相続くスター選手の怪我、そして今季絶望の報せ
QBが定着しないチームで有名なブラウンズ。当然チーム戦績はひどいもので、もう何年も負け越しを重ねている。しかし、そんなブラウンズだが、至宝と呼ぶべき選手がいる。それがLTのジョー・トーマスだ。
2007年ドラフトで1巡全体3位指名のスターで、以来10年間一度の試合を欠場することなく試合に出続け、10,363スナップ連続出場、そしてデビューして以来の10年間毎年プロボウルに選出されているという、まさに鉄人オフェンスラインがジョー・トーマス。
しかし、そんな彼がついに欠場した。怪我は三頭筋断裂という実に厳しい症状のようで、復帰には7ヶ月以上を要するとのこと。
QBが育たないブラウンズオフェンスチームにとって、精神的にもプレイ的にもチームの支柱であった彼が抜けてしまうのは、パフォーマンスに大きく影響をあたえること想像に難くない。
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— Joe Thomas (@joethomas73) 2017年10月24日
ツイッターで明るく振る舞うトーマスを観ていると、この人がチームに与えてきたプラスのエネルギーを察する。だけに彼の抜けたことが痛い。
イーグルスLT ジェイソン・ピータース離脱の報告
そんなジョー・トーマスの離脱に加え、今度はイーグルスのLTジェイソン・ピータースまでも離脱。こちらは、膝の前十字靭帯(ACL)、内側側副靭帯(MCL)の損傷。正直もう膝はブラブラだろう。
彼も、イーグルスで2009年より、LTを勤めている。もう9年目、NFL歴でいうと、2004年にアンドラフトでビルズからデビューしてるから、14年目の大ベテランプレイヤーです。ビルズ時代に2回イーグルスのLTになってから、7回もプロボウルに選出されており、彼もまたブラウンズのLTジョー・トーマスと同じくNFLを代表するオフェンスラインマンです。
イーグルスは今季首位を独走している好成績。2年目の若手QBカーソン・ウェンツのプレイも乗りに乗ってきて、期待したいところに、この向かい風のニュース。辛いところですね。
怪我が多い2017シーズン
それにしても、今季は主要選手の怪我がとても多いですね。ゲームを観る側の勝手な言い分だとはわかっていますが、スタープレイヤーが少ないゲームはやっぱり物足りないなと思っちゃう。ルール改正して怪我の少ないようにしてもゲーム自体がエキサイティングしなくなると、本末転倒だし。コミッショナーの腕の見せ所ですね。
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