速度が早い。ゾーンとギャップの両方のバランスが良い。柔軟性もあるので、タックラーを躱すのも上手い。

気になる点といえば、ちょっと体が小さいのかなと。リターナーとしての活躍はまだしたことないので、プロで訓練してもう一皮剥けたら面白いのでは?