先日、ブラウンズのDEマイルズ・ギャレットが最高の契約額をマークしたと報道されましたが、その記録を早々とぶち抜く、超大型契約をボッサが交わしました。
すこしその、契約がどのくらいかを考察してみます。
NFLが日本でもっと浸透しますように。
ボッサはNFLで一番のD#選手になった
その金額は、$135M(≒145億円)でした。契約期間は5年。これはかつてのQBに匹敵する金額ですね。
これでジョーイ・ボッサはディフェンス選手で、NFL2番目の契約ボリュームをもつことになりました。しかし平たく平均をとるとボッサは$27M/y 、カリル・マックは$23.5/y、D#選手で一番の高額となります。
これ、現在のQBの契約額ランキングですが、今回のジョーイ・ボッサ、$135Mはアーロン・ロジャーズ、ゴフやウェンツよりも上となります。彼らQBの契約が更新されたときも、かなりの衝撃的なニュースだったはずですが、もう完全に感覚がボケてきました。
アメリカのインフレ率はどの程度か?
これは単純にアメリカドルがインフレしているからなのか?当然、ビジネスが拡大してサラリーキャップがストレッチしていることは否めないです。だけどインフレも同時に起こってるので、両方の数字を確認したほうがいいですよね。ちょっと見てみます。
ちょっと数字が見えにくいと思いますが、ごめんなさい。これがアメリカドルのインフレ率グラフです。1980年から2019年までの40年間の推移です。青色が前年対比の物価上昇率(%)、オレンジ色が実際の物価です。
こうしてみると、40年前の1ドルは、現在3ドルです。これ少し乱暴にいうと、40年前の10億の借金が、40年後には自動で3億円になってたという感じです。
これが20年間のインフレ率推移です。先程もいいましたが、青色が前年対比の物価上昇率、オレンジ色が実際の物価です。
2000年の100ドルは、2019年では148ドルです。なんとアメリカは約1.5倍もインフレしているのです。僕たちの日常でいうと、初任給20万円が30万円になっていて、10万円の家賃が15万円になってるというと分かりやすいですかね。
2009年に少しだけデフレーションしています。デフレーションとは前年対比で物価が下がることです。このグラフでいうと青色の線が、0%を割ってマイナスになることをいいます。これはリーマンショックがあったからですね。みなが圧倒的にお金を使わなくなると、物価が下がります。
インフレ率は20年で1.5倍。とはいえ、この5年で比較すると7%だけです。このインフレ率とNFLリーグの成長。これがフィットしてボッサの最高額更新がなされたという感じです。
となると、これからますます、契約更新のニュースが流れてくるでしょう。さて、次は誰が登場してくるでしょうか。楽しみですね。