いよいよ先日の日曜日からプレイオフがスタートしました。プレイオフの組み合わせは上記の通りです。やはり予想通りという展開でございまして、ペイトリオッツか、ピッツバーグか、というところが気になるところ。
AFC タイタンズvsチーフス
アンディー・リード率いるKCチーフスは、開幕当初5連勝、そして終盤も5連勝ということで地区優勝を実現しました。中盤戦に連敗しているところが、このチームの不安定さです。プレイオフではダメな所が出てしまいました。
また、アンディ・リードHCになってから、プレイオフの常連チームであるんですが、一度も勝利したことがないのも残念なところ。
アレックス・スミスは今季QBレイティングではリーグ№1。新しいQBを1巡で確保していることもあって、次のシーズンまでにスミスは放出されるでしょう。だからこそ、このプレイオフは、彼のオーディションでもありました。
チーフスにはルーキーRBカリーム・ハントもいて、もう少し勝ち上がって来てほしかったですが、残念です。
コレ見てるとわかりますが、下馬評では、チーフスの圧勝だったんです。
最大のクラウドノイズというホームアドバンテージ
アレックス・スミスとマリオタとの比較
アンディ・リードHCの手腕
TENのRBデマルコ・マレーが不在
とコレだけ、好条件が揃っていたんです。しかし、過去を振り返ってみると、
地元アローヘッド・スタジアムで勝った過去が無い!
このバッドジンクスを今回も引きずりました。
ランディ・モスだけがタイタンズを応援してました。チーフスは惜しくもここで敗退。
これからはQBアレックス・スミスの今後を応援したいと思います。
テキサンズとかに行っちゃう気もするんだけどなー。ブラウンズでも良いと思う。
NFC ファルコンズvsラムズ
僕が応援してたラムズは、予想どおりここで敗退してしまいました。スター選手であるDTアーロン・ドナルドにしても、RBトッド・ガーリーにしても、QBジャレッド・ゴフも皆がプレイオフ初体験。それに加えてプロボウルにも選出されていたプレースキッカーのズーラインが怪我のため欠場、ここに敗因があったのかも知れないです。
片や、ファルコンズは、昨年スーパーボウルに出場したメンバーが、完全に残っていました。O#D#両方ともに落ち着いて、勝負どころで高い集中力を維持していました。またどんな時でもミスらないキッカーのマット・ブライアント#3がオフェンス力の底上げをしてくれていました。
フリーマンのランが効いてたように思いますが、隠れていますがOLの仕事が大きいんですね。Cのアレックス・マックが上手いこと押してくれたり、ブロッカーの仕事を徹底してくれたりで、ランが決まってる。ジャクソンビル・ジャガーズのルーキーRBのフォーネットがOL陣にロレックスをプレゼントした、というエピソードがありましたが、このゲームを見てますとその行動も納得できます。
見て!この距離感!
ファルコンズは、次週ディビジョナル・プレイオフで地区優勝一番乗りを果たしたフィラデルフィア・イーグルスと対戦。応援してたラムズに勝利したチームですから、どうか勝ち上がって欲しいと願います。イーグルスはエースQBを失い、バックアップQBのニック・フォールスが上手くフィットしてない感じがします。マット・ライアンとHCダン・クインならやってくれるかもと期待してます。焦ったQBがパスミスして、SSキアヌ・ニールやCBデズモンド・トルファントがインターセプトしてゲームをひっくり返す。そんなシーンを期待してます。
悔しがってるだろうなーー、ラムズのオーナー、スタン・クロエンケ。
AFC ビルズvsジャガーズ
いや驚きのロースコアゲームになりました。ビルズのエースRBルショーン・マッコイが足首の捻挫で出場に疑問符が残っていましたが、なんとか出場できました。
しかし、オフェンスチームの出足は悪く、なかなかリズムが掴めないまま、ビルズがFGで先制してから、ずーっといいところなしでした。レッドゾーンに入ったシーンも、もちろんありましたが、テイラーのパスが通らない。ビルズはQBタイロッド・テイラーをカットする分岐点にあると思います。
元スターRBのOJシンプソンが刑務所から仮出所をして、古巣のチームが久々にプレイオフ出場に喜んでました。マッコイのジャージを着て観戦していたものの、結果はあいにく。
マッコイは相変わらずビルズのリーディング・ラッシャーでした。またこの試合はレシーブでもチーム1位。とはいえランで75yds、レシーブで44ydsと全く振るわず。これがリーダーの記録ですから、どうしようもないですね。
「次勝てよ!」と、ジャクソンビルのルーキーRBのフォーネットに、エールを送っているようにも見えます。こういう姿いいですよね。
しかしながら!勝利したとはいえ、ビルズ相手にタッチダウンを一本しか奪えなかったQBボートルズ。次は鉄のカーテン、スティーラーズ戦です。ビルズ相手に攻撃がマネジメントできなかったので、さすがにPIT相手には余計に難しいと思います。さらに、PITオフェンスは、WRアントニオ・ブラウンに、JUJU・スミス、ブライアントに、RBレベオン・ベルと攻略し尽くせない攻撃パターンを持っています。さすがに勝てないでしょうね。
NFC パンサーズvsセインツ
どちらも大活躍のルーキーRB対決。パンサーズはクリスチャン・マキャフリー#22 セインツはアルビン・カマラ#41。二人共WRとRBのハイブリッドタイプって感じで好きな選手です。
QBぶりではどちらも十分のキャム・ニュートンとドリュー・ブリーズの対決。ニュートンは2015年にSBでてますし、ブリーズはセインツでSBを優勝してる経験値があります。プレイオフで浮足立つことは無い!と思ってましたが、ニュートンがSB50の時と同じように瞬間湯沸かし器のように、カッカしてまして、少し冷静さに欠いたプレイが多かったようにも思います。(この人顔に出るからね)
やばかったのは、ニュートンがハードヒットを喰らって、退場したプレイでした。
セインツのエッジラッシャーである、キャメロン・ジョーダンが襲いかかり、それを交わした途端に、DTのデビッド・オニエオーマタがニュートンにハードヒット。無防備な状態だったところにド級のヒットを喰らいまして、さすがのタフガイも許容値を超え、サイドラインのメディカルテント入りしました。
そして、13年目のバックアップQB、デレック・アンダーソンにバトンパス。その後、セインツの攻撃のシリーズでタッチダウンを取られ、キャム・ニュートンが戻ってきました。
SACK: @aces_e lookin' like the next WWE star 😱#SaintsGameday | #CARvsNO pic.twitter.com/n8KkEMJRDu
— New Orleans Saints (@Saints) 2018年1月8日
セインツは、ブリーズの調子は相変わらず素晴らしく、さらにWRのマイケル・トーマスもプロボウルの名に恥じぬ、ハイパフォーマンス。
2000年から数えて、プレイオフでセインツが地元のドームで負けたことは無いんですね。やっぱりドームでのクラウドノイズ、相当なものがあったんでしょう。
ルーキー同士がゲームが終わったあと、互いに讃えあってるかと思いきや、ちょっといざこざ。同地区同士、勝ち星も並んでたし、ゲームが終わっても張り合ってますよね。
さて次はバイキングス戦。
実力伯仲してます。ケース・キーナムのうっかりしたパスをルーキーCBのマショーン・ラティモアがインターセプトして、ゲームをひっくり返す。という引導渡しの瞬間を期待しています。