NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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【NFL プレイオフ】今まで見たゲームの中で一番かも知れない。ビルズvsチーフス

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 二大若手のスターが激突しました。ビルズのQBジョシュアアレンは体格が良くロングパスも投げ、そして自分でもガンガンと走れる男です。今現在NFLのQBの中でもトップ3に入るほどの実力なんじゃないでしょうか

 

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そして チーフスのQBマホームズは、ハイパーオフェンスの心臓部でもあり、ヒル、ケルシー、ハードマンすべての選手をうまく生かす素晴らしいパスを持っています。

 

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時代の寵児と言って過言ではない、2人のスター対決。実は昨年のチャンピオンシップゲームも同じカードでした。

 

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昨年はこのような点差で結末。やはりチーフスのアローヘッドスタジアムでの開催。チーフスの勝利で終わるものの、強烈な打ち合い合戦になったのは、記憶にも新しいです。
今回も、間違いなくD#勝負ではなく打ち合いに なると予想していましたが、その予想を上回るほどの素晴らしいゲームが展開されました。

 

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そして、この試合が間違いなく2021年シーズンの最強のカードだったと思います。いやスーパーボウルがあるからまだ分かりませんが、 これほど腕を振り上げ、応援した試合はなかったんじゃないかなと思うのです。

 

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オープニングドライブ、ビルズは、敵陣1ヤードまで到達し、なんと4thdown ギャンブルを成功させタッチダウンをあげます。この積極姿勢こそ、このゲームの展開を印象づけるものとなったのは間違いありません。

 

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返す刀のマホームズも自分で走り、30ヤードをゲインするなどかなりアグレッシブな選択を見せてくれました。 ノールック、ショベルパスなどを多様しチーフスの強みを最大限発揮。そして自らの力でタッチダウンを奪い取り同点に持ち込みます。

 

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負けてられるか!と、言わんばかりにジョシュ・アレンがスクランブルで前に前にとすすみます。 ビルズディフェンス陣も、QBアレンの積極的な熱い姿勢に感化され、かなり攻めたプレイを見せてくれていました。

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チーフスのランニングバック、クライド・エドワード・イレアーも恐怖を感じさせないガッツあるプレイを見せ、「俺たちは決して気持ちで負けないんだ」と、そんな熱い思いを感じさせてくれました。 ビルズもチーフスも、どちらも、熱くて見ているこちらも、思わず声が出てしまうそんなゲーム展開でした。

 

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前半残り37秒チーフスもビルズも同点。 前半残り3秒で、チーフスのキッカー、ハリソン・バトカーに任されたフィールドゴールは残念ながら失敗に終わります。

 

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この試合ビルズは、ロングボムを決めてきました。ワイドレシーバーのガブリエル(#13)はなんとプレーオフで4本のタッチダウンを取った史上初の選手となりました。

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チーフスのヒルが大爆発し、リターンでもパスでも、鬼のような 攻撃を見せていました。 第4Qでチーフスが5点リード。21−26と言う展開で、残り2分のとこまで行きます。

 

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このゲーム白眉だったのは、この残り2分からです。 4thダウン残り13ヤードと言うところでビルズのアレンが見事にタッチダウンパスを決めます。

 チーフスのディフェンスがミスコミュニケーションにより1人マークが外れてしまったのが原因でした。

 DF側にミスがあったとはいえ、この大場面で見事に仕事をしてくるこの男の力量、間違いなくアメリカトップクラスです。

 

 そして1点リードで終わるのでなく見事に2ptコンバージョンを成功させ、リードで残り時間が1分30秒です。

 

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チーフス、自陣35ヤード地点からマホームズがパスを投げます。そしてヒルがこのボールをそのままエンドゾーンまで走り込んでしまう!!!

 

なんと71ydsのタッチダウンレシーブというミラクルプレイ。 残り1分で大逆転!!!

 

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しかしあきらめないアレン。残り時間1分もないなか、自陣20yds地点から、ここまでもってきます。そしてここから、こっちもまさかのタッチダウン!!!もう一度大逆転を果たします。

 

さすがのアンディ・リードHCも、下を向き半ば諦めたようにも見えました。

 

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残り時間13秒。残されたプレイの回数は2回ほどしかありません。しかしチーフスはここから、なんとフィールドゴールレンジまで到達するのです。

 

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残された時間は3秒。託された男はさっきフィールドゴールを外したパトカーです。このビックプレッシャーの中、この男は見事にやってのけ、なんとなんと、同点のオーバータイムを獲得したのです。

 

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その後コイントスによりチーフスが攻撃鍵を取り、そのドライブ でタッチダウンまで行くわけです。この激闘を制したのは、やっぱりマホームズ、ケルシー、ヒルのスター軍団でした。

 

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この展開でまさか、、、、。負けると思っていなかったビルズのジョシュ・アレン。さすがに茫然自失とした顔をしておりました。悲しみ・悔しさ・怒り・すべての感情が抜け落ちたような何とも言えない表情をしていました。

 

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いやはや、、、やっぱりこのゲームは圧倒的でした。とにかくとにかく、この5年間のNFLのゲームの中でも記憶に残る恐ろしい内容だったんじゃないでしょうか。

 

 

 

この劇的な勝利を、マホームズの嫁、ヨメームズ二世は、いつものように狂戦士ぶりを発揮していました。Pino研さま、引用すみません。