ダラス・カウボーイズのヘッドコーチ、「ジェイソン・ギャレットをクビにしろ!」と強い風あたりです。最近のヘッドコーチぶりに、もう一つファンがついてこない。
でも僕から見るとそんなに弱い仕事ぶりでもないと思うし、真摯な姿勢で仕事を追求してて、決して悪い人ではないと思うのですが。
今回の記事ではHCジェイソン・ギャレットについて、少し掘り下げてみます。
日本でもっとNFLが浸透しますように。
カウボーイズのHCになって9年目
彼がダラスでコーチ職についたのが、今から13年前の2007年。当初はオフェンシブ・コーディネーター(OC)として働いていました。
4年目になるころ、ヘッドコーチがシーズン中に解雇され、アシスタントヘッドコーチ兼OCをしていたギャレットが、暫定HCとして昇格就任しました。
その翌年の2011年から現在まで、ずっとHCとして職務を全うしているわけです。
2016年にはコーチオブザイヤーを受賞
チームをディビジョナルプレイオフに導いた2016年には、コーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞。このシーズンは、QBトニー・ロモが引退する負傷をし、3番手だったバックアップQBのダック・プレスコットにバトンが渡った年でした。
バックアップQBが素晴らしい活躍をしたため、その指導力・統率力を評価された受賞でした。事実この年のカウボーイズは強かったし、ギリギリまで諦めない姿勢がとてもカッコよかった。
ヘッドコーチとしての戦績は勝率55.7%
2011年に正式にヘッドコーチに就任してから、現在(2019年Week13)までで、140戦78勝62敗。勝率は56%ほどで、正直どうでしょう。評価しづらい感じでしょうかね。
この期間にプレイオフに出場したのは3回、どれもディビジョナルプレイオフで敗北しており、カンファレンス・チャンピオンシップに出場したことはありません。もちろんスーパーボウルにも。そのあたりがダラスファンからすると歯がゆいのかも知れないですね。
今シーズンが終わるまでは解雇しないと決定
オーナーのジェリー・ジョーンズは、ファンらの世論を振り切って、HCはシーズン終わるまでGOと決断したことを発表しました。
現在カウボーイズは6勝6敗のどっこい状態。もうWeek13が終わったんで、残りの4試合全勝して二桁勝利しなければ、来年の続投は難しくなりそうです。仮にギャレットがHCから外されたら、次は誰が担当するのか。それも実に楽しみな気がします。
まとめ
「アメリカズ・チーム」と人気の高いカウボーイズのHCをやれるというのは、全アメリカ人にとって大きな誉れだと思います。ギャレットをクビにしてくれという声は、後釜を狙うものにとっては嬉しい声でしょう。
カウボーイズは強く人気がないといけない。それが故に、カウボーイズのHC職はプレッシャーがあるのでしょうね。
それと同時に、オーナー兼GMのジェリー・ジョーンズは今年で77歳になりました。オーナー権はもったままでいいと思いますが、GM職はそろそろ引退したほうがいいと思います。権力が集中しすぎていて、後任のHCもやりづらいと思いますし、やはり老人ですからご勇退されたらどうか。と思ってしまいます。