NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFL ドラフト2023】期待のDLたち

「オフェンスは客を呼び、ディフェンスは勝利を呼ぶ。」

 

という名言がNFLにはあります。スポーツですから相手より点をとれば勝利。ですが、勝つにはD#が超重要なファクターなのです。

 

最強ボクサーの名高いフロイド・メイウェザーも、パンチスピードはもちろんですが、そのディフェンス力が神がかっています。だからあれほど長く強くいられるのですね。

 

さて、今回の記事ではその中でもスクリメージにセットする、DEとDT、外と中の選手について調べてみました。ではどうぞ。

 

DE ウィル・アンダーソンJr

サイズ:193cm 110kg
出身:ジョージア州ハンプトン
大学:アラバマ クリムゾンタイド

今年のドラフトの目玉選手の一人。2度のオールアメリカン、ベドナリク賞、ブロンコ・ナゴルスキ賞を2回ずつ。Careerで35サック、62本のロスタックルをあげて、デリック・トーマスに次ぐ大学記録をだしました。

ランゲームでもパスゲームでも高い記録をだしていて、フィールドで最も激しいプレイヤーであることを示しました。ランではO#のブロックをそのまま攻撃。盾ごと壊すという強烈なやつです。EDGEにセットしたならば、アラバマ得意のツイスト&スタントで、パワー・スピードのフィジカルでラインを攻撃します。

んでまた性格が明るいそうです。1学年上にはQBマック・ジョーンズ(現ペイトリオッツ)、同級生には同期ドラフトになるQBブライス・ヤングがいますね。

 

DT ジェイレン・カーター

サイズ:191cm 141kg
出身:フロリダ州アポプカ
大学:ジョージア ブルドッグス

高校時代はアメフトと、バスケと、重量挙げの選手として活躍。ベンチプレスでは179kgを上げて州で2位の記録をだしたそうです。ですが、持ち前の規格だけに頼らず、努力をする人でもあります。逆サイドのプレイでも一生懸命に追いかける姿もみえますので、本当に負けず嫌いな様子です。

ですが今年の3月2日に、交通死亡事故で逮捕。運転していた人に同乗していたらしい。公道でスピードレースをしていた様子。対向車線を走りドライバーを追い越したりなど激しい運転。捜査官は「アルコール、無謀な運転、スピードの出しすぎ、が事故の要因」だとしている。当時運転をしていたレクロイの血中アルコール濃度は基準値の2倍。

DE マイルズ・マーフィー

サイズ:196cm 124kg
出身:ジョージア州マリエッタ
大学:クレムソン タイガース

NFLのプロレベルでも即活躍するだろうと言われてる選手。五つ星で評価され、ミシガン、ジョージア、オレゴン、ペンシルバニア、などなど多数の名門校からスカウトが来ましたが、クレムソン大学を選択。そして1年生からフレッシュマンオールスター選手として栄誉を勝ち取ってます。

1年生のころがスゴイんじゃなく、そこから年を追うごとに成長をしているのがスゴイ。ダイナミックに体を使い、ハンドスキルも高い。

DE タイリー・ウィルソン

サイズ:198cm 124kg
出身:テキサス州ヘンダーソン
大学:テキサス工科大学 レッドライダース

元はテキサスAM大学でプレイしてた。2年後にテキサステックに転校してプレイしています。レッドレイダースでは、DEとDTの両方を担当しています。器用な選手なんでしょうね。体も大きいのがストロングポイントです。オフェンスラインを上手に横に動かして、ギャップを作り出し、そこをタックル。パワーも技術も高い選手だと言われてます。懸念点はもう少しパワーが欲しい。

DT ブライアン・ブリース

サイズ:196cm 136kg
出身:メリーランド州ダマスカス
大学:クレムソン タイガース

高校時代、バスケとアメフトの両方でスター選手。五つ星評価を受けてタイガースへ。しかし、2021年に複数のケガを負い、ついにACLを断裂。シーズンエンド。後の9月には妹のエラを癌で亡くしてます。その悲しみを背負いながら、2022年を過ごしてきた人。どうかNFLで輝く生活を手に入れて欲しい。

www.youtube.com

妹のエラさん、天国からお兄さんを応援してあげてください。

 

