タイタンズVSベンガルズ、少しプレビューしたいと思います。
下馬評では、タイタンズの圧倒的の有利と見張られたこの試合。アンダードッグと揶揄されたベンガルズが、敵地タイタンズのホームに乗り込みどのようにあらがうのか、それが見所でした。
タイタンズは、リーグナンバーワンの声高いRBデリックヘンリーが怪我から復活。万全の攻撃態勢で臨むこの試合、決して負けるわけにはいかないわけです。アメリカ中の人たちが、タイタンズが勝つだろうと言う予想は盤石なものでした。
しかしながら、ゲームが始まった途端タイタンズオフェンスがどうも緊張しているように見えます。ベンガルズディフェンスもかなり厳しくプレイし、スクリメージを徹底的に守り抜きました。タイタンズの武器はやはりヘンリーに偏ったランプレイ。オフェンスラインとの連携は、必須不可欠なものですが、なんとも不思議とこの壁が抜けませんでした。
ベンガルズオフェンスは、爆発的に攻撃があるとは言えませんでしたが、できることをしっかりとこなし、フィールドゴールレンジに、ジリジリと詰め寄ります。
そしてしっかりとフィールドゴール3点を奪い取る。決して大博打をするようなプレイはなく、堅実な進め方をしてきたように思います。
QBジョー・バロウも、ゲームを通して相当数サックされました。タイタンズのQBライアン・タネヒルは一度しかサックされませんでしたが、バローは9回サックされています。
この数字を見ても、タイタンズ優勢のように見えますね。しかし、タイタンズはとにかくリズムに乗れず、ベンガルズから、なかなか得点を奪うことが出来ませんでした。この緊張状態が第49まで続き、お互い同点で残り時間をわずかにいたします。
劣勢と思われたベンガルズが、1秒たりとも集中力を切らすことなく、タイタンズとしのぎを削ってきたこと、素晴らしいゲームの展開でした。
そして残り時間わずかで、LSU時代のホットライン、ジョー・バロウとジャマール・チェイスのロングパスが決まります。ベンガルズファンは相当興奮したことでしょう。
このパスが決め手となりフィールドゴールレンジに到達したベンガルズはラストプレイで見事フィールドゴールをもぎ取り逆転勝利を果たしたわけです。
第一シード、なおかつ優勝候補とまで僕されてきたタイタンズがプレイオフ初陣にて散る事は、地元ナッシュビルの悲劇でした。
これで、タイタンズはどうなるのか。OCやHCはきっと、解任されるのでしょうね。べレイベル監督は好きなタイプなので、なんとか残留して欲しいなぁと思います。どうなるのかなぁ。