オフシーズンの華といえばトレードです。戦は始まる前に決している武田信玄が言ったように、この時期の人事はめちゃ大事な仕事です。
さて今回は「え?このトレードってどうなの?」というような内容について、CBSSさんの記事を参考に翻訳して(かなり強引に意訳)、まとめてみました。
日本でもっとNFLが浸透しますように。
- 10位 ジャイアンツCBジェームズ・ブラッドベリーを高額召し抱え
- 9位 ビルズWRディグスの代わりにドラフト出しまくり
- 8位 JETS OTジョージ・ファントはいいけど、D#は?
- 7位 ライオンズ LBジェイミー・コリンズ高すぎない?
- 6位 タイタンズ OLBヴィック・ビーズリーはもっと行けよ。
- 5位 ベンガルズ CBトレイ・ウェインズは過払い?
- 4位 セインツ OGアンドレス・ピートと延長契約
- 3位 ベアーズ TEジミー・グラハムは過大評価とちゃうか。
- 2位 テキサンズ WRランドール・コブを獲得
- 1位 テキサンズ WRディアンドレ・ホプキンスをトレード
- まとめ
10位 ジャイアンツCBジェームズ・ブラッドベリーを高額召し抱え
NYジャイアンツはCBのブラッドベリーと3年4350万ドルの契約を結びました。
まぁ、良いちゃ良いのです。ジャイアンツのニーズはCBです。それを満たす取引ではありますが、ブラッドベリーはそれほど良いCBかと。金払いすぎかな?という評価。
9位 ビルズWRディグスの代わりにドラフト出しまくり
彼はいいWR。ムーブもいいし、メンタリティもいい。だけどビルズにはジョン・ブラウンっていうWRがいる。彼もディープを狙うときに効いてくる選手。その辺りでみるとディグスと大差ない、役割が衝突することがあるかもなと。ブラウンも昨シーズン1,060yds記録している。それに彼のほうが安いからなー。
ビルズは2020年1巡+5巡+6巡+2021年4巡をバイキングスに渡してます。これ以上の働きをディグスがしてくれるのか?というのが評価の分かれどころかな。
8位 JETS OTジョージ・ファントはいいけど、D#は?
OTとして素晴らしい選手だと評価されてますね。3年3000万ドルがどうでるか。D#の強化も大事な気もする。
7位 ライオンズ LBジェイミー・コリンズ高すぎない?
コリンズはたしかに19シーズンに、ペイトリオッツで見事な働きをしてます。80を超えるタックルと、7サック、7パスD#は素晴らしいLBです。過去のNE時代もD#の中心的役割を果たしてましたんね。
しかし、3年3000万ドルはちょっと高い?契約満期のときは32歳ですからね。ジョーダン・ヒックスや、ブレイク・マルティネスより高くついた気がする。
6位 タイタンズ OLBヴィック・ビーズリーはもっと行けよ。
これ意味わかんないんだ。なんで1年契約なんだろう。キャップの問題?いやいやそれはないかな。試しに使うには大駒すぎる。かなり優秀な部類の選手だと思うんだけど、だったら思い切って3年か4年の契約結んで欲しい。
ひょっとすると、タイタンズはD#のあり方が定まってないのでないかなとすら思うのだ。うーん。
5位 ベンガルズ CBトレイ・ウェインズは過払い?
彼との契約は、3年4200万ドル。これ1年平均したサラリー計算すると、リーグで5位になる。パトリック・ピーターソンとほぼ同評価なんですね。PPのほうが2歳年上だけど、それほどなのかな?ギルモアよりも、ブイエより、カイル・フラーより高い。ちょっと払いすぎちゃうか?
4位 セインツ OGアンドレス・ピートと延長契約
まずブリーズありきのチームだから、OLの設計はあまり変えないほうがいい。という基本概念は納得。アンドレス・ピートも2回プロボウルでてるいいタックルだ。それも納得。だけど、彼は結構休むんだよね。19シーズンは6ゲーム欠場、18シーズンは3ゲーム欠場。なんとフルゲーム出場できたシーズンが一回もないの。
OLに安定感を求めるのはわかるけど、5年5750万ドルは随分張り切り過ぎじゃない?と思うのだ。
3位 ベアーズ TEジミー・グラハムは過大評価とちゃうか。
長身のQBニック・フォールズ獲得で、レッドゾーンでポゼッションレシーバーが欲しい。それも分かるけど、ベアーズには既にTEトレイ・バートンがいるよね。彼らはイーグルス時代のチームメイトだったし、そこに賭けてもよかったんじゃないかな。
確かにジミー・グラハムは1000ydsを超えるレシーブを出した良いTEだった印象があるけど、それはシーホークス時代で、この2年のパッカーズ時代の成績は平凡じゃないかな。ベアーズはライバルのパッカーズを散々研究してきたのに、どうしてグラハムにここまでの対価を出すのか意味不明。
2位 テキサンズ WRランドール・コブを獲得
もうだいぶピークを過ぎてるように思うよ。という評価ですね。テキサンズが契約したのは、3年2700万ドル。パッカーズ時代に1,287yds記録したのが2014年。そこから徐々に減衰していって、18年には383ydsまで落ち込んだ。19シーズンでカウボーイズでプレイして828ydsまで復活したけど、これは色んな要因があるよね。
なんでまたピークダウン気味の選手を結構な高額で獲得するんか。テキサンズGMの腹積もりが見えないディールですね。
1位 テキサンズ WRディアンドレ・ホプキンスをトレード
ホプキンス+2020年4巡⇨⇨カーディナルズ
ジョンソン+2020年2巡+21年4巡⇨テキサンズ
はい、もうこれ。既出なので、いうことないですが、まじ全米話題沸騰。ツイッターでは批難罵詈雑言の雨あられでしたね。嘘!!っていうトレードでした。
ホプキンスはNFLでは五指に入るレシーバー。テキサンズとは契約がまだ3年残ってて、残金4000万ドルくらいでした。これをですね、先述のランドール・コブにリプレースして(それも2700万ドル払うんですよね)、パワー落ちてゲーム勝てるんか?ってことですね。
まとめ
トレードはオフシーズンの華ですが、これが吉と出るか、凶と出るか。判断が間違いだったら、トップに立てません。次のオフシーズンにはHCの首がかかってます。今回のディール。どうでるか楽しみですね。