DE ノーラン・スミス

サイズ:191cm 107kg 
出身:ジョージア州サバンナ
大学:ジョージア ブルドッグス

とにかく体が強い。彼を評価するときに使われる言葉は、「フィジカル&バイオレンス」。獰猛さがあり、フィールドに一歩でも脚を刺せば、岩のように動かない。彼をブロックするのは非常に難しい仕事だと言われてます。

サイズと運動能力。カレッジフットボールで最もフィジカルが強い選手として有名です。しかしその威力はある程度の助走が必要で、ゼロ距離からの力比べだと負けてしまうときもモチロンあります。なので、近接戦闘ではスキル面で改善が必要のようです。

とにかくDEでもDTでもOLBでも、オールラウンドで適用できる選手です。将来NFLでもトップ級の活躍をしてくるんじゃないでしょうか。

DE ケイオン・ホワイト

サイズ:196cm 130kg
出身:ノースカロライナ州 ラレー
大学:ジョージア工科大学 イエロージャケット

高校時代は三ツ星評価。しかし、O#をD#の両面で活躍してきた人です。DTとTEの両方を経験しているので、攻撃がなにを欲しているかをよく理解しています。初年度はオールドドミニオン大学に進学。3年を経て、ジョージア工科大学へ転校。フルタイムスターターとしてブレイクしました。

130kgの巨漢でありながら、信じられない柔らかく敏捷性のある動きをします。あの30kgはどこにいった?と言われるほどです。

 

DE ルーカス・ヴァン-ネス

サイズ:196cm 120kg
出身:イリノイ州バーリントン
大学:アイオア ホークアイズ

ホッケー出身で、アメフトを始めたのは中学2年生から。2021年まではインテリアラインマンとして活躍してました。2022年からDEとしてパスラッシュを担当するようになりました。

スピードもあり、パワーもあり、ブロッカー越しだろうが、ガンガンとストレスをかけていく積極的な姿勢。ポケットを小さくしていくそんな感じ。大学時代にIDLとDEの両方を経験していますので、DLのバリエーションにしっかりとフィットしていくのじゃないでしょうか。

DE デリック・ホール

サイズ:190cm 115kg
出身:ミシシッピ州ガルフポート
大学:オーバーン タイガース

四つ星評価で、ミシシッピ州のトップ10人に選ばれたアスリートです。高校は陸上・アメフト・バスケで活躍し、200m短距離では州のファイナリストとして決勝戦で走っています。2019年からオーバーンに入学。この4年間で継続して高いレベルでサック・タックルを記録し、2022年にはチームのキャプテンを担当しています。

彼は恵まれた体格とスピードをもっていますが、ハンドムーブなどOLを抜き去る技術がまだ弱いそうです。これはコーチの借金みたいなものですが、プロに入ってから、ヴォン・ミラーやギャレットのような選手に成長してほしいですね。

DT キアヌ・ベントン

サイズ:193cm 143kg 
出身:ウィスコンシン州ジェーンズビル
大学:ウィスコンシン バジャーズ

カレッジ最強のノーズタックル。それがベントンです。内部のオフェンスラインが警戒しても対応できない。単純なパワーでの勝負。ベントンの最大のポイントかも知れません。

しかし、でかいだけの選手じゃありません。高校時代は三ツ星評価でアメフトと、さらにレスリングでもトップアスリートでした。いわゆる柔の心を身につけている選手です。なので最後まで体力を残しつつ、パワーでの勝負にもっていける駆け引きもできるんです。

DT カリージャ・カンシー

サイズ:183cm 127kg
出身:フロリダ州マイアミ
大学:ピッツバーグ パンサーズ

マイアミ出身です。都会人です。ハイモーターな選手で、少しスクリメージから離れてセットして、加速してぶつかってくるような。そんな動きです。身長183cmというのはDTとしてはかなり小さい方です。しかし、それでもカレッジではガンガン勝負に勝利してきた人。

さてそんなカンシーですが、彼を次のレベルにあげるのはかなり困難と言われてます。もう十分完成しているだろうと。NFLレベルでは彼は一般的な存在に紛れてしまうのではと言われています。