ショーン・マクベイHCはNFL史上、もっとも若くしてヘッドコーチになった人物です。普通経験不足などにより組織運営がうまくいかない事が多いものです。
そしてそんな彼が「AFCのチームには未だ負けなし」であるとこを、ご紹介しましょう。日本でもっとNFLが浸透しますように。
そもそもマクベイHCは、そんなに負けてない。
2017年からラムズのHCとして、陣頭指揮をとるようになったマクベイ。ヘッドコーチデビューとなる2017年に5敗、2018年に3敗、2019年に3敗しかしてない。
そもそも新人HCというものは、そんなに成果をだせないものです。しかし、彼は例外の人物でした。選手のメンタルへの洞察、アメリカンフットボールという競技への深い理解に加え、選手やコーチ、オーナー、マスコミ、ファンなど数多くの関係者に対して、組織運営を哲学を持って行っています。これは大変な仕事だと思います。
次からは彼が負けたチームをあげてみよう
まず2017年の敗北はレッドスキンズ、シーホークス、バイキングス、イーグルス、49ers. 全てNFCですね。
2018年は、セインツ、べアーズ、イーグルス。これまたNFCだけ。
2019年もバッカニアーズ、シーホークス、49ersと、NFCだけなんですね。
こうしてみると、ショーン・ペイトン(セインツ)、ピート・キャロル(シーホークス)、カイル・シャナハン(49ers)の3人は、やはり強い。今後もマクベイHCの強敵になるでしょう。
彼が負けたのは、唯一ペイトリオッツだけ。
AFC負け知らずのマクベイHCが唯一負けたのは、第53回のスーパーボウルで対戦したペイトリオッツだけだ。ベリチックHCの壁は実に高かった。フットボールのために全てを懸けた男の覚悟は半端ではないようだ。
今年のレギュラーシーズン中は、ラムズがペイトリオッツと対戦することはない。とすると、リベンジマッチが実現するとなれば、スーパーボウル以外にはないわけです。これは悔しい話ですね。
今年のラムズはスーパーボウルにまで進んだ時ほどの勢いがありません。タレントはたしかに揃っていますが、少しの差で苦戦しています。しかしまだまだ残り8試合。形勢逆転には時間があります。マクベイの手腕に注目していきましょう。