NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFL ドラフト2023】期待のWR・TEたち

さて、オフェンスチームの注目といえば、やっぱりワイドレシーバーです。最近はTEもレシーバー化していますので、こちらにも興味がわきますね。WRはどんなけいてもいいもんです。

 

ではどうぞ。

TE マイケル・メイヤー

サイズ:193cm 113kg
出身:ケンタッキー州インディペンデンス
大学:ノートルダム大学ファイティング・アイリッシュ

プロレベルで十分活躍できる素材だと評価されてます。レシーバーとしても、オフェンスラインとしても、ランナーとしても、ブロッカーとしても、非常にレベルが高く、汎用性が高い選手。デビューしてすぐにスターターになれる素質と言われてます。

高校時代は四つ星評価で、アラバマ、ジョージア、LSU、オハイオ、ミシガン、ペンシルバニア、テキサスなどなど。あらゆる大学からオファーをもらいましたが、カトリックを選択したようです。ノートルダム現役生活で通算180回のレシーブを記録。史上3番目に多い記録です。

オープンゾーンのスピードでも活躍することもできるし、インラインのインファイトでもプレイできる。これは貴重な存在かなと思います。引退しましたけど、グロンコウスキのような存在になるだろうと言われています。メンタリティも合わせて評価すると、今回のレシーバー達ではかなり上位に指名されるんちゃうか言われてますね。

 

アメフト関係ないですが、Netflixのドラマ、iゾンビに出てたメイジャー・リリーホワイト役の役者に似てる。雰囲気似てる。でもやっぱり役者の人ってかっこいいね。

 

WR ジョーダン・アディソン

サイズ:183cm 79kg
出身:メリーランド州フレデリック
大学:ピッツバーグ大学()
南カリフォルニア大学トロジャンズ()

今回のWR選手の中で、最も洗練された選手だと言われてます。身長はあまり高くないので、ポゼッションプレイというよりも、ルートランとチェンジオブペースが巧みでボールが来るまでの仕事が上手。そしてキャッチしてからランに移行するまでがスムースで、ランアフターがぐんぐん伸びる。引退したけど、WRアントニオ・ブラウンのような選手です。

ワイドアウトにセットするレシーバーとしてもいいですが、スロットにセットしてあちこちでブンブン動く。そんな使われ方がいいのかなとも思います。しかしサイズとしてはやはり細かい。プロレベルでどこまでいけるか。それにピッツバーグ大学時代は補給ミスが多く、このあたりは未だに懸念材料の一つです。

WR クエンティン・ジョンストン

サイズ:193cm 98kg
出身:テキサス州テンプル
大学:テキサス・クリスチャン大学ホーンドフロッグス

WRクラスの中では大きなサイズの選手です。TCUでは最終年度の2022年、1,069ydsで60回のレシーブ。一流選手として記録を残しました。

サイズがでかいのも影響していますが、マンツーマンD#よりも、ゾーンD#のときに彼の能力は最大限に発揮されます。両手が広い、高い、さらに体がでかいから、レシーブしてからCBがタックルしても、ダウンしない。こういう要素がありますね。

彼はスロットじゃなく、オープンにセットして、体でガンガン補給しCBをなぎ倒していく、DKメットカーフみたいな活躍しそうです。

WR ジャクソン・スミス-ニグバ

サイズ:183cm 90kg
出身:テキサス州ロックウォール
大学:オハイオ州立大学バッカイズ

優れたルートランナーであり、マークを外すセパレートレシーバーです。フットワークやボディコントロールが巧みで、上手にオープンスペースを作り出します。QBのストラウドのメインターゲットとして活躍してきて、2021年は合計1,606ydsと素晴らしい記録を残しています。しかし最新2022年度は、ケガのため3試合しか出場できなかったですね。

懸念点は、スピードです。レシーバーとしての技術は最高点に達してますが、爆発力に欠けていると言われてます。トップスピードでの勝負、ワイドでプレーする能力についてはまだ証明しきれてないです。さらにやはり1シーズンを出場していないというのは、スカウト的には気になりますね。

TE ルーク・マスグレイブ

サイズ:198cm 113kg 
出身:オレゴン州ベンド
大学:オレゴン州立大学ビーバース

高校時代からスポーツ万能で、陸上、スキー、アメフト、ラクロスなどマルチで活躍シてきた人。彼の叔父さんは、デンバー・ブロンコスでOCをしているビル・マスグレイブです。QBをしてきた叔父さんからフットボールについては詳しく指導してもらってるので、アメフトへの理解度は非常に高い。

TEとしてインサイドにセットするもよし、WRとしてスロットにするも良い。非常に柔軟にプレイし両方の面で機能できる人です。また補給率が高いのも良いところで、落球が少ない。レッドゾーンでは間違いなく脅威となる選手です。プロでも早々に2番手のTEとしてスターターになるんじゃないかと思われてます。

 

TE ダレル・ワシントン

サイズ:201cm 120kg
出身:ネバダ州ラスベガス
大学:ジョージア大学ブルドッグス

「全米最高の選手」の一人と数えられてる人です。身長2mを超えて120kg。カレッジでは最もフィジカルに優れた選手です。間違いなく今期ドラフトで最高の規格をもったレシーバーです。ポジションはWRですが、TEとしても十分に活躍できるでしょうし、ポゼッションレシーバーとして存分に期待してよいでしょう。

彼のサイズは魅力的ですが、ランブロッカーとしてはあまり良くない。抜かれてしまうときが多い。この場合は「最低の男」ぶりを発揮することも、良くあるそうです。

TE ダルトン・キンケード

サイズ:193cm 109kg
出身:ネバダ州ラスベガス
大学:サンディエゴ大学(2018-2019)
ユタ大学(2020-2022)

高校時代はバスケットばかりしてて、アメフトは1シーズンしかしてなかった人。サンディエゴで2年間プレイして、その後才能が開いたのか、ユタ大学で大活躍した人です。ルートランナーとしても優秀ですし、パスキャッチの能力も高い。集中力が高いのも評価されています。

ブロッカーとして才能を伸ばそうとなると、もう少しサイズが欲しい。そうなるとレシーバーとして能力が落ちる。どちらも落とさずレベルアップできるかは、NFLのコーチ次第みたいなところです。まぁ、そもそもアメフトの経験値がまだまだ浅いので、伸び代はあるような気がします。

WR ジェイリン・ハイアット

サイズ:183cm 84kg
出身:サウスカロライナ州アーモット
大学:テネシー大学ボランティアーズ

テネシー大学の歴史上、始めてのビレトニコフ賞を受賞した選手です。最も活躍したレシーバーを称える賞ですね。突進力・ブレーキ力・フットワークなどがすごく、カバレッジを解体する能力があります。また縦方向のレシーブスキルも高く、あちこちに動き回る彼を、CBは守りにくいらしいですね。

ただフィジカル面ではまだまだ細い。プロではどうかな?という点。体をガンガン鍛えたら、持ち前の滑らかな動きが損なわれるかも。良いコーチと出会えることができれば、また良い使われ方をすればガンガン目立ってくる選手じゃないでしょうか。