現オーナー ブライアン・グレイザー
マルコム・グレイザーの息子。1995年から球団経営に関わり、社長として活躍してきた。現在は父の保有株主を移譲し、彼がオーナーになりました。
マルコム・グレイザー
1928年の5月25日生まれ。NYのロチェスター出身。リトアニアのユダヤ系の両親がアメリカに移住してきた。彼の父の死後、宝石商を300$の元手からスタートし、その5年で違うビジネスも起業してきた。70年代はフロリダでトレーラーハウスのビジネスを展開するなどして、ビジネスを拡大してきました。
現在は、船に乗せる救命胴衣などを代表するマリンサプライ、不動産、健康福祉、放送局、エネルギー事業、そして食品加工業を営む「ファースト・アライド・コーポレーション」という会社の代表をしています。
バッカニアーズは1995年に192M$で買収しています。そしてすぐに新スタジアム(現在のレイモンド・ジェームズ・スタジアム)の建設に取り掛かります。1999年にはNFCチャンピオンになり、2002年シーズンにはスーパーボウル制覇を成し遂げました。
彼はバッカニアーズ以外に、イギリス、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドのオーナーでもあります。コンレール(鉄道会社)、フォーミカ(キッチン会社)、ハーレーダビッドソン(バイク)など数々の企業買収に挑戦してきましたが、これらは成功しませんでした。
ヒュー・カルバーハウス
創業オーナーです。この人は日本でいう税理士サン。アメリカではファイナンシャルプランナーっていうのかな。1972年にロサンゼルス・ラムズを17M$で買収することを、当時のオーナー、ダン・リーブスと合意。しかし、ダン・リーブスはその契約を破って、ロバート・アーセイに19M$で売却します。で、アーセイはボルチモア・コルツのオーナーシップを所有していたキャロル・ローゼンブルームとチームを交換します。
で、その2年後、シアトルとタンパベイにエキスパンション(チーム増設)の話が舞い降りてきました。カルバハウスは当初、シアトルのフランチャイズのオーナーになってくれないかと、話をもちかけられましたが、彼の地元はフロリダのジャクソンビルだったので、さすがに遠すぎるため、話は前に進みませんでした。
タンパベイのフランチャイズの話はフィラデルフィアの建設会社オーナー、トム・マクロウスキーにオファーがあったんですが、この会社がその直後に資金難に陥り、第二の矢として、カルバーハウスが初代オーナーになりました。